オアシス『モーニング・グローリー』再発に際し、アーティストからコメント到着
オアシス“チェイシング・ザ・サン”シリーズ第二弾『モーニング・グローリー』の9月24日発売にあたり、オアシスを愛する様々なアーティスト/著名人からコメントが到着している。ご紹介しよう。
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「僕が中学生の頃、世の中はグランジ・ロックが全盛でした。もちろん僕もロック・キッズとして多分に漏れずそのサウンドに熱狂したのですが、心のどこかでグランジは“自分の身の丈以上に悲しみ憂いている感じ”がしていました。その数年後、僕が高校生になった頃に訪れたのがブリット・ポップの波で、オアシスを初めて聴いた瞬間「これだ!」と思いました。自分の身の丈に、ぴったり合うロック音楽。自分の日常のベストなサウンドトラックを、このとき初めて手に入れた気がしました。そのせいか、オアシスを聴くと今でも心は一瞬で高校生に戻ってしまいます」――いしわたり淳治(作詞家・音楽プロデューサー)
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「全てが順調だったときの彼等のレコーディングは最高に楽しかった。あの頃のレコーディング・セッションは本当に良い思い出になっている。彼等は僕の人生をより良い方向に変えてくれた。彼等には感謝の気持ちでいっぱいだよ」――オーウェン・モリス(『モーニング・グローリー』共同プロデューサー)
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「oasisとの出逢いは1994年。僕が小6の時でした。
おそらく店主が間違って袋に入れたのが"definitely maybe"でした。
「こんなの買ったっけな」とよくわからないままラジカセに入れて
再生ボタンを押した瞬間、私事ですが自分のミュージシャンとしての
全てが芽生えたんだと思います。
そこら辺の服屋で買えそうな衣装。
そこら辺の床屋でカット出来そうな髪型。
そこら辺の友達で結成出来そうなバンドメンバー。
でも全部「~そうな」が付くだけで
絶対に誰も真似出来ない。
そしてもう二度と出現しない。
奇跡の中の奇跡としか言いようがないあの唯一無二の衝撃に
世界中のファンが魅了され、世界中のミュージシャンが嫉妬したと思います。
何より驚異的なのはその衝撃がまだまだ続く見通しだという所。
ファンとして、同業者としてこれからもずっとその渦中に溺れていたいと思います」――川上洋平([Alexandros])
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「オアシスがレコード・デビューする直前の94年3月、ロンドンで初めて観た彼らのライブは衝撃だった。当時のUKは英南部・中産階級出身の元芸大生バンド達が「米グランジの猛威に対する英国からの逆襲=ブリット・ポップ」の英雄としてもてはやされていた。画家ダミアン・ハーストとブラーが深い交流を持っていたりしたのも当時の英音楽シーンの「スノッブなアート志向」を如実に物語っている。そんな中、突如北部から殴り込みをかけてきたとことんラフで、無愛想で、ラウドなギター・ロック。ステージで演奏しているのはマンチェのスラム街からそのままふらりと現れたような小汚いパーカ姿の北部ラッド5人。ビートルズ直系のまるで奇跡みたいな美メロを、ジョニー・ロットンみたいな荒々しさで歌うふてぶてしい面構えのヴォーカリスト。何もかもが鮮烈でひりひりするほどリアルだった。ビートルズとセックス・ピストルズの奇跡的な遭遇!こいつらこそがUKロックの未来を変える!あの夜そう確信して以来、筆者のオアシス熱は未だに醒めていない。」――児島由紀子(Rockin'on、ロンドン特派員)
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「オアシス ….2人の天才がいるバンド !
ノエルは石橋をすべて叩き割ってから渡るタイプの天才。
リアムはモーゼの十戒のように海が自然に割れて進んで行くタイプの天才。
一緒に居るとワクワクしっぱなし !!!!
レンズマンの俺にはたまりません」――MITCH IKEDA(レンズマン)
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“チェイシング・ザ・サン“は、2014年に立ち上がった、英国が誇るロックンロール・バンド、オアシスが世界的な現象になるまでの最重要期間1993年から1997年を振り返るプロジェクト。1stアルバム『オアシス』、2ndアルバム『モーニング・グローリー』の発売に続き、追って3rdアルバム『ビィ・ヒア・ナウ』の記念プロダクツも発売される。また、関連プロジェクトとして、オアシス史上初の展覧会『CHASING THE SUN: OASIS 1993 - 1997 ♯あなたにとってのオアシスとは』が日本にて10月に開催される。
1996年8月、2日間で25万人を集め伝説のライブとなっているネブワース・パークのステージ上で、ノエル・ギャラガーはこのような言葉を残している。「これは歴史なんだ。まさにここ、たった今、俺たちが歴史なんだ」。
『モーニング・グローリー』
2014年9月24日(日本先行発売)
デラックス・エディション SICP 4152~4(3CD)\4,000+税
スタンダード・エディション SICP 4155(1CD)\2,400+税
◆“チェイシング・ザ・サン”日本特設サイト
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