paionia、3.11以降の手記「東京」

ポスト

paioniaのミニアルバム『rutsubo』から、彼らの代表曲「東京」のミュージックビデオが公開された。

◆paionia 画像、PV映像

今作「東京」は、2013年12月にリリースされた『rutsubo』の収録曲であり、paioniaのオフィシャルサイトには、同年3月に東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県で生まれ育った髙橋勇成(Vo、G)と菅野岳大(B)を中心に結成された彼らによる楽曲セルフライナーノーツが掲載されている。

   ◆   ◆   ◆

この歌詞(東京)は、いわば高橋勇成による3.11以降の手記なのだと思う。
したがって対象などは不明瞭で、誰かに向けられたものではなく、何かを声高に叫ぶこともしない。
福島に故郷を持つ人間のつづる、ごく個人的な内容が続く。

   ◆   ◆   ◆

以上の文章は「東京」セルフライナーノーツの一部の抜粋だが、オフィシャルサイトの全文には、震災当日に福島にいた彼らのリアルな言葉がつづられているのでぜひ読んでいただきたい。そして、「東京を初めて演奏したその日からずっと、ライブを見てくれた人からは何らかの大きな反応を、たくさんもらい続けている」という劇的な、そして感動の1曲が、今回のミュージックビデオを通して一人でも多くの人へ伝わることを願いたい。


『rutsubo』
2013年12月4日(水)発売
UKDZ-0140 \1,680(税込)
1.boredom
2.paionia in Rutsubo
3.ステージ
4.東京
5.Natural Born Lover
6.女の子たち
7.11月
8.tobacco

◆paionia オフィシャルサイト
◆『rutsubo』 セルフライナーノーツ
この記事をポスト

この記事の関連情報