【対談】Kaya×WING WORKS、コンピ盤『V-ANIME ROCKS evolution』から日本のアニメ&ヴィジュアル系の人気の謎を語る

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◆ヴィジュアル系に関してはもっと変わればいいなと思ってるんですよ。
もっとメジャーになるべきというか(RYO:SUKE)


Kaya:そうそうそう。あとは、ヨーロッパはずっと狩猟で来たので動くものを捕らえる感覚はすごい鋭いんですって。リズムにしても乗馬だったりで3拍子が得意とか。

RYO:SUKE:♪パカラッパカラッパカラッ、ていう?

Kaya:うん。でも日本人は農耕民族で、そういうのがないからリズム感がもともとは弱い部分があるらしいの。ただ、畑とかでずっと季節の移り変わりとかを見てきたから、平面でものを捕らえたりするのはすごい長けてるらしいんですよ、DNA的に。なので、アニメももともと静止画じゃないですか? セル画をパラパラマンガみたいに動かして。そういうのが特化して今の評価に繋がったんだと思うんですよね。

RYO:SUKE:おお、なるほど。ただ、ヴィジュアル系に関してはもっと変わればいいなと思ってるんですよ。もっとメジャーになるべきというか、海外での盛り上がりに対して日本のマーケットではちょっとイロモノ扱いっていうか、ジャンル自体がアンダーグラウンドとして解釈されているところがあるので。

Kaya:確かにサブカルチャー色ってまだありますよね。

RYO:SUKE:それこそ今や、日本が世界に誇るカルチャーだし、日本の音楽シーンが活性化して行く中で必要なパイというか、もっともっとこのジャンルが評価されることが結果、日本の音楽シーンとかエンターテインメントシーン、ひいては経済みたいなところの活性化に繋がると思うので、ヴィジュアル系の魅力を世の中の人に伝えて行くために“ヴィジュアル系アーティストとして売れたい”と思ってるんですよ。学校のクラスでヴィジュアル系が好きって言ったときに「気持ち悪っ!!」て言われる子達がやっぱりいると。それってすごい悲しいことだと思うんで。

Kaya:ジャズが好きっていう人の方がちょっとお洒落な感じがするとかね。その風潮は崩したいよね(笑)。

RYO:SUKE:僕らの頃はアニメが好きなんて言うと「オタク!!」なんて言われてたけど、今アニメが好きって言うと「そうなんだ!? 何見てんの?」って盛り上がる時代になりましたからね。

Kaya:徐々にね。

RYO:SUKE:それぐらいヴィジュアル系も変わるといいなと。

◆解る人だけ解ってくれればいいとか、
そういう考え方にはまったく共感出来ないです(Kaya)


Kaya:おそらくリスナーの方の意識はもう変わってきてると思うんですよ。要は例えばレコード会社とかテレビ局とかを動かしてるおじさま達の感覚が変わってないっていうのが最大の……ね。

RYO:SUKE:言っちゃった(笑)。

Kaya:そこがね、まだジャズの方がカッコ良いとかJ-POPの方が売れるだろうとか、ヴィジュアル系はサブカルチャー、アニメとかマンガは文学より下っていうおじさま達の感覚をどうにか変えていただかないとなっていうところがあって。だからこの企画を徳間さんがやっているって、なんてカッコ良いんだろうと思うんですよ。で、(第1弾で)しっかり結果が出ているじゃないですか? “そら見たことか!!”って(笑)。

RYO:SUKE:あはははは(笑)。

Kaya:「(ヴィジュアル系は)サブカルチャーであるべきじゃないですか?」って言われたこともあるんですけど、私はそうは思わなくて。アヴァンギャルドで前衛的であるべき、という姿勢は持っていたいですけど。

RYO:SUKE:それめっちゃ解ります。僕は演劇も好きで、自分で役者を経験したこともあるんですけど、小劇場の業界がまさにそうなんですよね。難しい内容をちっぽけな範囲で表現することに満足してる劇団もいれば、“いつか必ずこの作品を月9のドラマで放映してやる!!”っていうような意思でやっている劇団もいて。

――非常に解りやすいたとえだと思います。

RYO:SUKE:ヴィジュアル系も大きく広がって行く可能性がある反面、アングラな方向性にも陥りがちだと思うんですよ。でも僕は“新しくてかっこいいものを月9で放送してやる!!”ていう精神性に共感するタイプなので。

Kaya:それはわたしもありますね。解る人だけ解ってくれればいいとか、そういう考え方にはまったく共感出来ないです。

RYO:SUKE:『エヴァンゲリオン』なんてまさにそうだと思うんですよ。普通に売れようと思ったらあそこまで情報量を詰め込まないじゃないですか? 新しいアニメの在り方を模索するためにあのスタイルになって、評価されるまでに多少時間はかかりましたけど、再放送でやっとブレイクしてからは一気に社会現象になって。でもあれは、僕の世代にとってアンダーグラウンドがメジャーをひっくり返した初めての体験だったんです。そういうことはどこでも起きてるんで、ヴィジュアル系でもどんどん起こしていきたいっていうのはありますよね。

