【ライブレポート】OBLIVION DUST、Fireのごとく燃え尽きたライブ
全国5ヵ所を回ったOBLIVION DUST<“Elements Tour” 2014 Fire>のツアー・ファイナル公演が、8月9日、東京・TSUTAYA O-EASTで行われた。
◆OBLIVION DUST画像
大阪、名古屋、仙台、福岡、そして東京で行われ、会場ごとに「Earth」「Water」「Wood」「Metal」「Fire」というサブタイトルが付けられた、この“Elements Tour”は、各会場まったく違ったセットリストで、毎夜熱いライヴが繰り広げられた。
ファイナルとなったこの日は、「Microchipped」でスタート。序盤からヘヴィーなサウンドで一気に加速、ボーカルのKENは「Come On!」とフロアを煽り、オーディエンスのテンションを引っ張りあげていく。時にシャウトで高揚し、時に柔らかい肌触りを持ってフロアを包み込むKENのボーカル、キレのあるリフと感情豊かなメロディで変幻自在に音を紡いでいくK.A.Zのギター、強力なビートでサウンドを支えながら、跳ねまわるリズムでフロアを躍らせるRIKIJI。幾重にも重なり強固な塊となったサウンドでありながら、すべての音の輪郭がくっきりと耳に届くのは、OBLIVION DUSTの強みだろう。
中盤は激しくも切ないメロディやリフを備えた楽曲が並び、終盤では「Designer Fetus」「Haze」とライヴでは定番の曲が並ぶ。そして、続く「Radio Song」で興奮は一気に爆発した。最後のMCで、12月のクアトロ・ツアーが決定したことを発表すると、フロアは一気に歓喜の声で沸き、ラストの「Sink The God」まで、“Fire”の名に相応しく、まさに燃え尽きたライブとなった。
11月26日には、2007年再結成後初となるライヴDVDの発売が決定となった。6年分のライブ映像と、このDVDのために撮影された秘蔵映像が収録され、集大成であり、初心者には入門編とも言える、OBLIVION DUSTの“現在”がリアルに収められた作品となっている。
<“Elements Tour”2014 Fire>
2014年8月9日@TSUTAYA O-EAST
1.Microchipped
2.Never Ending
3.Therapy
4.Ghost That Bleeds
5.Bed Of Roses
6.Which Half Do You Own?
7.All I Need
8.S.O.S
9.Remains
10.Gateway
11.Selfish
12.Sail Away
13.Designer Fetus
14.Haze
15.Radio Song
16.You
17.24 Hour Buzz
18.Sink The God
<OBLIVION DUST QUATTRO TOUR>
2014年12月22日(月) 名古屋 NAGOYA CLUB QUATTRO
2014年12月28日(日) 東京 SHIBUYA CLUB QUATTRO
2014年12月29日(月) 広島 HIROSHIMA CLUB QUATTRO
2014年12月30日(火) 大阪 UMEDA CLUB QUATTRO
『ライヴDVD(タイトル未定)』
2014年11月26日(水)発売
¥5,000(税込)
◆OBLIVION DUSTオフィシャルサイト
この記事の関連情報
【ライブレポート】OBLIVION DUST、<Swarm>ツアーに新フェーズの予感「人生楽しんでください」
【ライヴレポート】<hide Birthday Party 2023>に全10組7時間の感動空間、生誕60周年を記念してプロジェクト始動発表も
【ライブレポート】OBLIVION DUST、ツアー<Dystolumina>完遂“彼ららしい粋なさよなら”
OBLIVION DUST、冬のワンマンツアー<Dystolumina>開催決定
OBLIVION DUST、NewspeakやRED ORCAを迎えてツーマン2DAYS開催
KEN LLOYD、ソロ3作目となる「Under My Wing」に“助け合う気持ち”
【コラム】OBLIVION DUST、ツアーファイナルを無料ライブ配信「25周年の節目に進化し続ける意志を」
KEN LLOD、Xmasイヴにトーク&ライヴをスペシャル配信
【ライブレポート】OBLIVION DUST、全国ツアー<Plug In The Fuse>開幕「やっぱりライヴはいいですね」