ジャズ・トランペッター黒田卓也、凱旋帰国

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単身渡米し、ホセ・ジェイムズのバックバンドを務めるなど約10年間にわたりニューヨークを拠点に活動をしている日本人ジャズ・トランペッターの黒田卓也が凱旋帰国を果たし、12月27日に青山CAYで、自身のバンドを率いての単独公演を行った。

◆黒田卓也画像

日本人としては初となるブルーノート・レーベルと直接契約を果たし、2月5日にそのメジャー・デビュー作『ライジング・サン』の発売を控えている状況にあり、会場には多くのファンが足を運んでいた。

<黒田卓也&Aces>としたイベント名の通り、彼と親交の深いミュージシャンとDJが集い、2013年最後の金曜を最高にホットなライヴで彩った。たまたま同じタイミングで来日していたホセ・ジェイムズのバンドメンバーであるトロンボーン奏者のコーリー・キングも急遽参加、会場が一気にヒートアップする。

1stのセットでは最新作からファンキーなビートの効いたミドルチューンの「ピリ・ピリ」と、彼のメロディセンスが光る至極のバラード「サムタイム、サムホエア、サムハウ」を演奏。数々の海外ミュージシャンとセッションを繰り広げてきた彼の経験から滲み出る繊細かつ力強いトランペットの音色にオーディエンスも魅了されていた。1st終了後は、ホセ・ジェイムズのヒット曲「プロミス・イン・ラヴ」を手掛けたDJ MITSU THE BEATSがクールなジャズ、ヒップホップ、ブレイクビーツ系トラックをプレイし、イベントに花を添える。

2ndでは冒頭を飾るアルバムタイトル曲「ライジング・サン」、アフロ・ビートが印象的なクールで熱くファンキーな「マラ」と「アフロ・ブルース」、そして、彼が大好きなロイ・エアーズのカバー曲「グリーン・アンド・ゴールド」と「エヴリバディ・ラヴズ・ザ・サンシャイン」のメドレーをプレイし、大盛況で幕を閉じた。ライヴ終演後も最後までDJ MITSU THE BEATSがプレイし、2013年最後の週末の夜を締めくくった。

2月5日にブルーノートから発売されるアルバム『ライジング・サン』は、アルバム全編が彼の盟友であるホセ・ジェイムズのプロデュースのもと制作され、コーリー・キング(Tb)、クリス・バウワーズ(rhodes&synth)、ソロモン・ドーシー(B)ネイト・スミス(Dr&Per)とホセのバンドメンバーが集結。スペシャルゲストとしてホセ・ジェイムズとブルーノートの新世代ギタリストのリオーネル・ルエケが参加、ジャズをベースにヒップホップ/アフロビート/ゴスペル/ファンク/ラテン/ソウルと様々にクロスオーバーした力強い作品に仕上がっている。10年にわたるニューヨーク生活のまさに集大成ともいうべき作品だ。日本盤のボーナス・トラックには未発表の新作「アンチェイン」と、ホセ・ジェイムズのヒット曲「プロミス・イン・ラヴ」生演奏バージョンも収録というホセファンも見逃せない豪華な内容となっている。

<黒田卓也&Aces>
1st SET
1.Grappa
2.Jafro
3.Piri Piri
4.Somewhere, Sometime, Somehow
5.Six Aces
2nd Set
1.Rising Son
2.Mala
3.Green and Gold/Everybody loves the sunshine
4.Afro Blues
5.For All we know

デビュー・アルバム『ライジング・サン / Rising Son』
2014年2月5日発売
TYCJ-60050 \2,415(tax inc.)
1.ライジング・サン/Rising Son(Takuya Kuroda)
2.アフロ・ブルース/Afro Blues(Takuya Kuroda)
3.ピリ・ピリ/Piri Piri(Takuya Kuroda)
4.マラ/Mala(Takuya Kuroda)
5.エヴリバディ・ラヴズ・ザ・サンシャイン/Everybody Loves The Sunshine(Roy Ayers)
6.グリーン・アンド・ゴールド/Green And Gold(Roy Ayers)
7.サムタイム、サムホエア、サムハウ/Sometime, Somewhere, Somehow(Takuya Kuroda)
8.コール/Call(Takuya Kuroda)
9.アンチェイン/Unchain Japanese Bonus Track
10.プロミス・イン・ラヴ/Promise In Love  Japanese Bonus Track

◆黒田卓也オフィシャルサイト
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