スリップノット、ドラムのジョーイ脱退に「いまは何も話せない」
スリップノットが金曜日(12月13日)、ドラマーのジョーイ・ジョーディソンがバンドを脱退したことを明らかにした。
◆スリップノット画像
彼らは以下のような声明を発表した。「個人的な理由により、ジョーイ・ジョーディソンとスリップノットは道を分かつことになった。大きな痛みを伴うと同時に、静かなる敬意も抱いている。その将来がどんなものになるのであれ、俺らはジョーイの幸運を祈っている。君らの多くがどうして、どうやってこうなったのか知りたいと思っているのは承知している。近い将来、そうした質問に答えられるよう最善を尽くすつもりだ。君らや自分たちが作る音楽を愛する気持ちは、活動を続け、2014年の新作リリースに向け前へ進むよう俺たちを駆り立てる。みんなが今回のことを理解してくれるよう願っている。そして、スリップノットが次の段階を計画する間も変わらず支援し続けてくれることに感謝する」
この脱退の発表があった直後、フロントマンのコリィ・テイラーはアメリカのラジオ局Station 93xの番組に出演したが、声明文通りはっきりした理由は明らかにしなかった。「いまはまだ話せないんだ。舞台裏ではみんなが知らない多くのことが起きてる。だから法律の上でもリスペクトする上でも、あまり話せない」「ジョーイが離れたのは確かだ。何か話すことができるようになったら、すぐに話す。でも、いまはジョーイ、それに俺たちを守ろうとしている」「ファンが(知りたくて)ムズムズしているのはわかる。いまは何も言えないんだ。ファンにとっても俺らにとっても酷いよな。俺らはいつだって、誰に対しても正直に話すことができるのを誇りとしてきたから。でも、いま本当に話すことはないんだ」
ジョーディソンはバンド結成時からのメンバー。今年初め、スリップノットとは別にスカー・ザ・マーターを結成し、10月にセルフ・タイトルのデビュー・アルバムをリリースした。
Ako Suzuki, London