【インタビュー】BREATHEが“So High”になる瞬間とは?
6月12日に2ndシングル「So High」をリリースするヴォーカルユニット・BREATHE。今までしっとりと観客を魅了してきたバラードソングとは打って変わった、さわやかで夏らしいアップテンポナンバー。6月公開映画『サンゴレンジャー』の主題歌に決定した待望のアップテンポ楽曲への想い、そして楽曲にちなんで彼らの“So High”になる瞬間を聞いてみた。
■ 今回の楽曲で、自分たちの自然体な部分を皆さんに感じていただけることがうれしい── 宮田 慧
■ ひとつのことを想い続けることの大切さを“So High”をとおして感じていただきたい── 多田和也
── 新曲「So High」は、1stシングル「合鍵 / White Lies」や1stカバーアルバム『Lovers' Voices』~松尾潔作品 COVER BEST~ のバラード曲と打って変わった爽やかな楽曲ですね。
多田和也(以下、多田):最初に2ndシングルを制作するにあたって、多くの制作者の方々に楽曲を持ちこんでいただき、サウンドプロデューサーの松尾 潔さんを交えた会議に参加させていただきました。全楽曲を聴かせていただいた中で、どの楽曲にするかということに迷いました。映画『サンゴレンジャー』の主題歌に選んでいただいていたので、映画の雰囲気と絡めて楽曲を聴いたときにふたりで「So High」の爽快感や疾走感などがぴったりだなということで2ndシングルに「So High」を選曲させていただきました。
── 初めて今回の楽曲を聴かれたときの印象はいかがでしたか?
宮田 慧(以下、宮田):ライヴでも、バラード楽曲が多い中で「合鍵 / White Lies」を一年間大切に歌ってきました。昨年の夏の屋外イベントでは、お客さんが盛り上げたい空気などを肌で感じて、次にリリースする曲は絶対にアップテンポの曲がいいと話していたんです。そういった意味で「So High」を聴いた瞬間に、“キター!!”って感じで(笑)。ファンの皆さんと楽しんでいる光景が浮かんできましたね。実際、ライヴで歌っても今までにない盛り上がり方で、皆さんも楽しんでいただけるのではないかなと感じました。
今回の楽曲はさまざまなシチュエーションでも盛り上がる待望のアップテンポ楽曲なので、みなさんにも楽しんでいただきたいですね。
── 衣装も爽やかな印象を受けました。今回、撮影テーマはあったのですか?
多田:目標や夢を持たれている方や悩みを持っている方々に今回の楽曲を聴いていただいて、少しでも元気を出して頑張ってほしいという想いがありました。なので、衣装や表情を明るい印象にできるように撮影に取り組みました。
宮田:もうひとつテーマがあって、自然体のBREATHEをお見せできればなというテーマもありました。1stシングルのときは、切ない物語を表情するためにひとつひとつの動作を研究しながら演じていた部分もありました。
多田:そうですね。作り込まれたというよりも素の僕たちを表現するということもテーマに掲げました。
── そんな新しいBREATHEのおふたりを観ることができるミュージックビデオの仕上がりはいかがですか?
宮田:今回は、「So High」というタイトルのとおり、ジャンプをひとつのテーマとして多く取り入れています。心から自分たちが楽しんでいる映像にもなりました。現地の子どもたちと大縄跳びをしたり、一緒に走ったり。
多田:今回は、沖縄での撮影だったんですけど本当にすてきなロケーションで、僕たちの伝えたい想いをこのMVをとおして感じていただける最高のMVになりました。
── 歌詞もおふたりの等身大の姿が表現されていると伺いました。
宮田:そうですね。VBA2(EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 2 ~夢を持った若者達へ~)を経て、諦めずに活動していたことによって、BREATHEとしてメジャーデビューを果たすことができて、そして、これからも夢や目標に向かって高く突き進んでいきたいという想いは、この曲ととてもリンクする部分だと思います。サウンドプロデュースの松尾 潔さんもそういった意味合いで歌詞を書いてくださったので、自分たちと重ね合わせやすい楽曲です。今回の楽曲で、自分たちの自然体な部分を皆さんに感じていただけることがうれしいですね。
── 沖縄の方とのふれあいはありましたか?
多田:子どもたちとは大縄跳びをするシーンがあるんですけど、そのときにもコミュニケ―ションをとることができましたね。撮影初日は雨が降っていたんですけど、やむのを待っている間は「今、小学校で何が流行っているの?」「好きな人はいるの?」などと会話しました。
── 沖縄の方は、温かい方々というイメージがあるのですが、人柄はいかがでしたか?
宮田:人柄は、ひとことで言うと“情に厚い”という印象を受けましたね。沖縄に行かせていただくたびに、沖縄が好きになっていくというか。誰に対しても温かく迎えてくれるんです。タクシー運転手の方も毎回、丁寧に沖縄の歴史であったり、さまざまなことを教えてくださるんですよ。愛があるなと感じた瞬間でした。
多田:のんびりとした独特の雰囲気というものが落ち着くというか。
宮田:マイペースというか、“うちなータイム”というものがあるらしくて居心地がよかったですね。
── その心地のよい環境や現地の方々の和やかな雰囲気が、ミュージックビデオを撮影される中でプラスになったのではないですか?
多田:それは、確実にありますね。僕らにとってミュージックビデオ撮影自体が2回目だったので、緊張している部分はあったんですけど、沖縄の方々の和やかな雰囲気で自分自身もリラックスして取り組むことができましたね。
宮田:そもそも、きれいで美しい海をバックに歌唱できることで自然に、“気持ちいい!!”ってなりますよね。その開放感などは、ミュージックビデオでも感じることができます。本当に心から楽しめました!!
── 沖縄料理は食べられましたか?
多田:僕は、ソーキそばを生まれて初めて食べました。ソーキ(豚のあばら肉)が、ホロッホロでとてつもなく美味しかったです!! 今回は石畳の上にござを敷いて、外でお酒を嗜めるお店があったんですけど、そこの場所で打ち上げをさせていただいたんです。
宮田:途中くらいから、沖縄で有名な泡盛を嗜んで気分も上がってくると、おのおのに歌い出して三線を弾いてみんなで歌うんです。僕たちは、ハイサイおじさんという曲にのせて踊ったり。その1時間後には、店全体は一体になっているんです。
多田:そういった雰囲気は、毎日味わいたいですね。今回の「So High」は、メイキング映像をつなぎ合わせたMVが入ったDVD付き形態(TYPE B)があるんですけど、そちらにハイサイおじさん映像が入っているので、ぜひチェックしてみてください(笑)!!
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