コブクロの小渕健太郎、レコ発イベントで語ったギターへの想い「ギターの存在とは兄弟みたいなもの」
コブクロの小渕健太郎が9月18日、初のギターソロアルバム「ツマビクウタゴエ ~KOBUKURO songs,acoustic guitar instrumentals~」をリリースする。その前日となる9月17日に公開インタビューイベントが開催された。
◆小渕健太郎 拡大画像
2012年はコブクロとしての活動をお休みをしていたが、その間、小渕は「1日3曲ほどアンサンブルを録音していた。その際、エンジニアの方から“(ギターも)歌ってるんですね”と言われたんです!」と語った。それが、このアルバムを制作するきっかけとなったという。そして2013年に1本のギターと出会い、それらアンサンブルを形にしようと思い立ったそうだ。
レコーディングには6本のギターを使用、多重録音を行っている。譜面台にはコード譜ではなく歌詞カードを置きながらの制作だった。結果、「ギターだけど、歌が入っているアルバムになった」と歌心に溢れたギターインストアルバムの制作秘話も語ってくれた。収録曲の選曲も、やはり歌詞の存在は大きかったようだ。楽曲への思い入れというよりも、ギターを弾いた時の心地よさ、そして歌という主人公がいないぶん、主人公は聴いた人自身となれるように景色が感じられるアルバムにしたかったという。
また、同イベントでは実際に録音ブースに入り、「Million Films」の多重録音部分を再現してみせてくれるという場面も。それぞれのパートごとにギターを使い分けながらの演奏や、同じ旋律でもチューニングを少し変えたギターを使うことで空間的なサウンドの広がりが得られることを実践すると、会場からは感嘆の声が上がった。「4~5時間弾くと、指がぼろぼろになってしまうんです……」とアコースティックによるレコーディング苦労話を語ると、専門学校やスクールの生徒から思わず納得の声も。
イベントの締め括りは、生徒からの質問ひとつひとつに対して小渕が丁寧に答える。自分の声にあったギターを買うことの重要性や、コードから様々な創造が生まれることの素晴らしさを説明。さらにはギターの弾き方を実際に手ほどきしながら教えるなど、とても貴重な機会となった。
「僕にとってギターの存在とは兄弟みたいなものです。そしてこのギターを通して、さまざまな出会いもあった不思議な道具です!」とギターへの温かい想いを語り、イベントが終了した。
■小渕健太郎(コブクロ)
『ツマビクウタゴエ~KOBUKURO songs, acoustic guitar instrumentals~』
2013年9月18日(水)発売
WPCL-11593 2,415円(税込)
1. Million Films
2. 蕾
3. NOTE
4. 風
5. ここにしか咲かない花
6. あなたへと続く道
7. 君という名の翼
8. 桜
9. 風見鶏
10. ダイヤモンド
◆コブクロ オフィシャルサイト
◆アルバム特設サイト
この記事の関連情報
コブクロ、結成の地・大阪で結成25周年を記念した全国ツアーを完走「僕らはこの船を一度も捨てずに今日まで旅をしています」
【イベントレポート】コブクロ、大阪<御堂筋ランウェイ2024>に登場
コブクロ、「足跡」のリリックビデオを公開
コブクロ「RAISE THE ANCHOR」、配信開始
コブクロ、「雨粒と花火」のミュージックビデオを公開
コブクロ、9月4日にアルバム『QUARTER CENTURY』発売
【ライブレポート】コブクロ、1夜限りの“超プレミアムLIVE”を開催
【ライブレポート】コブクロ、25周年を迎えた全国ツアーファイナル無事完走「知ってます?僕2ヶ月入院してたんです」
コブクロ、結成25周年イヤーにBEST ALBUM『ALL SEASONS BEST』発売