ソニー定額音楽サービス「Music Unlimited」とコカ・コーラのコラボレーション「Share a Coke and a Song」

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1,300万曲が30日間980円で聞き放題■高音質で楽しめる「Music Unlimited」

ここまで紹介してきたコカ・コーラの「Share a Coke and a Song」キャンペーンは、ソニーの定額音楽サービス「Music Unlimited」(ミュージックアンリミテッド)とのコラボレーションにより提供されているものだ。「Share a Coke and a Song」同様にネットワーク配信で手軽に、そしてさらに多くの音楽を楽しみたいという人はこちらも注目だ。


▲「Music Unlimited」の画面。PCのブラウザ(画面左)では左のメニューでライブラリーや作成したプレイリストにすぐアクセス可能。ホーム画面にはニューリリースやチャンネルがリストアップされる。画面中はAndroid(TM)、右はiPhone 4の専用アプリ画面。デバイスにより画面構成は異なる。

「Music Unlimited」は、2012年7月より開始されたこれまでにない音楽サービス。1曲またはアルバム単位で楽曲をダウンロードして楽しむという従来の音楽サービスとは異なり、30日間利用料金を支払うだけですべての配信楽曲が聴けるという、「サブスクリプション型」と呼ばれるサービスだ。

好きなアーティストの曲、気に入った曲は購入してきたけど、「あの曲ちょっと気になる」「あのアーティスト、ヒット曲以外はどんな曲があるんだろう?」なんて場合は金銭面の理由からスルーしてきた。そんな人は多いはず。でも、「Music Unlimited」なら気にせずにばんばん好きなだけ音楽をチェックできる。CD1枚分の値段よりも安い980円。たった980円の定額料金を払うだけで、アルバム何枚分でも楽曲が聴き放題になるのだ。そして、楽曲の多さだけでなく多彩なサービスが提供されているのも大きな魅力だ。

・1300万曲が30日間たった980円で聴き放題
・加入前でも30秒まで試聴OK ラインナップがチェックできる
・パソコンのブラウザ、スマホ、ゲーム機、TV、いろんなデバイスで楽しめる
・電話回線でもHE-AAC 48kbpsの高音質でストリーミング、AAC 320kbpsも用意
・気分や時間に合わせてラジオライクに楽しめるチャンネルがいっぱい
・「好き」「嫌い」ボタンでオススメ曲が進化
・お気に入り曲でプレイリスト作成、スマホにキャッシュでネット接続なしでも
・最初の30日間は無料でお試し

「Music Unlimited」のサービスを利用するにはクレジットカードによる登録が必要だが、各楽曲30秒までの試聴が可能。その膨大なラインナップをチェックするのに料金はかからない。パソコンならウェブブラウザでアクセスするだけだ。まずはサイトにアクセスしてみよう。

海外でのサービス開始が先行したこともあり、1,300万曲以上の楽曲の多くは洋楽が占めるが、日本の曲もソニー・ミュージックエンタテインメントはもちろん、ユニバーサル ミュージックのアーティストによる楽曲など数万曲がすでに用意されている。邦楽ファンにもすでに魅力的なサービスとなってきているのだ。

■さまざまなデバイスで利用可能、AAC 320kbpsの高音質も提供

「Music Unlimited」のサイトにアクセスすると、ニューリリース(新曲)やヒットチャート、チャンネルといったさまざまな側面から楽曲がリストアップされる。すぐにでもお気に入りの楽曲を探し始められるのだが、まずは知っておくべき基本事項をチェックしておこう。

「Music Unlimited」はストリーミング配信による音楽サービス。パソコンではウェブブラウザでアクセスが可能。そしてiOS、Android(TM)には専用アプリが用意される。いずれの場合も1曲ぶんのデータがダウンロードされるの待つことなく、曲を選べば数秒で再生が始まる。HE-AAC 48kbpsの圧縮効率の高いコーデックにより、3G回線でもストレスなく音楽を楽しむことができるのが魅力だ。

さらにソニーのテレビ「ブラビア」やPlayStation 3(R)、PS Vita(R)、Android(TM)搭載ウォークマンでも利用が可能。ソニー製BDプレーヤーやAVアンプまで対応が広がっている。デバイスにより利用できる機能に多少の違いがあるが、さまざまな環境で楽しめるという点でもこれまでのサービスとは一線を画している。


▲パソコン、スマートフォンのほか、PlayStation 3(R)、PS Vita(R)、ブラビアなど多彩なデバイスに対応。ブラビアはプレイリストの作成/編集ができないといったデバイスの利用状況に合わせた機能の違いがある。詳細は対応製品・対応機種一覧リンクでチェックを。

