『オアシス』20周年記念盤に、著名人がコメント
1994年8月、ノエル・ギャラガーがこのような言葉を残した。
◆オアシス画像
「20年後には、みんな『DEFINITELY MAYBE』をありのまま認めて買って聴くようになるよ。大事なのはそういうことだ」
2014年5月14日、そのまま証明するかのように『オアシス(原題:Definitely Maybe)』20周年記念盤が登場、オアシスを愛する国内外の著名人が「オアシス"チェイシング・ザ・サン"特設サイト」にコメントを寄せている。ざっと一部をご紹介しよう。
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1st「Defenitily Maybe」を初めて聴いた17歳頃、スウェードやストーン・ローゼズのようなバンドだなぁと思ったと同時に、それらのバンドよりも、ギターのコード感(コード進行と言うよりは)に、例えようのない特徴があるなぁと思った。それが第一印象。聴けば聴くほど好きになるアルバムだった。
当然、2nd「(What's The Story)Morning Glory?」を聴く。その頃には私もバンドでソングライティングをやっていたはずだ。前作の「Live Forever」なんかで聴こえてきた不思議なコード感と共に、シンフォニックとも言える轟音のギターの中を泳ぐメロディー。とてもとてもダイナミック。
私のOASIS贔屓は、ここから始まったのかも知れない。勿論、最高の作品だったラスト・アルバム「Dig Out Your Soul」まで全て網羅したんだけれども。
誰も語っていないOASIS論。「轟音ギター」とか「大仰なサウンド」とか揶揄されることもある彼らだけれども、最初の最初から、彼らの音楽はベートーベンやマーラーの様な、シンフォニーのようだった。「ギターは小さなオーケストラ」とはジミー・ペイジの言葉だけれども、ノエル・ギャラガーはローコードの開放弦と深いリヴァーブを使って、ペイジよりシンプルかつ所謂スコティッシュ・トラッド的な(バート・ヤンシュやエリック・ドルフィーの影も見える)フォーク・ロック・スタイルのギターで、ニール・ヤングとは全く異なるオリジナリティを確立した。
音楽的、器楽的にはシンプルだけれども、印象的にはベートーベンのような「歌えるシンフォニー」、つまり「本当の民衆の音楽」を初めて作り上げた、偉大なロックバンドだと思う。だから、ずっと聴き続けている。自分の中では、ベートーベンなんかと同じように、血肉となっている。
岸田繁(くるり)
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今年になってこのアルバムがリリースされて20年になりましたが、長い歳月が経った今でもこのアルバムは名盤です。90年代UKロックの代表的なアルバムの一つと言えばこれですが、今回の豪華特典も超貴重です。
”Whatever”のリマスターやライブでの音源、デモテープ等超貴重でOasis好きな人にはたまりません、たとえ好きでなくても音楽好きならこのアルバムを買って損は無いです。
栗原類(モデル・俳優)
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18歳の夏に聴いた「LIVE FOREVER」は天啓でした。この曲がなかったら、僕はミュージシャンにならなかったでしょう。
こんなにも鮮明に、はじめて聴いたときのことを覚えている曲は他にありません。
後藤正文 (ASIAN KUNG-FU GENERATION)
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僕にとってのオアシスは…人生の一時期だね。人生の一時期。人生のすべてだ。大洋に落ちた一滴の水であり、大洋そのものでもある。あの時期の、人生のすべてだったよ。オアシスの仕事をしていたとき、僕はあいつらのために生きて死んだ。生まれてからずっとその経験を待っていたんだ。あれから長い年月が経ったけど、あのバンドは今も僕とともにある。一日たりとも欠けることなくね。そして、一生忘れることはないんだ。すべてだったからね。そう、すべて。
マーク・コイル(『オアシス』プロデューサー)
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2014年はオアシスのデビュー20周年を記念し、1993年から1997年までを振り返る「チェイシング・ザ・サン」プロジェクトが実施されている。今回発売された1stアルバム『オアシス』に続き、年内に2ndアルバム『モーニング・グローリー』、3rdアルバム『ビィ・ヒア・ナウ』が発売となる。
◆オアシス”チェイシング・ザ・サン”特設サイト
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