型破りな新人ラッパー・SKY-HI、<a-nation>を恐ろしいほどに大熱狂させる
ついにソロメジャーデビューを迎えたラッパー・SKY-HI(AAA・日高光啓)。彼が、国立代々木競技場第一体育館にて行なわれた<a-nation island>のステージに登場した。
……と、その前に、SKY-HI 2014年の全国ツアー開催が発表されたという話題を。
SKY-HIのメジャーデビューシングル「愛ブルーム/RULE」には「全国ツアー開催」という文字が大きく記されたチラシが封入されていた。そしてシングルCD店着日となった8月6日、シングルをフラゲしたファンなどから、このチラシの内容がTwitterなどを通して一気に拡散した。
現在、発表されている内容によると、SKY-HIの2014年ツアーは、2月8日の仙台Rensaを皮切りに、東京Zepp DiverCity Tokyoでのファイナルまで約1ヶ月をかけて全国8カ所をまわる予定だ。
そして、同じく6日には、国立代々木競技場第一体育館にて行なわれた<a-nation island>にSKY-HIとして出演した。前日にはAAAで堂々の大トリを飾っているため、彼にとっては2日連続の参戦。しかもSKY-HIは、あくまでメジャーデビューを翌日に控えた“新人アーティスト”。KEITAやDEEP、GENERATIONS from EXILE TRIBEなど錚々たる顔ぶれの中での大舞台となった。
しかし、8月2日の<ROCK IN JAPAN FESTIVAL>でも高いスキルとエンターテインメント性で、憧れだったフェスをロックしたこの“型破りの新人”は、代々木第一体育館でも臆することなく、独自のショーケースを堂々展開していく。まず、おなじみのミル・マスカラス姿で登場すると、マイクを相手に威嚇あり挑発ありのファイティング・スピリッツ剥き出し。そしておもむろにミル・マスカラスのマスクを脱ぐと、黄色い歓声がこだまする中、いきなりメジャーデビュー曲「愛ブルーム」を披露。アウトロから巧妙な煽りで「そばにいるだけで」に繋げ、さらにイトーヨーカドーのCMで見せた超高速ラップも飛び出すなど、ユキコ(※)も見守る会場を息つく間も与えず、SKY-HIワールドに変えてしまう(※ 編集部 注:ユキコとは、SKY-HIの実の母親。彼の初のソロライブツアー<THE 1st FLIGHT>では、開演前のアナウンスをなぜか担当した)。
後半戦に入ると「踊れるラッパーだってところを見せておくよ」と宣言。ダンサー4人を従えての曲を立て続けに披露し、既存のラッパーイメージを超越したそのパフォーマンスで、初めてSKY-HIを観るオーディエンスを驚愕させる。
そして、ラスト曲「Tumbler」では「みんな自分の好きなアーティストのタオルを見せ付けてくれよ」と独自のユーモア溢れるやり方でオーディエンスを扇動。ほかのファンをも巻き込んで、代々木第一体育館中がタオルを回して大盛り上がり。SKY-HIは、<a-nation>デビュー戦とは到底思えない恐ろしいほどに大熱狂のステージで、多くを魅了した。
SKY-HIの出番は終了……と、本当に考えたファンはどれだけいただろうか。大トリを務めたのは、SKY-HIとは同年代のライバルであり盟友でもあるKEITA。KEITAとSKY-HIといえば、「Slide 'n' Step-Extended Mix- feat.SKY-HI」。きっと誰もが、「SKY-HIはもう一度登場してくるはず。」と確信していた。
そしてこの期待通り、SKY-HIはKEITAのステージにも飛び入り参加。もとからKEITAの100%のかっこよさが炸裂している「Slide 'n' Step」に、SKY-HIがコラボレーションすることで、120……いや150……200%にも300%にもなる「Slide 'n' Step-Extended Mix- feat.SKY-HI」。ここでも会場のボルテージをクライマックスへと誘った。
SKY-HIを知らなかったであろう観客の女の子が、SKY-HIがミル・マスカラスのマスクを取った瞬間、「ヤバい!! あの人超カッコいい!」と騒ぎ出し、さらにステージが進むに連れて「ヤバい!! あの人超ラップ上手い!!」と興奮し、そして最後には「ヤバい!! あの人超面白い!!!」とビッグスマイルになっていた、そんなSKY-HIのステージ。
この型破りな新人アーティストは、次に何を観せてくれるのか。何で魅せてくれるのだろうか。
なお、SKY-HIのTwitterによると、彼のソロメジャーデビューシングル「愛ブルーム/RULE」は、その反響もあり各所で売り切れが出始めているとのこと。まだ在庫があるところ、すでに売り切れのところなどの情報は、Twitterのハッシュタグ「 #SKY_HIシングル在庫 」で情報共有し、ほしい人のところに作品が行き渡るようにしてほしい。
◆BARKSライブレポ
◆SKY-HI オフィシャルサイト
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