水曜日のカンパネラ「逆翻訳して、意味わかんない言葉が出てきた時の感じ」

3月19日の発売となる水曜日のカンパネラのアルバム『シネマジャック』から、「ミツコ」のミュージックビデオが公開された。

◆水曜日のカンパネ画像

監督は、水曜日のカンパネラの写真を撮り続けている若手カメラマンの雨宮氏だ。映像の9割がコマ撮りで撮影した写真で構成されている。この曲は、先行して販売されていたタワーレコード限定100円CDでも話題になった曲で、園子温監督の「恋の罪」「東電OL殺人事件」からインスパイアされたという楽曲だが、コムアイの語りともシャウトとも言えない歌声が、テックハウス調のトラックに転がり続ける作品だ。

「実写の映画を題材に借りて生まれた曲から、三分間の映像をつくるのは、面白い手順だと思います。歌自体、映画をそのまま変換した訳じゃないから、元に戻るはずはないんだよね～。エキサイト翻訳を逆翻訳して、意味わかんない言葉が出てきた時の感じ。でも、撮ってもらっている間は映画に直接沿ってしまわないか不安でした。出来上がってみると、私の物語ではなかった。駅のホームであなたの前に立っている人は、もう人生で5回目のすれ違いかもしれない。何回すれ違ったかを視覚化できたら面白いのにって思ったことないですか。都会って、こんなに近くで誰かが見てる。あなたが生きてる限りは誰かが見てる。妄想の種にしてる。それでもさみしいけどね。みんな頑張ってね。救いがないのも誠実さだと思いながら歌ってます。」──コムアイ

▲オオルタイチ

3月19日には、3rdアルバム『シネマジャック』の発売、レコ発となるイベント＜水曜日の視聴覚室＞をオオルタイチとともに各々VJを迎えて渋谷WWWでツーマンライブが行われる。

『シネマジャック』
2014年3月19日（水）発売
TRNW-0050 \1,389+（税）
※タワーレコード店舗 & ヴィレッジヴァンガード店にて販売
1.ミツコ
2.二階堂マリ
3.義経
4.モスラ
5.ラオウ
6.ダ・ヴィンチ
7.ニキータ
8.ランボー

＜水曜日の視聴覚室～水曜日のカンパネラ「シネマジャック」発売記念イベント～＞
2014年3月19日（水）
＠渋谷WWW
OPEN 19：00 / START 19：30
前売￥1,000 / 当日￥1,500 ドリンク代別途
出演：オオルタイチ×VJスフィンクス、水曜日のカンパネラ×VJ中山晃子


◆水曜日のカンパネラ・オフィシャルサイト