【インタビュー&動画】SCREW、“らしさ”を手に入れた5人の強烈な一撃。ニューシングル「CAVALCADE」リリース

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えーっと、インターネットです(笑)。
あ、そういうことじゃないか(笑)。(鋲)


――プロデューサーは今回も告井孝通さんですよね?

和己:メジャー・デビュー以降、ずっとそうですね。すごく距離感のいい関係でいれてる気がします。近過ぎず、遠過ぎず。すごく客観的な部分と、愛情の部分とがある方で。あと、やっぱメンバー個々を見てくれてるなって思いますし。

ジン:楽曲的には自分が絶対やりたいものというのがあるわけですけど、自分の不得意な部分を手助けしてもらえたりするのはすごくありがたいですね。その音を出すためのプレイの仕方みたいなところでの、理論的に正しいことを教えてもらったり。

ルイ:うん。自分が独学でおぼえてきたことについて、もっと効率のいい方法を教わったり。そういう意味ではこの1年で自分の引き出しが増えてきましたね。

マナブ:正直、当初は自分たちが抑制されてるような気もしてたんだけど、知らず知らずのうちにいろいろ身についてた気がしますね。

――そういった収穫が今回の音源にも反映されているわけですね。ヴォーカル的には、すごく両極端な歌い方が同居してますよね?

鋲:確かに。ただ、曲に呼ばれて自然にこうなったというか、セクションごとにベストな歌い方をしようと思ったらこうなりました。初めてやったことではないし、自分としてはあくまで普通の歌い方をしてるつもりなんですけどね。

――タイトルの「CAVALCADE」は、あまり日常的には馴染みのない英単語ですけど、どこからこんな言葉が出てきたんです?

鋲:えーっと、インターネットです(笑)。あ、そういうことじゃないか(笑)。

――ええ(笑)。辞書的な意味としては騎馬戦の騎馬とか、行進とか。そういった意味合いの言葉を探していたということですか?

鋲:そうですね。やっぱ『SCREW』というアルバムができて、そのままの道をみんなで前に突き進んでいきたいなと思ったし。そういう気持ちに似合う言葉を探しました。

サビの歌詞みたいな気分になれたのは、ツアーのおかげでもあるんです。
夏のツアーがあったからこそこういう気持ちになれた。(鋲)


――ただ、歌詞のなかには“亡骸のカヴァルケード”なんて表現も出てきます。ボロボロになりながら行進しているというわけですか?

鋲:サビ以外の部分で描かれてるのは、なんかもうホントに危ない人というか。病んでるというかね。そういった部分でも『SCREW』というアルバムに通ずる部分が出てる詞だと思ってるんです。あと、この曲については、極端な言い方をすれば、サビだけ目立てばいいなって思ってたんです。そこさえ際立ったものにできれば、と。だからそれ以外の部分では、シングルの表題曲っぽくない表現を敢えてしてたりもするし。サビを突き抜けたものにするために、他のところを落としてるという感じでもある。

――実際、サビ部分の歌詞には“現実を踏まえながらも希望を捨てていない”という印象があるし、望みを捨てずに進んでいこうという決意みたいなものも感じられます。

鋲:うん。そのサビの歌詞みたいな気分になれたのは、ツアーのおかげでもあるんです。夏のツアーがあったからこそこういう気持ちになれた。そういう意味ではツアー中に同時進行で制作をやってたのも意味があったかなって。ツアーに出る前はアルバムの世界観を重視して、お互いの孤独を埋めあえたらいいなと思ってたんですけど、いざそれが始まってみると、実際、嫌な現実とかを忘れることができたんですね。だがら、“もっと救いあいたい”っていう気持ち良さがファンの子たちに届いたらいいなって思いながら、この歌詞を書きました。一緒に進んでいければいいなって考えながら。

――馴染みの薄い英単語をタイトルに掲げることに躊躇はなかったんですか? そういえばルイさんは英会話が得意なはずですよね?

