ハーヴィー・メイソン、40年ぶり「カメレオン」リメイク
1973年に発表されたハービー・ハンコック『ヘッド・ハンターズ』収録の大ヒット・ジャズ・ファンクの定番曲「カメレオン」が、40年ぶりのリメイクを果たし新たなバージョンが登場する。
手がけたのはハーヴィー・メイソンだ。世代を飛び越え凄腕ミュージシャン達が集結したカメレオン・プロジェクトが稼働、21世紀バージョンの「カメレオン」を携えて、4月23日にアルバム『カメレオン』が発売となる。日本盤はボーナストラックが3曲追加収録され世界に先駆け先行発売となる。
“東のガッド(スティーヴ・ガッド)、西のメイソン”と人気を二分するハーヴィー・メイソンは、1970年代ジャズ・ファンクの超名盤『ヘッド・ハンターズ』のレコーディング・メンバーであり、フォープレイのメンバーだ。ハーヴィー・メイソンが、ベテランと若手の凄腕ミュージシャン達を集めて制作された“カメレオン・プロジェクト”では、『ヘッド・ハンターズ』のオリジナル・メンバーからビル・サマーズ(Perc)、ポール・ジャクソン(B)も参加し、イエロー・ジャケッツのベーシスト、ジミー・ハスリップ、フォープレイのバンドメイト、ボブ・ジェームス(Pf)、マイルス・デイヴィス・グループに在籍していたジョン・ビーズリー(Pf)といったベテラン陣の他に、ブラック・ミュージックの進化を推進させながら現代のジャズ・シーンを牽引するユニット、ネクスト・コレクティヴに在籍する現在若手随一のトランペッター、クリスチャン・スコット、同ユニットに在籍するマシュー・スティーヴンス(G)、クリス・バワーズ(Key)、ベン・ウィリアムス(B)、ジャイルス・ピーターソンにも一目置かれているキーボーディスト、マーク・ド・クライヴ-ロウといった新星達が奇跡のグルーブを生み出している。
なお、アルバムでは1975年のドナルド・バードのヒット・アルバム『Places and Spaces』から表題曲「Places and Spaces」もカバーしている。ハーヴィー・メイソンはこのアルバムのレコーディング・メンバーでもある。レオン・ウエアの名曲「If I Ever Lose This Heaven」をソウル・シンガー、クリス・ターナーが見事に歌い上げているのも聞き所のひとつだ。
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