高杉さと美、平井堅やL'Arc～en～Ciel作品をカバーしたアルバム『Satomi/Satomi Takasugi』

高杉さと美が6月19日に約3年ぶりとなる新作カバーアルバム『Satomi/Satomi Takasugi』をリリースし、同日、代官山 蔦屋書店にてミニライブを開催した。

◆高杉さと美 『Satomi/Satomi Takasugi』画像、「瞳をとじて」「Lies and Truth」試聴

約3年ぶりのサミーの新作は、TSUTAYA限定作品。トータルプロデュースには、SMAP、遊助、AIなど数々の人気アーティストの楽曲制作に関わってきた今井大介を起用。カバーされた楽曲はすべて男性アーティストのもので、高杉さと美の優しく透明感のある歌声と高い表現力が洗練されたアレンジによって引き立てられている。またビジュアル面でも高杉さと美が男装に身を包み、スタイリッシュなイメージを採用している。

リリース当日。蔦谷書店内のミニライブ会場は、開演時間前からアルバム購入者を中心にした観客でいっぱいに。キーボード、ギターのサポート2名とともに、高杉がステージに登場すると、フロアからは拍手が送られた。

「みなさんこんばんは、高杉さと美です」という自己紹介ののち、まずはオープニングナンバーとして久保田利伸「Missing」のカバーを披露。メロウなギターの音色にのせて、可憐な歌声がフロアにやさしく響きわたる。

「あらためまして。『Satomi/Satomi Takasugi』が今日発売になりました。今回、初めてカバーアルバムに挑戦しました。全10曲、すべてが男性ヴォーカル曲のカバーとなっています。どれも、その曲の新たな魅力をみつけられるような作品にできればいいな、という思いを込めながらレコーディングしました。」── 高杉さと美

また、印象的なマスキュリン（マニッシュ）なスタイルでクールに仕上げたアルバムジャケットについても高杉は、「男性ヴォーカルのカバー集だから、思い切りメンズっぽくしたいなと思って。」と自身の考えを反映させたことを語った。

ゆったりしたアレンジが店内のモダンでくつろげる雰囲気にぴったりの「サヨナラCOLOR」（原曲：SUPER BUTTER DOG）ののち、流れを一転する、意表をつくアップテンポなアレンジが印象的な「Lies and Truth」（原曲：L'Arc～en～Ciel）を軽やかに歌い上げる。「『意外だね』と言われると思って選曲した。」と語った通り、この曲はアルバムの中でも大きなアクセントになっている。

ラストは、ポップなアレンジと透き通った高音のマッチングが絶妙な「瞳をとじて」（原曲：平井堅）。レコーディングの際スタッフとの会話などを通して「10曲それぞれ、人によって思い入れがあって、捉え方が違う。音楽の楽しさ、幅を感じた。」という高杉。歌い手として、自身のフィーリングや感性を封じ込めたこの作品に対する自信、充実度の高さをうかがわせる晴れやかな表情と、観客への感謝の言葉でミニライブを締めくくった。

『Satomi/Satomi Takasugi』
収録曲：
01.瞳をとじて
02.Missing
03.SAY YES
04.空も飛べるはず
05.蕾
06.ずっと一緒さ
07.桜坂
08.サヨナラCOLOR
09.Lies and Truth
10.ひとり

◆高杉さと美 オフィシャルサイト