日本上陸、ボランティア4時間で参加できるフェス<RockCorps>

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▲リアーナ
▲レディー・ガガ
世界9カ国14万人以上が参加してきたロックフェスが、ついに日本に上陸する。<RockCorps(ロックコープス)>だ。

◆<RockCorps>画像

これまでレディー・ガガやリアーナも出演してきた<RockCorps>は、ただのフェスではない。“ボランティアをした者のみ”がチケットを手に入れられるという新しい社会貢献のカタチなのだ。

<RockCorps>は、音楽の力を使って“企業”と“地域社会”と“人々”を結び付け、「楽しみながら、気軽に参加できる社会貢献の形」を提案し、人々の社会貢献活動への参加を推進するという取り組みだ。参加者はボランティアを4時間行うことでコンサートチケットを入手することができ、過去にはレディー・ガガ、リアーナ、マルーン5など数多くの有名アーティストが主旨に賛同、コンサートに出演してきている。

日本およびアジアでの初めての開催となる<RockCorps supported by JT>は、東日本大震災の復興支援を目的に、4,000人のボランティアによる、のべ16,000時間分のボランティア活動が創出され、それによって手にしたチケットで、2014年9月6日(土)にあづま総合体育館(福島県福島市)にて開催されるライブイベント“Celebration(セレブレーション)”を楽しむことができる。有名アーティストによるパフォーマンスが予定されているという。

4月9日(水)に開催された発表会のでは、RockCorps共同創設者CEOのスティーブン氏が「私自身、去年東北に訪れる機会があり、地域で働かれている方々、NPO の方々が復興支援をしている姿を見て非常に大きなインスピレーションを受けました」と、日本開催を決意した理由が語られた。スピーチの終わりには、震災からの復興を目指す福島県のスローガンを高らかに宣言し、会場は暖かい拍手と笑顔に包まれた。

RockCorps共催の福島県佐藤雄平知事は「このRockCorpsを契機に、より多くの方がボランティアに興味を持ち、気軽に参加するという新しい流れができ、それが復興の更なる後押しとなることを期待します」とコメント、挨拶の後には福島県の復興シンボルキャラクター「キビタン」「チームキビタン」の橋本氏も登場、成功を祈った。

──他国では、RockCorps開催後どのような効果がありましたか?

スティーブン氏:過去のRockCorpsのデータによると、参加者のうち、40%が6ヶ月以内に再びボランティア活動に参加していて、その27%がRockCorpsで参加したボランティア協力団体のプロジェクトに参加をしています。

──過去にRockCorpsに出演されたアーティストはどのようなボランティアを行いましたか?

スティーブン:レディー・ガガにはHIVのクリニックで仕事をしてもらいました。マルーン5にはメキシコシティーの学校での奉仕活動、スヌープドッグにはイギリス、マンチェスターにある若者向けの団体で活動をしてもらいました。

──どのような気持ちで福島県のボランティアに参加してほしいですか?

佐藤知事:RockCorpsを通じて風評問題の払拭、震災の風化防止を目指したいと考えている。ぜひRockCorpsに参加して福島の実情を発信してほしい。

スティーブン氏は「何歳でも、どのような背景を持っている方でも構わない。誰にとっても公平である時間を使って、4時間ボランティアをしていただける全ての方を歓迎します」と、RockCorpsを通じてボランティアの輪を広げたいという想いを伝え、記者発表会を締めくくられた。

◆ボランティア募集オフィシャルサイト
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