ルイ:会話はできるんですけど文法とかは駄目で(笑)。実際、この言葉は僕も知らなかった。だから、どういう意味なんだろうと思って調べました。インターネットで(笑)。でもなんか、この歌詞を見たとき、他のバンドやアーティストの歌詞を見たときには受けない衝撃みたいなものをおぼえたんです。そこが自分でも面白かったですね。

鋲:そうやって感じる部分があるのはお互いさまだと思う。僕も、曲を作る人間に対して同じように感じることがあるし。

――つまり、今のこのバンドの状態が曲になっているという感じでもあるわけですね。そして今回、カップリング収録されているのは「GROGGY SLUMBER」と「IT'S A CATCH 22」(通常盤のみ)。どうしたんですか、英語ばっかりで。やっぱりインターナショナルな感じを狙ってたりとか?

和己:というか、インターネットを使ってるからじゃないですかね(笑)。

――「GROGGY SLUMBER」もジンさんの楽曲なんですよね?

ジン:はい。これもやっぱりこっちもライヴ感を想定して作ったというか、よりいっそうそこに集中して作った感じですね。客席がこんなふうになったらいいな、というのを意識しながら。リード曲はやっぱりいろんな人に聴いてもらいたいものでもあるから、いい意味でのわかりやすさが必要だと思うんですね。SCREWを知ってもらうためのわかりやすさというか。それに対してカップリングでは、よりディープな方向に持って行けたらなというのがあって。

■その言葉、いただきます(笑)。もちろん今も言ったようにバランスは重要だけど、
やっぱりおとなしい曲ばかりやるようなバンドではないので。(和己)


――実際そういう曲になっていると思います。そして「IT'S A CATCH 22」はルイさんの作による曲。

ルイ:はい。全部聴き終った後に「カッコいい!」とか「すげえ!」とかじゃなく、「なんだこれ?」ってなるような曲を作りたくて(笑)。元々イントロから打ち込みで作ってたんですけど、作っていくうちにどんどん散らかり過ぎてしまって、それを自分なりにまとめて出した感じで。メンバーもおそらく選曲会のときに「なんだこれ?」という感じになってたんじゃないですかね。

ジン:どうなっていくのかな、というのがありましたね。選曲会で聴いた時点である程度のコンセプトは掴めたけど、まだまだ変わっていくんだろうなというのがあって。

マナブ:この2曲も含めて、結局、どの曲も自分たちらしいと思う。そういう意味では、まさに安心の3曲ですね。

和己:バランスを考えてのこの3曲でもあったんです。飛び道具があったり、今までのSCREW らしさがあったり。もちろんそれをアレンジとかで新しい感触のものにしていったり、逆にシンプルにしてみたり。そういう意味でもバランスのいい3曲だと思いますね。

――3曲に共通するのは、激しいというか、いい意味でうるさいこと。これは僕なりの褒め言葉ですが、「うるせえシングルだな!」と思ったんですよ(笑)。

和己:その言葉、いただきます(笑)。もちろん今も言ったようにバランスは重要だけど、やっぱりおとなしい曲ばかりやるようなバンドではないので。やかましいバンドであり続けたいですね。

――ちなみに「IT'S A CATCH 22」というタイトルは“八方ふさがり”という意味。そんな窮地にいるような感覚のときに書かれた歌詞なんですか?

