【インタビュー】第2回 三浦大知と雑談をしよう。後編 驚愕の“無音ダンス”秘話
三浦大知と、ただ雑談するという「第2回 三浦大知と雑談をしよう。」企画。前回の続きとなる後編をお届けしよう。
2013年10月10日14時から、なんとなくな感じで行なわれた雑談(もっとも、雑談をかしこまってする人などいない)。前編では、なぜか最近のゲーム事情から話はスタートし、高松の話題や、クインシー・ジョーンズ来日公演でのMIYAVIとのコラボ話、そしてナチュラルであるという考え方などが飛び出した。
今回お届けする後編では、担当編集者がライブリハも見学した全国ツアー<DAICHI MIURA LIVE TOUR 2013-Door to the unknown->の話や、2013年を振り返って、2014年のこと、そして、11月20日リリースのアルバム『The Entertainer』についてなどを大知くんに語ってもらっている。
◆ ◆ ◆
■ 「カッコイイの最上級は爆笑」
──では、ステージの話も出てきたので、この間のツアー<DAICHI MIURA LIVE TOUR 2013-Door to the unknown->の話をしましょうか。
大知:はい。
── 終わってみて、改めてどうですか?
大知:楽しかったです……(笑)。楽しかったし、今後につながるライブがまたできたなっていう感じがしています。
── 僕は残念ながら横浜アリーナしか行けていないんですけど、横アリはヤバかったですよね。
大知:ほんとですか!? よかったです(笑)。ありがとうございます!
── たぶん、昔から応援しているファンの人たちは、三浦大知が横浜アリーナのステージに立っている姿を目にした瞬間、それだけでもいろんなものが思い出されたんです。あの瞬間に、みんな号泣したんじゃないかなぁって思います。
大知:しっかり、ど頭のフライングで爆笑してもらえてたらうれしいなぁ、と思いますけど(笑)。
── (笑)あれはね、びっくりしました。
大知:正直、俺もちょっと……ほんとに、なんていうんですか。馬鹿正直なくらいベッタベタなことをやりたいって、武道館のときに言ってて実現しなかったのがフライングなんですよ。
── へぇ~。
大知:武道館のときは実現できなくて。で、今回の横アリでは、もう「飛ぶって決めよう、飛ぼう!」って言って。だから、ど頭はみんなが笑いながら手叩いて盛り上がってくれたら最高だなぁと思って。
── 僕は記者として、あれにも何かしら意味を持たせたいんですよ。こじつけたいというか。で、観てる感じ、ここ(腰のあたりの金具)を持ってやってたけど、こう(スーパーマンのように両手を広げて)じゃないだろう! って、会場の雰囲気的に。つまり“飛ぶ”っていうよりも、どっちかというと、空中を歩いてる、みたいな。そういうイメージで見たんです。
大知:はいはい。
── ライブレポートにも書いたんですけど、“三浦大知の周りは重力がおかしい”。
大知:(照れ笑)ありがとうございます。
── それって僕が言っているんじゃなくて、ファンの人たちが三浦大知のダンスを見て「三浦大知の周りは重力がおかしい」って感じている。……で、そういうのを、よりわかりやすく視覚化した結果、重力がなくなってしまった=三浦大知は横浜アリーナで空中を歩いている。……というストーリーを勝手に作ったんです。でも、結局はフライングだった、と。
大知:フライングです。
── 飛んでた、飛びたかった。
大知:そうですね。まぁ、1回あれくらいベタなことをやってみたかった。あれくらい大きい会場じゃないとできないんで。で、前にも言ったかもしれないですけど“カッコイイの最上級は爆笑”だと思っていて。
── そうなんですか?
大知:っていう個人的な考えがあるんです。
── それはどういう風な思考で?
大知:やぁ、なんて言うんですかね、スゴすぎるものを見たときって笑いません?
── あぁ、わかる!
大知:マイケルとか、それに近いと思うんです。なんか、カッコよすぎると、もう面白いみたいな。俺は、それが最上級かなぁと思っていて。カッコイイがスゴイになって、スゴイが爆笑になる、みたいな。
── うん。
大知:自分の人生の経験として、「スゲェ!」って思ったときって、ちょっと面白いっていうか。ワクワクするとか、そういうのも混ざってると思うんですけど。……だったので、爆笑してもらえたらな、と。
── やばいな、ここまでで今回の雑談のタイトルにできる言葉がいくつか出てますよ。「カッコイイの最上級は爆笑」。
大知:あはははは(笑)。
── たしかに、私も安室ちゃんのライブを初めて見たとき、カッコよすぎて笑った覚えがあります。
大知:そうなんですよ。カッコイイと笑っちゃうんですよ。
── なるほどね。……あ、やばい。インタビュー時間がなくなってきた(笑)。
大知:(笑)
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