ジョージ・マイケル、ワム!時代の汚点

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ジョージ・マイケルは、Youtubeなどで昔の自分を目にすると、恥ずかしくてたまらなくなるそうだ。「なんであんな恰好してたんだろう」と思うことばかりだという。

彼は『Hello!』誌のインタビューでこう話した。「どこから始めようか? ワム!時代のブロンド・ヘア…。あれは、自分でいたくなかったからそうしたんだ。ダークで短いカーリーヘアを捨てなきゃならなかった。それと、耳のとこにあったカーテン・リングみたいなやつ、あれはなくてもよかったよ」

また、ワム!の1stツアーで(バドミントンの)シャトルコックをショーツに忍ばせていたことも後悔しているそうだ。「なんてバカなんだろ? あれはアンドリュー(・リッジリー)のせいだ。彼はいつだって人をおちょくるのが好きなんだ」

「それに、こんな恥ずかしいのも覚えている。ワム!を始めたばかりのころ、アワードのセレモニーへ行ったんだけど、そのとき着てたスーツ、僕はなんだかカーネル・サンダースみたいだった。それに日焼けマシーンで焼き過ぎていて、すごいオレンジ色だったんだ」

ファッションの面では恥ずかしいことばかりだが、当時もいまも自信を持っているものが1つあるという。「ソングライティングだよ。自分の才能に関しては揺るぎない信念を持ってた。音楽業界へ一歩足を踏み入れた瞬間から、それは変わってない」

ジョージ・マイケルは今週、『Patience』以来10年ぶりとなるスタジオ・アルバム『Symphonica』をリリースした。これは、2011~12年にかけて行われた同名のツアー中にレコーディングされ、ジョージと故フィル・ラモーンが共同プロデュース。「A Different Corner」「One More Try」といった自身の曲や「My Baby Just Cares For Me」「Feeling Good」などのスタンダード・ナンバーをカバー。オーケストラをバックにジョージの美しい歌声を堪能できる。


Ako Suzuki, London

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