鋲:そうですね。ただ、そこは敢えて真逆を意識して書いたところもあるんです。ただ明るいことだけを書いても伝わんないと思ったので、裏側をちゃんと見せようかな、と。実際、現実と理想のギャップというのもあるし、八方ふさがりな感じがすることもあるんです。だけどこの夏のツアーを通じて、ライヴってものが自分のなかでいっそう大事なものになってきたことに気付かされて。ライヴが終わりに近付いてくると「おいおい、現実に戻すなよ!」って思うんです。「ずっとツアーっていう夢の国のなかにいさせてくれ!」って。だから最近ずっとライヴに飢えてるんですよ。

和己:確かにツアーについては、もっとがっつりとまわっていきたいですね。

ルイ:うん。もっと長いツアーとかもやってみたい。そこで、もっと固まってくる部分もあるはずだし。

マナブ:アルバムを出した後のツアーでこれだけの成長を実感できたわけで、これで40~50本回ったらどれだけ違いが出てくることになるのか。それを知りたい気がしますね。限界ギリギリのところまでやってみたい。それこそ100本とか。

和己:その本数のツアーは、今すぐには現実的に無理です(笑)。でも、いつになるかわからないけど、そういうロング・ツアーはやってみたいですね。ただ、やり過ぎてしまって自分たち自身がライヴに飽きてしまうようでは意味もない。そこもやっぱり、バランスが重要なはずだと思うんです。

インタビュー&文◎増田勇一


New Single 「CAVALCADE」
2013年11月6日発売
※日本テレビ系「フットンダ」11月エンディングテーマに決定
[初回限定盤A](CDMS+DVD)
TKCA-74011 ¥1,890(tax in)
CD
1.CAVALCADE
2.GROGGY SLUMBER
DVD
1.“CAVALCADE” Video Clip
2.Video Clip Shooting Off Shot
3.“Red Thread” -TOUR2013 UNDER THE “SCREW” FINAL AT LIQUIDROOM-
[初回限定盤B](CDMS+DVD)
TKCA-74012 ¥1,890(tax in)
CD
1.CAVALCADE
2.GROGGY SLUMBER
DVD
1.“CAVALCADE” Video Clip
- 鋲ver., 和己ver., マナブver., ルイver., ジンver.,-
2.“Get You Back” -TOUR2013 UNDER THE “SCREW” FINAL AT LIQUIDROOM-
[通常盤](CDMS)
TKCA-74013 ¥1,575(tax in)
1.CAVALCADE
2.GROGGY SLUMBER
3.IT’S A CATCH-22

<SCREW 8th Anniversary Live NEVERENDING BREATH AT AKASAKA BLITZ>
2014年4月20日(日) 赤坂BLITZ
OPEN 16:30/START 17:30
[問]:DISK GARAGE 050-5533-0888
料金:前売り¥4,500/当日¥5,000
一般発売:2014年02月09日(日)
総合問合:バックステージプロジェクト 03-5786-2400
SCREWインフォメーションクラブ『Siesta』にて9/26(木)14:00よりチケット優先予約を開始!!

「Siesta」 限定 LIVE開催決定
<PS COMPANY PRESENTS『プラチナナイトショー』~SCREW主義の非公式集会~Vol.5>
12月23日(月) 高田馬場AREA
<PS COMPANY PRESENTS『ROYAL NIGHT SHOW』 Vol.9-SCREW学園の昼休み->
2014年1月20日(月)高田馬場AREA
<PS COMPANY PRESENTS『ROYAL NIGHT SHOW』Vol.10 -ROYAL NIGHT BYO->
2014年2月9日(日)高田馬場AREA
<PS COMPANY PRESENTS『ROYAL NIGHT SHOW』Vol.10 -ROYAL NIGHT BYO->
※詳細は後日Siesta HPにて発表

<リリースイベント>
11月6日(水)19:00~ タワーレコード渋谷店
11月7日(木)19:00~ ZEALLINK渋谷店
11月8日(金)19:00~ ZEALLINK高田馬場店
11月8日(金)21:00~ タワーレコード新宿店
11月9日(土)14:00~ タワーレコード 全店(タワーオンライン除く)都内某所
11月10日(日)14:00~ TSUTAYA RECORDS全店
(一部取扱いのない店舗もございます)都内某所

◆SCREW オフィシャルサイト
◆徳間ジャパンサイト
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