インタビュー&文◎加藤祐介


『V-ANIME ROCKS evolution』
2013年10月2日発売
TKCA-73994 ¥3,000(tax in)
[収録曲]
1.ヒカリへ (ONE PIECE)/ Royz
2.happily ever after (天元突破グレンラガン)/ GALEYD
3.愛をとりもどせ!! (北斗の拳)/ DaizyStripper
4.THE MEANING OF TRUTH (F-ZERO ファルコン伝説)/ Juri(ex.DELUHI) feat. Leda
5.アンバランスなKissをして (幽☆遊☆白書) / AYABIE
6.魂のルフラン (新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生)/ A(エース)
7.ゲキテイ(檄!帝国華撃団) (サクラ大戦) / Kaya
8.ゆずれない願い (魔法騎士レイアース)/ THE BEETHOVEN
9.輪舞-revolution (少女革命ウテナ)/ WING WORKS
10.Butter-Fly (デジモンアドベンチャー)/ FEST VAINQUEUR
11.the WORLD (DEATH NOTE)/ サウイフモノ
12.LOVEさりげなく (魔法の天使クリィミーマミ)/ SEX-ANDROID

【Kaya Information】
New Single
「TABOO」
2013年7月13日発売
収録:TABOO、Infection 他
TABOO:Lyrics:Kaya Music: KEN MORIOKA(ex.SOFT BALLET)
Infection:Lyrics:Kaya Music: KALM(ex.VELVED EDEN) Guitar:TaNa(劇情テノール)Drums:CHARGEEEEEE...(Omega Dripp、ZIZ)
※紙ジャケット仕様

<Kaya単独公演 TOUR 『Gothic Elements』ONEMAN>
2014年1月4日(土) 大阪RUIDO
2014年1月5日(日) 名古屋ell.SIZE
2014年1月11日(土) 札幌KRAPS HALL
2014年1月18日(土) 福岡DRUM SON
2014年2月2日(日) 仙台MACANA
<Kaya単独公演 TOUR 『Gothic Elements』FINALONEMAN>
2014年2月23日(日) 新宿BLAZE

<GLAMOUROUS BOOGIE NIGHT vol.16EVENT>
10月6日(日) SHINJUKU LOFT
<耽美派集会 〜第一夜〜「All Night Halloween Party in Osaka」EVENT>
10月26日(土) 大阪京橋BERONICA
<master+mind「Halloween Party!! 2013」EVENT>
10月29日(火) 新宿LOFT

【WING WORKS Information】
2nd Single
「不死鳥-FENNIX-」
2013年12月25日発売
収録曲後日発表

<WING WORKS PRESENTS "3DAYS" LIVE EVENT 「GOD IS IN THE DISPLAY vol.3.1」>
10月12日(土) 高田馬場AREA
時間:Open 16:00 / Start 16:30
料金:前売¥3,800(D別) 当日¥4,300(D別)
3日間通しチケット 10,000円(D代別)
出演:WING WORKS / グリーヴァ/【Ecthelion】-エクセリオン- / the LEM / かじっぃくま(郁磨&KAJIセッション)/ Annie's Black / the Sherry
Vo.RYO:SUKE
WING-MEN live member
Gu.鳴風(ex-the ViG)
Gu.広末慧(MASQUERADE)
Ba.裕地(kannivalism)
Dr.匠(ex-UnsraW)
チケット:三日通し券
<WING WORKS PRESENTS "3DAYS" LIVE EVENT 「GOD IS IN THE DISPLAY vol.3.2」>
10月13日(日) 高田馬場AREA
時間:Open 16:00 / Start 16:30
料金:前売¥3,800(D別) 当日¥4,300(D別) 3日間通しチケット 10,000円(D代別)
出演:WING WORKS / DOWNER / NAINE / NOCTURNAL BLOODLUST / SUPERBOYS / ALSDEAD / BLACK LINEVo.RYO:SUKE
WING-MEN live member
Gu.鳴風(ex-the ViG)
Gu.広末慧(MASQUERADE)
Ba.裕地(kannivalism)
Dr.匠(ex-UnsraW)
<WING WORKS PRESENTS "3DAYS" LIVE EVENT 「GOD IS IN THE DISPLAY vol.3.3」>
10月14日(月) 高田馬場AREA
時間:Open 16:00 / Start 16:30
料金:前売¥3,800(D別) 当日¥4,300(D別) 3日間通しチケット 10,000円(D代別)出演:WING WORKS / SCAPEGOAT / Circus / ワン★スター / Ray℃ / スカーレット / Avidit.Vo.RYO:SUKE
WING-MEN live member
Gu.鳴風(ex-the ViG)
Gu.広末慧(MASQUERADE)
Ba.裕地(kannivalism)
Dr.Lyvia(ex-FENRIL)

<WING WORKS PREMIUM ONEMAN LIVE 2013 「WINGER P.A.R.T.Y~銀服限定GIG~」>
12月13日(金) 池袋CYBER
時間:OPEN 18:30 / START 19:00
料金:ADV¥3,800 / DOOR¥4,300(DRINK代別)
※ドレスコードあり
当日は一点以上の『銀色の物』を身につけてご来場下さい(服、靴など。シルバーアクセサリーのみは不可)
※突起物や金属などで周囲のお客様に危険の及ぶことのないようにくれぐれもご注意ください
Vo.RYO:SUKE
WING-MEN live member
Gu.鳴風(ex-the ViG)
Gu.広末慧(MASQUERADE)
Ba.裕地(kannivalism)
Dr.匠(ex-UnsraW)

<WING WORKS ONEMAN SHOW 「The Resurrection of FENNIX」>
2014年3月23日(日) 高田馬場AREA
時間:OPEN 18:00 / START 18:30
料金:ADV¥3,800 / DOOR¥4,300(DRINK代別)
一般発売 2013年10月12日(土)

◆Kaya オフィシャルサイト
◆WING WORKS オフィシャルサイト
◆徳間ジャパン サイト
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