【インタビュー】Suzu、日本初のCUPSオリジナルソングを語る 「みんなとコップひとつで楽しめる音楽を作りました」

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◆23歳までには、昔から好きだった女優・モデルの香里奈さんになるのが目標
それを踏まえて、この曲の歌詞を書いたんです

──それではここからは曲について聞いていきますね。「LOVE TO YOU—by CUPS-」は軽快なサマーチューンですが。そこにコップの音、さらには三線の音が入っているというのがポイントですね!

Suzu:プロデューサーさんに、「私は沖縄出身なので沖縄っぽくて夏らしい雰囲気にしたい」と言ったら、三線の音を入れてくださったんです。

──三線もSuzuさんが?

Suzu:いや、弾いてないです(笑)。高校のときに学校で習ったんで、ちょっとだけなら弾けるんですけど。そういえば、三線のテストがあったけど、受けてない(笑)。

──なるほど(笑)。この曲の歌詞の弾けっぷりは19歳のSuzuさんならではだと思いました。

Suzu:私は女優・モデルの香里奈さんになるのが夢で。

──それは前から?

Suzu:いや、2013年ぐらいからです(笑)。昔から私には“美意識”というものが欠けていたんですよ。でも、デビューして以降スタッフのみんなに「髪の毛ぐらいとこうよ」と言われたりするようになって……。

──Suzuさん、髪の毛といてなかったんですか?(笑)

Suzu:全然といてなかったです!! そういうの、気にしなかったんですよ。洋服もまったく気にしていなかったんですよ。ラフな格好が基本好きだし、メイクも雑で、鏡もあんまり見ないような感じだったのでスタッフさんに“そういうところからちゃんとしよう”と言われたので、クシと鏡を買ってもらったんですよ(笑)。今は毎日鏡を見て髪もやっととくようになったんです。

──それまでのSuzuさんの女子力って……。

Suzu:なかったんじゃないかな(笑)。小さい頃からやんちゃだったから「少年みたい」ってよく言われていましたからね。“鈴の音のようにおしとやかで綺麗な女性になってね”という意味を込めて親はSuzuって名前を付けたのに(一同笑)。でも今は、23歳までには、昔から好きだった女優・モデルの香里奈さんになるのが目標(きっぱり)。それを踏まえて、この曲の歌詞を書いたんです。

──それで“絶対キレイになりたい”と。

Suzu:そうです!

──歌詞のように“できる、やれる、なれる”って言われると、なれそうな気がしますもん。

Suzu:自分でもそういう気持ちになります。なれるといいな~。今日もすでに2回、クシで髪の毛ときましたからねっ!!(笑)

◆どんなに喧嘩しても、自分のところに戻ってきたときは
いつでも“おかえり”って言うからねって。そんな友達との友情をテーマに書きました


──そうやって女子力アップを意識するようになって、何か変わったことはありましたか?

Suzu:ワンピースを買って着るようになりました。前はバスケやるようなパンツをはいていた私が(笑)。だから、周りの人は“女の子っぽくなったね”って言ってくれます。

──では、カップリング曲についても聞かせてください。2曲目の「おかえり」は映画『放課後ロスト』の主題歌となるバラード曲ですね。

Suzu:この曲は映画のために書き下ろしたんです。映画がほんわかしたものだったので、曲調はバラードにして。歌詞は映画の内容にあわせて何回も書き直したんですよね。でも、映画で流れているのを聴いたらぴったりで、頑張って作ってよかったなって超感動しました。歌詞は、どんなに喧嘩しても、自分のところに戻ってきたときはいつでも“おかえり”って言うからねって。そんな友達との友情をテーマに書きました。

──“ひとつのイヤフォンを二人で聴く”という情景描写で二人の関係性を表してるところもよかったですね。

Suzu:よく学生さんがやっているじゃないですか? 自分も学生時代、こういうのやっていたな~と思って歌詞に入れたんです。

──3曲目の「ひかりの方へ」は?

Suzu:これは高2のときにギター1本で作った曲なんですけど。当時、部活の中の先輩後輩の上下関係で悩んでいたときに書きました。

──部活、何やってたんですか?

Suzu:ダンス部でした。

──Suzuさん、踊れるんですか?

Suzu:踊れますよ~(笑)。小6からダンススクールに通ってたんです。でも、高校のダンス部はスクールと違って上下関係が大変で。踊りに真剣に取り組んでない、おしゃべりばかりしている人でも先輩は先輩なんです。自分はダンスがすっごく好きだったから、そういうのが理解できなくて、先輩に“ここ、ダンス部ですか?”って言っちゃって、大変なことになってしまったんですよね(苦笑)。自分と同じように、先輩後輩、上下関係で悩んで落ち込んでる人がいたら、この曲で勇気づけられたらなと思って入れました。

◆来てくれたみなさんと一緒に打ち上げもしたりしたいなと
思っています。乾杯はもちろん、オリオンビールで


──4曲目の「Summer Queen」は1曲目同様、楽しいサマーチューンですね。

Suzu:沖縄に“ゴーハチ”って呼んでる国道58号線というのがあるんですけど、沖縄の海を見ながら、そこを車で走ってるのを想像して書きました。まだ、免許ないんですけど……こっちはサウンド的に洋楽っぽい夏。“今年の夏は恋するぞ”っていう歌ですね。

──なんで夏は恋をしたくなるんだと思います?

Suzu:そろそろクリスマスだからじゃないですか?(一同笑)。クリスマスを彼と一緒にすごすためには夏にゲットしておかないといけないんです。

──先を見てる訳ですね(笑)。先といえばこのシングル発売翌月。9月9日に20歳を迎えるSuzuさんのバースデーライブも開催されるそうですが。

Suzu:普通のライブは歌って終わりですけど、この日は特別な日なのでスクリーン映像を使って小さい頃のSuzuの写真を見せたり、来てくれたみなさんと一緒に打ち上げもしたりしたいなと思っています。乾杯はもちろん、オリオンビールで。20歳だから打ち上げもSuzu一人だけジュースじゃなくて、お酒を飲みたいです!! (笑)

インタビュー&文◎東條祥恵







New Single
『LOVE TO YOU -by CUPS-』
2014年8月20日発売
UPCH-5819 ¥1,420(税込)
収録曲
1.LOVE TO YOU -by CUPS-
※TBS系テレビ全国ネット『CDTV』7月度エンディングテーマ
2.おかえり
※映画『放課後ロスト』主題歌
(8月2日より渋谷ユーロスペースより全国順次公開)
3.ひかりの方へ
4.Summer Queen
5.LOVE TO YOU -by CUPS- (Instrumental)
6.おかえり(Instrumental)

◆Suzu オフィシャルサイト
◆Suzu レーベルサイト
◆Suzu オフィシャルTwitter
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