【ライブレポート】アプガにきっかにベビレにスタマリにLoVendoЯ。のべ31組出演<本格音楽女子祭-其の弐->
【第2部】
・Shawty from ESP
1部と同じステージ構成であったのだが音響のトラブルが起こってしまうハプニングに。特にヴォーカルパートで4人になった際にステージ上でじっと待っているのはとても不安だったと推測されるが、それもまた実に印象的だった。再開したがまたもトラブルに見まわれ、そのまま続いてCoverGirlsのステージに。
・CoverGirls
2部は「迷いの森」「ノンシュガーストロベリーショートケーキ」の2曲を披露。この後はまた別のイベントに出演との事で、実に精力的に活動中。10月21日には1stワンマンライヴが新宿BLAZEで行なわれる。
・SiAM&POPTUNe
1部とは衣装が代わり、上がTシャツに。「サンシャイン」「ラヴカーニバル」とノンストップ2曲。1部、2部ともにノンストップで楽曲を披露するステージは時間内に精一杯アピールしようとする貪欲さに溢れていて好感がもてる。今後、注目しておきたいグループでもある。
ここで再度Shawty from ESPが登場。トラブルが起こってしまったパートからの再開。終了まであともう少しという所だったので、キッチリと最後までパフォーマンスを終えられた事にホッとしつつ、演じきった後の温かい観客からの拍手がなによりも素敵だった。
・葉月
「REBITH TO DEATH」「KILL ME AGAIN」の2曲を全力で熱唱。北海道から大阪に戻りこのイベントの為にすぐ東京へ来てまた大阪に帰るという事で短いながらもパワーを感じさせ、足跡をキチンと残したようなステージを披露。
・小桃音まい
白衣装に着替えた2部は、10月29日に発売される「パレード・イリュージョン」とそのカップリング「ちんぷんかんぷんぱぴぷぺぽん」を披露。この曲はBPM180を超えたとても早い曲なのだが、しっかりと歌いこなしている。締めは「Dreamscape☆」でまいにゃ色に染め上げたステージはさすがの一言に尽きる。
・Bitter&Sweet
1部はどちらかと言うと爽やかで元気を魅せるステージという印象だったが、2部は「月蝕」のしっとりとした曲や自身のユニット名である「Bitter & Sweet」など苦さと甘さ=ほろ苦さの両方を楽しめる彼女たちの世界を表したステージであった。「Dream Girl」を含めた3曲を披露。
・吉川友
2部はこの夏よく見慣れたサンバ衣装で期待を裏切らないさすがのきっか。「女子プロレスラーじゃないですよ」など格闘技に深く関わりのあるディファ有明にちなんだMCを展開する。「ここからはじまるんだ!」「あまいメロディー」「水色」の3曲を披露し、最後はこれまた格闘技にちなみ、「1、2、3、ゆう~!」で締めた。期待を裏切らない、それが吉川友である。素晴らしい。
・アイドルカレッジ
「NGワード~キミガスキ~」「あのコが、髪を、切らない理由。」「いちごパフェ」「ラブ/ライク」「YOZORA」の5曲をノンストップで披露。彼女達の魅力がとても詰まった選曲で、爽やかでかわいらしい王道的なステージを展開。限られた時間の中でアイドルカレッジをどう魅せるのかという点も考えられていたのがとても素晴らしい。12月3日に新曲「トゥルーエンドプレイヤー」を発売。また、結成以来、初のホールでのワンマンライブを12月13日に、よみうりホールにて開催し、5周年の集大成を披露する。
・ベイビーレイズ
「充電満タン~サタデーナイト」から始まって「夏色パーティー」ではタオルを振り回し、「ぶっちゃけRock'n はっちゃけRoll」まで5曲を披露。1部が「攻め」のセットリストだとしたら、2部はみんなで“楽しんで盛り上がる”内容。しかも「暦の上ではディセンバー」を披露しなくても、ベイビーレイズはこういうグループですよとわかるほど、幅がどんどん広がっている。12月18日には武道館も控えており、この勢いは益々加速していくんじゃないかと期待している。
・Cyntia