そして、お気に入りの楽曲やアーティストはライブラリやプレイリストで管理できるのだが、これらは複数のデバイスで共有可能なのも見逃せない。充実した検索機能やレコメンド機能を使って家のパソコンでお気に入りを登録、外出先ではスマホで登録済み楽曲を聴くなんて使い方ができるのだ(ただし複数のデバイスからの同時アクセスはできない)。

また、パソコンとAndroid(TM)では、より高音質なAAC 320kbpsの「高音質モード」も選択可能だ。「高音質モード」はこの3月に開始されたばかりのサービス。3G回線ではちょっと厳しいが、無線LAN環境ならCDに匹敵する音質で楽しめるようになっている。HE-AAC 48kbpsの音質は想像以上で、通勤・通学中の電車内やBGMとしての利用ならでも十分満足できるもの。それでも、しっかりしたオーディオ機器で聴くとシンバルなどの金物の表現にちょっと違和感を覚えたのも確かだった。それが、「高音質モード」だとCDと遜色ないものになる。音質にこだわる人も満足できるはずだ。

◆対応製品・対応機種一覧
http://www.sony.jp/music-unlimited/compatible/

■検索&ライブラリ/プレイリストを活用しよう

では、基本をおさえたところでさっそく楽曲を探す旅に出かけよう。パソコンの場合、画面にCDジャケットの画像やチャンネルが並ぶので、マウスポインタを合わせて再生ボタンを押せばすぐに再生が始まる。これが基本操作。


▲パソコンの再生はCDジャケットがずらりと並んだかっこいい画面で。レコード店の棚から探す感覚でめくっていくのが楽しい。ジャケ買い気分で曲を選ぶのもオツなもの。

続いて検索。まず、お目当てのアーティスト、楽曲は画面右上にある虫めがねアイコンの検索機能でカンタンに探し出せる。海外アーティストでつづりがわからないという場合でも一部だけ入力すれば候補がリストアップされるし、カタカナでもOKだ。アーティスト名をクリックすれば、ディスコグラフィーが一覧される。アルバムや楽曲は「マイライブラリー」に登録すれば、次回聴く際に再度検索する手間が省ける。マイライブラリーはブラウザでいうブックマークのようなものだと考えればいいようだ。


▲検索はつづりがうろ覚えでも探せる親切設計(画面左)。検索結果からアーティストを選択すれば、ディスコグラフィーのほか、その他の参加作品、関連したアーティストなども表示される。


▲CDジャケット画像にマウスポインタを合わせ
て「+」をクリックすれば、マイライブラリー
やプレイリストへの追加、プレイリストの作成
が行える。
アーティストを選択すると、表示される「関連アーティスト」の項目も要チェックだ。ここに表示されるのは、同じジャンルのアーティストであったり、選択アーティストが関連したプロジェクトの曲だったりする。これにより似たようなテイストの知らないアーティストに出会える機会を提供してくれるというわけだ。音楽の知識を広げたいという人には持ってこいの機能だ。

気に入った楽曲、アルバムはプレイリストに登録することで連続再生も可能になる。好きなアーティストのアルバムをリリース順に登録してもいいし、好きな曲だけを集めたプレイリストを作るのも楽しい。再生順は自由に変更できるし、飛ばしたい曲は削除できるなど編集も思いのままだ。

■ラジオ感覚で楽しめる多彩なチャンネル

新しいアーティスト、楽曲に出会いたいなら「チャンネル」もオススメだ。J-Pop、UK Top 100、MTVといった独自にセレクトされたプレミアムチャンネルや、ジャズ、R&B、ラテン、パンク、メタルといったジャンル別のチャンネル、年代別のチャンネルなどが豊富に用意される。音楽雑誌がセレクトしたチャンネルが用意されているのも音楽ファンにはうれしいところ。たとえば、月刊洋楽誌の「CROSSBEAT」のチャンネルは毎月ディスク・レビューで紹介されたタイトルを中心に編集部がオススメする注目のトラックをラインナップ。月刊音楽誌「rockin'on」のチャンネルでは特集をはじめとした記事に登場するアーティストの新旧トラックが用意される。雑誌を見て気になったアーティストの曲が、CD購入にショップに向かうことなくすぐ聴ける、音楽誌をよりディープに楽しめるこれまでにない試み。「そうそう、こんな体験がしたかったんだよ」と思わせてくれるチャンネルだ。また、最新チャンネルとしてはプレミアムチャンネルについ先ごろ「アニソン」も追加されたばかり。今後の展開にも期待が持てるラインナップだ。


