ピーチーズ・ゲルドフ急逝、特定の理由が見つからない突然のもの

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ピーチーズ・ゲルドフ(25)の急逝に対し、ケント警察は「現時点では、今回の死は特定の理由が見つからない突然のものだと見なされています」と発表している。

◆ピーチーズ・ゲルドフ&トーマス・コーエン画像

ミュージシャンである父ボブ・ゲルドフと母ポーラ・イェーツの次女であり、モデルやテレビ司会者として活躍していたピーチーズは、ロック・ミュージシャンのマックス・ドゥルーミーと6ヵ月の結婚生活ののち2009年に離婚、その後夫トーマス・コーエンとの間に4月21日に2歳になるアスタラ君、4月24日に1歳になるファエドラ君の息子2人をもうけていた。

ピーチーズは、14年前に母ポーラの葬儀が行われた教会で、2012年9月にロンドン南東部発のバンドS.C.U.Mのリードシンガーであるトーマスと結婚式を挙げていた。ポーラは、ピーチーズがまだ11歳だった2000年9月に薬物の過剰摂取のため他界しているが、2012年のエル誌のインタビューでピーチーズは未だに母の死を受け入れられないとその胸中を語っていた。

「母が亡くなった日のことは今でも覚えているわ。今でもまだ話すのは辛いの。その現実を自分の中から締め出したんですもの。母の死の翌日にはもう学校に行ったのよ。父が『冷静に、戦い続ける』っていう考え方だったから。だから私たち子供はみんな普通に学校に行って、まるで何事もなかったかのように振る舞おうとしたわ。でも実際に母は亡くなってしまったのよ。悲しみに暮れることはなかったし、お葬式でも泣かなかったわ。もう心が麻痺してしまっていて、自分の気持ちを表に出せなかったの。16歳くらいになってからじゃないかしら。ちゃんと母のことを想って悲しむことができるようになったのは」

そんな中、父ボブは声明で「ピーチーズが亡くなりました。家族は悲嘆に暮れています。ピーチーズは一家の中でも、最もワイルドで面白く、賢くて機知に富んだ天真爛漫な子でした。『でした』と過去形を使わなければいけないなんて、非常に辛いことです。美しい娘でした」と語っている。また夫トーマスも「最愛の妻ピーチーズは、私と息子たち2人の愛情を一身に受けていました。これから毎日、息子たちの心に母親を抱かせて、2人を育てていこうと思います」と悲しみのコメントを発表している。

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