<a-nation island>2日目は仙台貨物、WORLD ORDER、D-LITE等9組で渋谷がヒートアップ
<a-nation island>2日日より、オフィシャルレポートが到着したのでお届けする。
◆<a-nation island> 2日目画像
まずはオープニングアクトとして、ストリートでギターを片手に歌い続けてきた男性シンガーのKorryと、全員が読者モデルの話題のガールズバンド“サイサイ”ことSilent Sirenが続けて登場。それぞれ初々しいパフォーマンスを見せて、駆けつけた観客たちのハートをどんどんあたためていった。
本編のトップバッターは宮城県が生んだ謎の運送屋集団・仙台貨物。まずはスペシャルゲストのTRF・ DJ KOOが登場。TRFメドレー、さらにはTRFと仙台貨物のコラボ曲「BOY MEETS BOY」を千葉のヴォーカルで披露。その後バンドメンバーが現れて、仙台貨物特有の底抜けに明るく楽しいポップチューン「サタデーナイトゲイバー」から立て続けに曲を演奏。フロントマンの千葉はミニスカ姿で女装、運送屋らしく赤いつなぎを着た他のメンバーもおにぎりをかぶっていたり、しっぽがついていたりと見た目はとことんコミカル。なのに演奏は超本格派という独自のパフォーマンスで会場中を笑顔にしていった。
「みんな、盛り上がってる?」と、バックバンドの演奏に合わせて手拍子をしながら軽快にステージに現れたのはMs.OOJA。「夏のフェスでやりたいと思ってました」という紹介で始まったアッパーなサマーチューン「Movin’」では会場中がひとつになって盛り上がり、その後、彼女がそっと目を閉じてアカペラでヒット曲「Be…」を歌い始めると、さっきまで騒いでいた客席に静寂が広がる。さらに続けて「I WILL」へ。タイプの違う泣きのバラードを2曲続けて披露し、人々の心に寄り添うような歌声で、Ms.OOJAの女性ならではの恋愛観をリアルに綴ったメッセージを観客ひとりひとりに切々と届けていった。
続いて清水翔太がサングラスにキャップをかぶって現れる。日本のR&B界を牽引する若手の中では名実ともにNo.1のヒットメイカーであり、ソウルシンガーである彼の登場に、場内から黄色い声援が上がる。熱狂的な「翔太!」のコールにふふっと照れ笑いする表情はピュアそのもの。だが、HYのカバー「366日」が始まると翔太の甘くシルキーなハスキーヴォイスが代々木競技場に充満。歌声で身動きがとれなくなってしまう。「君が好き」ではそんな観客と目を合わせ“君が好き”と歌いながらグラサンを外すというニクい演出も加わり、観客たちをメロメロに。最後は新曲「WOMAN DON’T CRY」で優しくエールを送り、軽やかに圧倒的な歌のスキルの高さを見せつけていった。
いま音楽シーンを熱く盛り上げている様々なジャンルのアーティスト9組が集結し、競演した約4時間半。この日、渋谷が日本のどこよりもヒートアップしたエリアになったことは間違いない。
(取材・文/東條祥恵)
◆a-nation island&stadium fes. 2013
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