キマグレン+吉川友のきっかレン。「兄弟みたいな感じです。弟(KUREI)、姉(きっか)、お兄ちゃん(ISEKI)、みたいな。」

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■ ぜひ3人の顔色を確認しながら観てください(笑)

── ミュージックビデオ。これまたゴージャスなきっかで。しかし、濃いメイク、似合いますよね。

吉川友:そうです……か? でも、最近多いです。濃いメイク。21歳だからじゃないですかね。大人のそういうの、出していい歳になったからだと思います。

── そうなの? でもこれまでにない、インパクトありましたよね。ファンの人たちも驚いてましたよ。

吉川友:へぇ。なるほどー(ちょっと照れる)。

── これ、映像は拝見したんですが、映像のコンセプトとかテーマとかって?

ISEKI:そうだなぁ。ショーパブみたいなもんですかね。キャバレー。もともとキャバレーだった場所を使ってますし。

吉川友:きっか、ミュージックビデオ撮影で、これまで大人数ってなかったんですよ。ずっとひとりか犬かぐらいしかいなかったんで。

(全員笑い)

KUREI:犬は人じゃない(笑)

吉川友:だから、人が一緒に映ってるミュージックビデオって初めてだったんです。

KUREI:人が映ってるって(笑)

ISEKI:なんか心霊現象みたいになってる(笑)

── (笑) 撮影って結構時間かかったんですか?

吉川友:20時間くらい? 朝方までかかりましたね。

KUREI:半端なくかかりましたね。

── 何が大変でした?

KUREI:俺らは踊りでしたけどね。でも監督の方がすごいこだわってて、きっかがスカートを脱いで飛ばすシーンがあるんですけど、それは何回も撮って。絵的な演出にすごいこだわってたので。

ISEKI:通常、キマグレンのミュージックビデオは海でわーっとやって終わりなんですよ。だいたいね、何時間かで終わっちゃうんですよ。デビューシングルとか、俺らちょっとしかミュージックビデオに出てこないんで、あれは撮影時間30分。それが今回20時間ってのはちょっとキツイですよね。やっぱ人数が多いとそれだけカット数も増えるので時間がかかる、っていうのは聞きましたけど、それでもかかりましたね。

KUREI:きっかレン前でいうと、ゆずグレン。ブランコに揺られるあのミュージックビデオも、実は20数時間かかった。

── えー! そうだったんですか。

ISEKI:20時間、ずっとブランコ。あれはきつかったね……って、なんで、俺らゆずグレンの話してるの?(笑)

── (笑)じゃあ待ち時間もすごいあったんじゃ?

ISEKI:でもちょいちょい出てたから、そんな待ち時間がガッツリあったわけじゃないんだよね。そうそう、あのミュージックビデオ。面白いのが、僕とKUREI踊ってるじゃないですか。あれ、タイム的には逆なの。

── 逆、というと?

ISEKI:一番最初のシーンは、実は一番最後に撮影したんです。だから、一番元気がない。で、最後のほうに踊るシーンは、実は最初に撮ってるから超元気。だから、後半になればなるほど、僕とKUREIの顔色がいいんです。

── そうなんだ!(笑)

KUREI:最初のイントロの部分は、朝5時とか6時とかに撮ってます。で、最後のダンスは(前日の)昼の2時とかに撮ってますね。

ISEKI:よーく見ると、どんどん元気になっていくから、曲としてはすごく成立してるんですよ。後半になればなるほど盛り上がって。「監督、よく考えたなー。上手くできてるなー。」って。だから、それを踏まえて、ぜひ3人の顔色を確認しながら観てください(笑)

(全員爆笑)

KUREI:しかしね、あのきっかのスカート飛ばすシーンは、ほんっとに何回も撮ってて。きっかもそのうち、こう(投げやり気味に脱ぎ捨てる仕草)なってきてましたね(笑)。

吉川友:あははは。

ISEKI:(撮影回数は)あの半分くらいでもよかったかもしれないな。

KUREI:そこのこだわりは半端なかった。

ISEKI:でも、結果、あの映像になったんでね。「あー、頑張ってよかったな」って思いましたよ。

吉川友:うん。

── じゃあ、ここできっかさんからミュージックビデオ撮影での面白エピソードをひとつ。

吉川友:面白エピソードとかは、ないんですけど……

── ないんだ(笑)

吉川友:違う違う、探せばあるとは思うんですけど……

ISEKI:あるんか(笑)

KUREI:どっちやねん(笑)

ISEKI:いつ探すの?(笑)

吉川友:今でしょ(笑)……って、違う違う(笑)。でもきっか、撮影中に、夕暮れ……朝方か? コンビニ行ったんですよ。で、その日から温泉たまごにハマりました。今、食べてないですけど。

KUREI:ハマってないじゃん!

(全員爆笑)

吉川友:でも美味しかったー。あの日の温泉たまご。家に帰って食べた。

ISEKI:待って待って。もうミュージックビデオの話じゃないじゃん。

(全員大爆笑)

吉川友:えー、なんかありましたっけ? MVの撮影……。

ISEKI:いや、いっぱいあったじゃん。20時間もいたんだよ?

吉川友:(笑)

KUREI:あ、すごいくだらない話なんですけど、カーテンといろんな器具がさ、いっぱい出てたじゃん。

吉川友:あっ!(爆笑)

KUREI:でさ、(スタジオにかかっていた)カーテンを避けて、左に曲がったところに出っ張ったものがあってさ、何回(足を)ぶつけたことか。みんな「痛っ!」って。時間が経てば経つほど、みんな学習するはずなのに、疲れてきてぶつける回数が増えてくるっていうね。

ISEKI:楽屋まで行く入り口に、ちょうどその“痛い”ポイントがあったんですよ。あれは痛かった。

── ちなみに、20時間も撮影されたとのことですが、撮ったけど使われなかったシーンとかあるんですか?

ISEKI:いや、ないでしょ。

吉川友:え、あるよ。絶対ある。

KUREI:うん、俺もあると思う。

吉川友:だって20時間ですよ。

ISEKI:それさっき俺が言った台詞な。

吉川友:(笑) でも大変だったぁ。
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