『聖闘士星矢Ω』主題歌「閃光ストリングス」、テレビドラマ『イタズラなKiss 2~Love in TOKYO』の主題歌「KISS KISS KISS」(2015年1月発売予定)を含む4曲を披露。バンドとしてのスキル・魅せ方もどんどん上がっている。TOKYO IDOL FESTIVAL 2014出演時同様、こういった形式の対バンライブではお客さんの温かさに触れているらしく「アイドルヲタの人は温かい、スキルの高さは日本の宝です」といったMCは特に印象的だった。最後に「Cyntia」コールが客席から大合唱されたのも素晴らしい。
・さんみゅ~
2部は1部と表情を変えて、さんみゅ~の“動”を全面に攻めたアップテンポのセットリストで構成。本当に、瑞々しいさわやかに風が吹くような心地良いステージだった。「キスをください」「目覚めよ!乙女」「大好きだ 何度でも~夢のしっぽ~」「初雪のシンフォニー」の4曲を披露。
・アップアップガールズ(仮)
「ハロプロエッグ」出身、という冠はなくてもよいほど、7人で独自の進化を遂げたグループ。全力で向かっていくステージは相変わらず熱量が半端ない。関根梓を中心に「イチバンガールズ!~UPPER ROCK」のメドレーから11月4日発売のシングルの中から「イタダキを目指せ!」まで攻めまくるステージ。それに呼応する観客。毎回“アップアップガールズ(仮)ある所に最高の空間ができる”のがとても素晴らしい。最後のMCの謙虚さも彼女達が愛される所以だろう。
・STARMARIE
全員白衣装に着替えての登場。「お化け屋敷に就職しよう」「帝王の華麗なアリバイ」「三ツ星レストランポールからの招待状」の3曲。オープニングの紹介から“ファンタジーワールドへようこそ”から始まる締めのMCまでキッチリとした世界観を提示するステージは、5人になって益々魅力に磨きがかかっている。
・LoVendoЯ
1部とは「イクジナシ」以外セットリストを変えた4曲を披露。バンドとしての幅広さを実感でき、2部では余裕すら感じさせられるようなステージ。アイドルというよりも“本格的なバンド”としてどんどん世に攻めて、枠をぶち壊すぐらいの活動を期待している。
・放課後プリンセス
最新シングル「真夏の夜の夢」のカップリングである「バカだね」「古事記しか!」「ジュリエット~君を好きな100の理由~」の3曲を披露。「古事記しか!」では客席にサークルが出きるほどの盛り上がりで、ステージとの一体感が増す。
メンバーに高校生がいるという事でアフィリア・サーガとの急遽出順が変更。アフィリアさんのおかげで全員出る事ができましたという感謝のツイートをみかけてこういった譲り合いもイベントならではであり、素敵なエピソードである。
・アフィリア・サーガ
カフェ&レストラン「アフィリア・グループ」を代表するメンバーから構成された学院型ガールズ・ボーカル・ユニット。前作「マジカル☆エクスプレス☆ジャーニー」は、オリコンウィークリー3位にチャートインした。「ニーハイ・エゴイスト」「ジャポネスク×ロマネスク」「飛行実習~Learn To Fly~」の3曲を披露。今回は、なんといっても11月26日に発売される「ジャポネスク×ロマネスク」。掛け声や振りなど和テイストが散りばめられたというMCもあったが、それだけにとどまらないのがアフィリアの独自の世界。10月11日よりリリースイベントが各地で開催している。
・Chu-Z
トリを努めたChu-Zが披露したのは、「Direct to U」「LOVE☆PARADE」そして「ボンバスティック!」の3曲。この曲で振り回すルミトンがステージに映えて特徴的だし、そのカップリングでもある「Direct to U」もChu-Zの魅力がとてもつまった素晴らしい楽曲で、このグループの引き出しがどんどん増えているようだ。11月にはワンマンライブも開催される。
1部、2部を通して非常にボリュームのある、と先にお伝えしたがこれだけ簡単に紹介してもこのボリュームになってしまう事でこのイベントの“濃さ”が少しは伝わっただろうか。
台風が迫る中、最後まで残っていた多くの猛者たちも楽しんでいた今回の<本格音楽女子祭-其の弐->。ただかわいい、カッコ良いだけではないグループがどんどん出てきているので、近いうちに<本格音楽女子祭-其の参->が開催されることを切に願う。
Text by livemaster
Photo by 本間裕介
◆BARKS Kawaii
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