羽生結弦「パリの散歩道」は、ゲイリー・ムーア

ポスト

フィギュアスケート羽生選手のショート・プログラム(SP)使用曲「パリの散歩道」が、2月6日に3回忌を迎えたゲイリー・ムーアの公式サイトで公開された。ダイナミズムあふれたライブ映像だ。

◆ゲイリー・ムーア 画像、ライブ映像

いよいよ開会を間近に控えたソチ・オリンピックは、2月7日(現地時間)の開会式に先駆けて、フィギュア・スケートの団体ペア/男子シングルのSPから競技が幕を開ける。新種目である団体戦から個人戦まで見どころ満載なフィギュア・スケートだが、なかでも注目したいプログラムに、羽生結弦選手のSP「パリの散歩道」がある。羽生選手は前シーズンから同曲をSPに使用して以来、記録的な高得点を次々とマーク、いまや「世界でもっとも得点を出すプログラム」とファンから言われるほどだ。

「パリの散歩道」の作者を知るフィギュア・ファンは少ないかもしれない。彼の名はゲイリー・ムーア。“ロック界の人間国宝”とまで形容され、世界中のギター・キッズ、ロック・ファンを熱くしてきた偉大なるギタリストだ。

北アイルランド出身、1960年代からキャリアをスタートしたゲイリー・ムーアは、1970年代にシン・リジィ、コロシアムIIなどのロック・バンドを渡り歩き、1980年代以降はソロ・プレイヤーとして数々の名盤を生み出してきた。彼のカリスマ的なギター・プレイは、ヴァン・ヘイレンやマイケル・シェンカー等と同様、様々なギタリストに影響を与え、“マシンガン・ピッキング”と称される豪快な速弾きと、図太く感情を剥き出しにした“泣きのギター”で多くのリスナーを虜にしてきた。

数々のメロディアスな楽曲を持つギター・ヒーロー、ゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」は、1978年発売のアルバム『バック・オン・ザ・ストリート』に収録されている、2010年4月に21年ぶりに実現したジャパン・ツアーでも披露された彼の代表曲だ。しかし、その来日の翌2011年にスペインで休暇中の彼が急逝、突然の訃報に世界中のファンが涙した。そして2014年、奇しくもソチ五輪のフィギュア・スケート競技初日である2月6日(日本時間2月7日)が、ゲイリー・ムーアの3回目の命日に当たる。この3周忌を前に、ユニバーサル ミュージックではvirginレーベル作品を含めたゲイリー・ムーアの新オフィシャルサイトをオープンし、さらに、1993年に発売されたアルバム『ブルーズ・アライヴ』に収録されていた「パリの散歩道」(ライヴ・ヴァージョン)のプロモーション・ビデオを同サイトで公開したというものだ。

なお、2月12日(水)からは、このゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」、浅田真央選手、高橋大輔選手などの日本人選手やパトリック・チャン、キム・ヨナの使用曲全17曲を収録したコンピ『フィギュア・スケート2014』が配信となる。ソチに響き渡る感動のメロディが900円という破格の特価で入手できる。

「パリの散歩道」収録CDアルバム ※スタジオ・ヴァージョン
『ゲイリー・ムーア・メモリアル・コレクション』
ベスト盤、2枚組 UICY-15100/1 \2,800(税込)
『バック・オン・ザ・ストリーツ』
UICY-25148 \1,800(税込)
『スパニッシュ・ギター~ベスト』
初回限定盤/紙ジャケ UICY-75041 \2,800(税込)




◆ゲイリー・ムーア オフィシャルサイト(海外)
◆ゲイリー・ムーア ユニバーサル ミュージックオフィシャルサイト
◆フィギュア・スケート・ミュージック ユニバーサル ミュージック特設サイト
この記事をポスト

この記事の関連情報