コリィ・テイラー「ロニー・ジェイムズ・ディオは技とソウルを兼ね備えたレジェンド」
コリィ・テイラーはExaminer.comのインタビューで、ディオのどこに衝撃を受けたか問われるとこう答えた。「ロニーが亡くなってからいろん2010年に亡くなったロニー・ジェイムズ・ディオのトリビュート・アルバム『Ronnie James Dio - This Is Your Life』に参加したスリップノット/ストーン・サワーのフロントマン、コリィ・テイラーが、ディオの素晴らしさについて語った。
◆ロニー・ジェイムズ・ディオ画像
コリィ・テイラーはExaminer.comのインタビューで、ディオのどこに衝撃を受けたか問われるとこう答えた。「ロニーが亡くなってからいろんな人と話したが、彼1度しかウォーミングアップをしなかったって聞いた。ステージに上がる直前までタバコを吸っていて、一節歌っただけで“オーケー、準備できた”って言っていたって。ボーカリストとして、これには“ホントに? ホント?”ってクレイジーになるよ。彼の音楽がいまでも輝いてる理由の1つだと思う。亡くなる直前までリリースしていた全てのものにパワーがある。そこには、いまじゃ滅多にみられない高度な技とソウルの素晴らしい調和がある。普通、技術があるかソウルがあるかのどっちかだ。でも、彼は言っていること、言い方、どうやってライブでやるか、才能とヴァイブが見事に調和している。これってすごく稀だ。稀な存在だよ。本物のレジェンドのみが持つものだ」
コリィ・テイラーはアルバムの中で、ディオの1983年のアルバム『Holy Diver』に収録される「Rainbow In The Dark」をカバー。同トラックは、彼がMTVで初めて目にしたディオのビデオだったという。「お気にいりのディオの曲を選べっていうのは難しかった。ソロだけでなく、サバス、レインボー時代にしても」「「Rainbow In The Dark」のビデオを見たとき、“ワオ!”って思った。すごく気に入って、長年、頭から離れなかった。ハード・ロックとヘヴィ・メタルが見事に融合しているからなのか、とてもよく作られた曲だからなのかはわからない。聴きどころがいっぱいある。ロニーのパフォーマンスはヤバいし、ヴィヴィアン(・キャンベル)のソロはとんでもない。完全なキラー・ソングだよ」
『Ronnie James Dio - This Is Your Life』には、彼のほかメタリカ、アンスラックス、モーターヘッド、スコーピオンズ、グレン・ヒューズ、ロブ・ハルフォードなど豪華なアーティストが参加。アルバムの売り上げは、ディオが胃がんで亡くなったことから彼の奥さんが設立した癌の研究を支援するチャリティ団体Ronnie James Dio Stand Up And Shout Cancer Fundへ寄付される。
Ako Suzuki, London