初期オアシスの魅力に迫るムック本、登場

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既に解散してから5年が経つが、バンドの初期を振り返る企画〈チェイシング・ザ・サン〉で今またその魅力に光が当てられているオアシスだが、彼らのアルバムの中でもファースト『オアシス』と並んで特に人気の高い『モーニング・グローリー』の新バージョンも9月24日に発売となり、あわせてこの時期に絞ったムック本『CrossbeatSpecial Edition オアシス~グローリー・デイズ』が刊行された。

◆『CrossbeatSpecial Edition オアシス~グローリー・デイズ』画像

今でも多くのロック・ファンを魅了し続けるこの稀代の名盤が生まれた時代的な背景や、当時のバンドの動きを改めて踏まえつつ「一体このアルバムのどこがどう凄いのか?」を作曲、歌詞、使用機材やレコーディングなど各方面から分析している本だ。あわせて、「俺はビートルズになりたいんだ」(ノエル・ギャラガー)、「まだまだ上を狙ってるよ」(リアム・ギャラガー)など、刺激的な名言連発の貴重な発掘インタビューや、「あれだけのマンモス・アルバムになるなんて、誰も期待していなかった(笑)」と語るプロデューサーのオーウェン・モリスや、バンドの素顔を明かした日本の初代A&Rのインタビューなども掲載されている。あまり出回っていない珍しい写真もたっぷり登場、もちろん『モーニング・グローリー』新バージョンの詳しい中身も紹介されている。

更にはトレードマークとなったあのロゴを制作し、最初の3枚のアルバムまでのイメージを決定づけたデザイン事務所マイクロドットの功績に肉薄、バンドを通過して行った5人のドラマーについて、今のノエルとリアムがライブでカバーしているオアシスの曲を考察など、ユニークな切り口の記事も多数掲載されている。

『CrossbeatSpecial Edition オアシス~グローリー・デイズ』
発売日:9月25日
1,200円(+税)
判型:B5判
頁数:112ページ
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