【インタビュー】吉川友、ベスト盤『Best of YOU!』にあえて1曲加えるなら“幻の曲”。「『茨城の歌』? 違います違います(笑)」
■ 「吉川友はあの体型で、痩せていた時期はないんだ」って思う。
── ベスト盤のDVDには、過去のライブの映像がいくつか入っているじゃないですか。私の記憶が確かなら、吉川友は、ライブの時って、結構、ファンの人たちが思っている以上に体調悪い時が多いんですよ。それはリリースイベントとかも立てこんでたりして仕方がないことではあるんですけど。でも映像で観るとちゃんと歌えてる。これちょっと凄いことですよね。
吉川友:いやいやいや、幻滅ですね。ほんと恥ずかしかったのが、この間の練馬のライブで、音を超ハズしてたんですよ。
── それ、DVDにそのまま入ってる?
マネージャー:入ってます。
吉川友:いやー、観なきゃよかった。やっぱ、(音が)聞こえないってのはわかってるんですけど、あそこまでハズしてるとは(急に恥ずかしがる)。やっぱ。恥ずかしくって、もうー。
── でも、きっかがハズすってなんか珍しくないですか?
吉川友:いやいや、ハズすことなんて全然ありますよ。音が聞こえないとか環境とかにもよるんですけど。でも、ハズす曲は限られてきますよね。
── きっかの歌ってライブでも安定しているイメージですけどね。
吉川友:そりゃ(写真)撮ってるから聞いてないんですよ。
── いや、音源録音して後で聞いてるし。
吉川友:ほんとですか? まあ大変ですよ、ライブは。大変ですよね。
── ライブで何が一番大変?
吉川友:歌詞覚えること。
スタッフ:そこはブレないですね。
マネージャー:成長してない。
吉川友:あとMCとか、すっごい大変かも。ひとりで回さないといけないから。だから、(さわやか)五郎さんがいてくれた<きっかフェス>とか、五郎さんに任せて、きっかは歌詞を覚えることに集中できたんですけど。でもいつからか、いなくなって、そっからは結構、いろいろと大変ですよね。
── さわやか五郎さん、復活して欲しいですよね。ヤマザキのランチパック、食べさせてほしいですよね。
吉川友:「あ、たまごじゃん。」って。懐かしいー(笑)。超覚えてる。
── 懐かしいといえば、DVDにも、懐かしい映像が収録されてましたね。
吉川友:エッグ時代の。
── 顔、変わりましたね。
吉川友:(笑)だいぶ変わりましたね。
── 大人になった?
吉川友:いい意味で。なりましたね。見たくなかったですもん。
── なんだろ、えっと……(当時は)パンパンだった?
吉川友:はい(笑)。パンパン。アンパンマン。“平成のアンパンマン”でした。
── 今回のインタビューのタイトルもね、「吉川友、平成のアンパンマン」で。
吉川友:やだやだやだ(笑)
── でもあの頃から、歌はちゃんと歌えてて。
吉川友:歌えてました?
── ええ。私が吉川友という人を認識してちゃんと観たのは、ハロー!プロジェクトの公演のオープニングアクト「冬空花火」だったんですが、その時に「うわっ、この娘、可愛くて歌も上手い!」って思ったんですよ。
吉川友:うほぅ~。で、今は?
── (笑)。いや、後日談があって。直後にユニバーサルさんから吉川友をデビューさせるというお話をいただいて、あらためてイベントか何かを観させていただき、きっかと初めてちゃんとしゃべったんです。で、当時のマネージャーさんに「(トークが)むちゃくちゃ過ぎる。えらい爆弾を、えらい最終兵器を隠してましたね。」って、言ったんですよ。そしたらマネージャーさんも「私も最近、気づいたんです。」って言ってましたね。
吉川友:うわー。いやんこわーい(笑)
── (笑)CDリリース前とかデビュー当時とか、イベントでのトークについて、オトナの人や周りの人たちから何か言われませんでした?
吉川友:全然。超真面目に、緊張して答えてましたよ。
── ん!? じゃあ、当時はとにかく一生懸命だったんだ。
吉川友:一生懸命でした。今も一生懸命、だいぶやらせてもらっています。
── じゃあ、あれですね。当時のトークは、きっかの一生懸命さが、違った形にせよ、いい意味で出たわけですね。
吉川友:あはは(笑)。違った形にせよ。なるほど。
── あと、アトランタの映像もありましたね。藤本(美貴)さんの……。
吉川友:「ロマンティック浮かれモード」
── そうそう。ミキティの歌い方の特徴を捉えるの、上手いですよね。
吉川友:あー。でも(ハロプロ)エッグだった娘はみんなそうかもしれないですね。真似から入るんですよ。聴いて、覚えて。藤本さんの歌い方って歌いやすい歌い方なんです。だから、カラオケでも藤本さんの歌は歌いやすいですね。せっきー(アップアップガールズ(仮)・関根 梓)とも「ロマンティック浮かれモード」歌ったことあるんですけど、きっかが思うに、せっきーも藤本さん系の歌い方なんですよ。なんとなく。
── へぇー。でもなんとなくわかる気がします。ちなみにきっかは、歌い方とか声質とか、後藤真希さんに通じるものがありますよね。
吉川友:きたぁー。大好き。大好き。
── でもそれも、エッグ時代の真似から入るっていうのがあるのかもしれないですね。じゃあ、これからこういう人のカバーをしてみたいとかあります?
吉川友:後藤真希さん。超歌いたいです。
── 後藤真希をボーカリストとしてリスペクトしているきっかが、後藤真希カバーアルバムとか、いいかもしれないですね。
吉川友:やっべーなそれ!(ヤバいことを顔全体で表現)
── その顔は、文字にできないんで……。
吉川友:絵文字で表しといてください。絵文字で。
── (笑)あとDVDでは……フランスでは、やっぱりパンパンになってたなぁ、と。
吉川友:(倒れこむ)そうですねぇ。アトランタも入ってましたっけ? まぁ(海外は)その過程で、トコトコトコと、体型とともに。
── ま、そんな貴重な映像もぎっしり入ったDVDで、吉川友を振り返ることもできる、と。
吉川友:基本、デブで過ごしてきました。
(全員爆笑)
吉川友:痩せてた時期の吉川友はどこに行ったんだっていう。基本、あのDVDを観た方は、「吉川友はあの体型で、痩せていた時期はないんだ」って思う。
マネージャー:そう?
吉川友:え、入ってます?
マネージャー:「Candy Pop」とか細かったじゃん。
吉川友:……。まぁまぁまぁ! まぁまぁまぁまぁ。細い時期を入れるんならもうちょっと入れてほしかったですよねー。
── そうですね。あっという間に海外からの後半のバースデーライブ映像ですからね。
吉川友:まぁ、その辺も含めて、体型も含めて楽しんでもらえればなって思います。
── 今はちょっとぽっちゃりしてるほうが好きって人が非常に多いですしね。
吉川友:まぁねー。
マネージャー:“ぽっちゃり”って言われちゃった。
── (笑)なんかフォローしようと思ったけど、できなかった。
吉川友:あぁあぁあぁー。
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