【インタビュー】Alice Nine「Alice Nineって幅広い音楽をやっているから、だからこの曲もAlice Nineというジャンルです」
――では、9つのキーワードをもとにAlice Nineを探る、3ヵ月連続Alice Nine9周年アニバーサリー特別企画。その第2弾にいってみたいと思います。
◆No.4 【VISUAL】
――脱ヴィジュアル系を宣言しない理由は?
将:子供の頃に途中でそう言い出す人に違和感を感じてたからです。自分たちの過去、ルーツを否定する人ってあんまりカッコよくないなと思って。まだ大先輩方の築き上げた功績の一部にも達してないですが、僕はヴィジュアルというものに対して誇りを持ってますから。
ヒロト:ヴィジュアル系の日常からかけ離れたところに惹かれ、憧れて僕らは今ここにいるわけですけど。でも、僕らがリスペクトしている人たちは“ヴィジュアル系”という簡単な言葉だけでは表現できない世界観を持っている人たちなので。だからこそ、僕らは自分たちから“ヴィジュアル系のAlice Nineです”とは言わないんですね。
沙我:ある意味、顔をキレイにするだけでライブに来てくれる、音楽を聴いてくれる人がいるというのは得ですよね。だけどそれが逆に足かせにもなる。結局やってる音楽がよければ残っていく。そこだと思います。
◆No.5 【LOVE】
――“このメンバーのここがLOVE”というのを教えてください。まずは“将さんのここがLOVE”。
Nao:俺が風呂に入っているときに一緒に入ってくるところ(一同大爆笑)。
沙我:えっ!? そんなことあんの?
Nao 俺、普段は湯船入んないんだけど、この間FC旅行に行ったとき、部屋に露天風呂の温泉がついてたから入ったら“お、いいかも”って入ったんですよ。
ヒロト:Naoさん湯船つかれるんだ!
Nao:そう! それで何回も入ってたら将くんも入ってきてくれて、いいなと思った(笑)。
虎:真面目なところがいいですね。
ヒロト:歌声です。
沙我:何かの記念日や誰かの誕生日……節目節目をちゃんと覚えていて、祝いごとができるところがいい。僕は完全に忘れてるタイプですからね。
ヒロト:将さん義理がたいですから。
――では“NaoさんのここがLOVE”。
将:二人きりになるとお兄さんっぽくなるところ。
虎:笑い声。この甲高さにだんだん安心感を覚えるようになるんです。中毒性がある(笑)。
ヒロト:放ってる空気感が好きです。
沙我:新たな環境に入ってもぶっ込んでいけるところ。
――では“虎さんのここがLOVE”。
将:話し声。
Nao:身体(一同爆笑)。いや、変な意味じゃないよ? 一般的に見てたくましい男性ってこういう感じなのかなと。
ヒロト:それなのに、意外とゴキブリとか虫に弱いところ。まさかその顔、その身体で!?って。
沙我 夜の虎さん! お酒を飲んでるとき面白いんですよ。喜怒哀楽が素直に出ていて。
――では“ヒロトさんのここがLOVE”。
将:普通に“いいヤツ”なところ。バンドマンにもこんないいヤツいるんだって。
Nao:これまで僕がダマされていなければ、純粋な心を持った人だなって思います。
虎:まっすぐなところですかね。僕もヒロトにダマされていなければ(笑)。
沙我:男として“その部分くれよ”ってところばかりでうらやましい。僕がやったらムカつかれることも、彼だと許される。……僕もダマされてなければと付け加えておこう(笑)。
――では“沙我さんのここがLOVE”。
将:なんでこの人こんなに変態なのに人としては誠実なんだろうって「ハロー、ワールド」の歌詞を見たとき度肝を抜かれました(笑)。
Nao:コツコツ貯金してるところ(一同爆笑)。
虎:すごく独創的に見えるんだけど意外とみんなをちゃんと見てバランスをとっている。
ヒロト:悪のオーラを感じないところですかね。
◆No.6 【UNKNOWN】
――Alice Nineの未知なるところを教えてください。
将:僕が子供のころは“あのバンドの人、キレたらマジやばいらしいよ”って人がいたんですけど、Alice Nineには絶対にそういうイメージがないと思うんで、これからはちょっとぐらいは恐れられるAlice Nineになってみる?
沙我:そのオーラをまず誰が出すかだよね。
Nao:じゃあヒロトさん、そのまっすぐな心で。
ヒロト:いやいやいや(笑)。でも、理不尽な人が1人もいないよね、ウチは。
将:“そんなことしても結果、何も生まないでしょ”というところまで考えて行動する人たちだからね。やっぱりそっちにはいけないなあ。
虎:バンドの未知なることといえば、まだ東京ドームに1度も立ってないってことじゃないですかね。
――あとどれぐらいで立てそうですか?
虎:半年でいいかな。
他全員:おぉーー!!
虎:このまま次のシングルが売れてね!
沙我:でもフラれる可能性もあるからなぁ。
将:昔、Jさんが僕らのライブを見てくださったあとに「お前らは俺らのことを見てきた世代なんだから、俺らより上を行って当たり前なんだからな」っておっしゃってくれたんです。そんなカッコいいことを言ってもらったんだから、LUNA SEAと同じステージには立ちたいですよね。男としてね。
取材・文●東條祥恵
New Single
「SHADOWPLAY」
2013年4月17日発売
【初回限定盤】CD+DVD
UPCH-89143 ¥1,890(税込)
[CD]
1. SHADOWPLAY
2. Scarlet
3. SHADOWPLAY (Inst.)
[DVD]
SHADOWPLAY PV / Making
朱い風車 (Alice Nine Live 2012 Court of “9”#4 Grand Finale COUNTDOWN LIVE 12.31)
すべてへ (Alice Nine Live 2012 Court of “9”#4 Grand Finale COUNTDOWN LIVE 12.31)
【通常盤】CDのみ
UPCH-80313 ¥1,260(税込)
1. SHADOWPLAY
2. Scarlet
3. SHADOWPLAY (Inst.)
<Alice Nine 9th Anniversary ♯1 「World`s End Daybreak」>
6月25日(火)Zepp Nagoya
6月29日(土)広島CLUB QUATTRO
6月26日(水)Zepp Namba(Osaka)
6月28日(金)Zepp Fukuoka
7月5日(金)Zepp Sapporo
7月10日(水)仙台RENSA
7月12日(金)新潟LOTS
7月15日(月・祝)Zepp Tokyo
◆Alice Nineオフィシャルサイト
◆Universal Music Japanオフィシャルサイト
◆Universal Music Store
◆BARKS ヴィジュアル系・V-ROCKチャンネル「VARKS」
◆Alice Nine「Daybreak」インタビュー
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