【ライブレポート】SKY-HI、「君の目の前にいる男の名前が、SKY-HI。君の人生を本気でひっくり返しにきた、TRICKSTERだ。」

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最後に、光に包まれた際のSKY-HIの言葉を掲載して、この一夜に関する報告を終えたいと思う。

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もう時間っていうのは融通きかないからさ。早送りしてほしいって時もいっこも言うこときいてくれないのに、あと一秒、もうすこしだって思う時も容赦なく過ぎていくんだ。そしてこのライブの時間が終われば、俺たちはまた別々の人生を生きることになる。それがさ、最高にハッピーはだったらそれに越したことないけど、あいにくそうもいかないと思うよ。楽しいことってのは持続しないしさ。どんなにお腹いっぱいごはんを食べてもまたお腹はすくし、どんなにたくさん寝てもまた身体は疲れるし。どんなに愛し合ってもまた離ればなれになれば不安になる。

ふっとTVを見れば、嫌なニュースばかり目に飛び込んでくるし。ああ、この世は間違いだらけ、いや、そもそも間違いしかないんじゃないかって、君を悩ませる日は必ずくるよ。いつだって隣りに、そういうネガティブは存在していると思う。だけどだからこそ、俺はこうやってライブっていう時間を共有した君たちが、そういうネガティブに立ち向かうための力を与えるためにステージに立っているわけだし。間違いだらけの世の中で、SKY-HIという存在が、君の正解のひとつになれるよう、俺はいつまでもステージに立ち続けるわけだ。

なぁ、目の前の俺をよく見てくれ。君のため息を彩り、歌声に変えよう。君の行き先を照らしていこう。背中を押す。言葉はなんだっていい。君の力になれるように、君が選ぶ正解のひとつであり続けられるように、俺は命をかけてステージ上に立ち続けよう。

大げさだと思うかい? 俺は大真面目だぜ。本気の本気だ。本っ気で君たちの人生を変えにきた。すべてをひっくり返しにきたんだ。

なぁ、目の前の俺をよく見てくれ! その感情をすべてぶつけてくれ。一歩も引かずに俺はここですべてを受け入れよう。迎え撃とう。君の不安をを飲み込み、安心へと変えよう。君が持つ絶望を希望に変えよう。確かな夢の見方を教えよう。さあ、そのきっかけを与えよう。

君の目の前にいる男の名前が、SKY-HI。
君の人生を本気でひっくり返しにきた、TRICKSTERだ。


(2014年3月9日 <SKY-HI TOUR 2014 -Trip of TRICKSTER- >ファイナル公演 より)


text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

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