【ライブレポート】オスカ@ベルリン日独センター「オスカは本当にポップで、いい意味でイカれてる(笑)」

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2013年6月8日(土)、ドイツ・ベルリン南西のダーレム地区(Dahlem)に位置するベルリン日独センターで、日独混合バンド、オスカ(参照:https://www.barks.jp/news/?id=1000090097)のコンサートが行われ、会場に集ったドイツ人、日本人など国籍を超えた観客を楽しませた。

◆オスカ画像

ベルリン日独センター(Japanisch-Deutsches Zentrum Berlin)は日本・ドイツ両国政府の共同出資によって運営される、日独間の学術・文化をはじめとする幅広い知的交流および異文化間交流の促進を目指す財団。毎年初夏に『オープンハウス』と銘打ったイベントを実施しており、そこでは寿司、テンプラ、生け花、書道、折り紙、マンガといった日本の日常生活の一端をベルリン市民に紹介している。そのイベントのトリを飾るコンサート企画として、今年、日本人とドイツ人のメンバーが混在するユニークなバンド、オスカ(OSCA)が登場!

戦前のスタンダード・ジャズから1970年代のグラム・ロック、そして現代の日本の歌謡曲/ポップまでを一気に串刺しにしたような音楽性。スリリングな短編小説を読んでいるかのように、ドラマチックな構成美を持った楽曲。そして、ヴァイオリニストであり、作曲家でもある女性ヴォーカリスト Yuka Otsuki の赤と白を基調としたコスチュームが、ステージの背景に映し出された金魚の映像と絶妙にマッチしている。

あるフランス人男性は、「オスカは本当にポップで、いい意味でイカれてる(笑)。日本でも人気が出ると思う。アルバムも素晴らしいが、ライブで生演奏を聴くと、1920年代のスウィングのフィーリングまで持っているし」と絶賛。水色のウィッグを付け、初音ミクのTシャツを着た「日本の文化が大好き!」と言う10代後半のドイツ人女性は「オスカは日本ならではの美学を、うまく表現できていると思います」。ヨーロッパの観客たちからの反応もすこぶる良い。

オスカのセンスの良い“異文化ブレンド”は、日本のミュージック・シーンを含め、まだまだ世界中の多くの人々を熱狂させるだろう。日本ツアーの実現を期待しよう!

写真:Nozomi Matsumoto, Berlin
文:Masataka Koduka, Berlin

◆オスカ・オフィシャルサイト
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