▲BGM的に流すならチャンネルの再生がオススメ。さまざまな切り口でセレクトされたチャンネルを多数用意。プレミアムチャンネルには、MTV U.S.の最新トップチャートや、音楽ゲーム「ロックスミス」のチャンネルなどもある。


▲再生している曲に「好き」「嫌い」
(ハートマークと割れたハート)を指定すると、
その結果がチャンネルに反映されるようになる。
中でもユニークなのが、「SensMe」チャンネル。楽曲をソニー独自の解析技術を使って解析、12のチャンネルに自動的に分類するというもので、「エクストリーム」ならハイな気分にぴったりなエネルギッシュでパワフルなセレクションが聴けるし、「リラックス」なら心安らぐ快適サウンドが聴ける。眠れない夜には「深夜のおすすめ」がいい感じだ。
このほか、アーティスト名を検索してのチャンネル作成も可能だ。この機能は「マイチャンネル」と名付けられており、選択したアーティストの曲だけが流れるのではなく、そのアーティストに関連した楽曲も流れるようになっている。たとえば、高橋幸宏でマイチャンネルを作ったところ、彼がプロデュースした高野寛や彼がメンバーであるpupaの楽曲もいっしょに流れてくるといった具合。こんな形でも新しい音楽との出会いを提供してくれるのだ。

これらのチャンネルは、楽曲ごとに「好き」「嫌い」ボタンでリスナーの好みに学習させていけるのもおもしろいところ。同じチャンネルを選択しても、ユーザーによって異なる楽曲が流れるという仕組みだ。また、プレミアムチャンネルの「お気に入り」では、これまで「好き」を選択した曲や登録したアーティストの曲が聴けるようになっている。好みの楽曲ばかりで構成されたチャンネルが自動で出来上がるのはなかなか楽しい。「好き」「嫌い」は積極的にチェックしていこう。

■スマホ&オフラインモードで好きな歌を持ち出そう

ここまでチェックしたとおり、家の中でゆったり聴くには申し分のない「Music Unlimited」。ストリーミングによるサービスなだけに外出先などでネットがつながらない環境では利用できないことになるが、iPhoneやAndroid(TM)などのスマホであれば、携帯電話の回線を利用しての利用も可能だ。


▲Android(TM)ではプレイリスト単位でオフ
ラインで利用が可能。PS Vita(R)ではチャ
ンネルでもオフラインで利用が可能だ。
iPhoneならApp Store、Android(TM)ならGoogle Playから専用アプリ「Music Unlimited」をインストール、アカウント情報(メールアドレスとパスワード)を入力すればパソコンで登録したマイライブラリーやプレイリストにすぐアクセス、検索なしでお気に入りの曲がすぐ聴けるようになる。もちろん、新たに検索しての登録、リスニングも可能だ。
回線状況がよくない環境、あるいは回線契約していない端末の場合は、「オフラインで利用」が活躍する。これは、あらかじめオンライン環境でプレイリストの楽曲をキャッシュすることで、通信できない環境に行った場合でも再生を可能にする機能だ。これでどんな場所でも、一般的なポータブル音楽プレーヤーと同様にリスニングが楽しめるようになる。キャッシュできるのは最大4000曲なので、たいていのユーザーは満足できるはずだ。

「オフラインで利用」が利用できるのは、Xperiaシリーズ、Tabletシリーズ、ウォークマンを含むAndroid(TM)搭載デバイスとPS Vita(R)で、音質はHE-AAC 48kbpsとなる。残念ながらiOSデバイスは現在未対応だが、高音質モードと合わせて対応を期待したい。


■最初の30日は無料でお試し、始めるなら今!

膨大な楽曲と便利で楽しいサービスいっぱいの「Music Unlimited」。2012年7月のサービス開始時は30日間1,480円でスタートしたが、3月1日より30日間980円に値下げ。しかも現在、30日間無料体験できるキャンペーンが実施中だ。さらにさらにウォークマンやPS Vita(R)、PlayStation 3(R)、Xperia Tablet Zといった「Music Unlimited」対応機器が抽選で当たるキャンペーン(4月30日まで)も行われている。
まさに今が始めるタイミングだ。この春、新しい音楽の楽しみ方に出会える「Music Unlimited」を、あなたも体験してみてはいかがだろうか?

◆「Music Unlimited」
https://music.sonyentertainmentnetwork.com/

◆「Music Unlimited」のfacebook公式アカウント
https://www.facebook.com/MusicUnlimitedJapan

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