摩天楼オペラが本物のギターを使ってプレイする世界初のゲーム「ロックスミス」にアタック! Anziと悠は弾きこなせたのか!?【後編】

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本物のギターを使ってプレイする世界初のゲーム「ロックスミス」。BARKSのプレイレポート第3弾に登場したのは摩天楼オペラ。ギタリストのAnziと、ドラマーの悠の2人がまったく未経験の状態で、ゲーム内でのライヴに挑戦。普段見慣れているタブ譜とは上下逆のゲーム画面に苦戦しつつも、数十分後にはゲーム内のコンサート会場を沸かせた。「楽しませていただきました」と笑顔を見せてプレイを終えた二人に感想を聞いた。

──「ロックスミス」の初体験はいかがでしたか? ゲーム画面がタブ譜と上下逆ということで、難しい部分もあったようですが。

Anzi:ネックの表示が、上下を反転させてどちらにでも対応できるようになっていたので……。見やすいほうにできるっていうのは、初心者にもすごいやさしい作りでいいなって。一方的に『こっち向きなんです』って言われちゃうとけっこう大変。僕が『逆のほうが見やすいんじゃないですか?』って言ったときに逆にできたんで、そのへん配慮してくれてるんだなって。

──まったく初心者の方が心が折れないようにいろいろ工夫されているそうです。

悠:歓声とかホールとかも広さが選べて……。やっぱり心が折れないっていうふうなのがいい。僕もけっこうそういう練習のほうが好きなんで。やっぱ、ああやって“わー”って歓声が上がると。しかもリアルな歓声じゃないですか。僕もギター初心者なんで、まあ、結果はさんざんだったんですけど(笑)。でも、すごい楽しく遊べました。“わー”ってなってきたら、あっ、気持ちいなあって。普段ドラムやってて前に出られないんで。ギター初心者にもいいと思います。むしろ、例えばドラマーでギタリストの気分が味わいたいときにはすごい良いゲームなのかなと。

──ゲーム内の楽曲やギターのサウンドは?

Anzi:すごいリアルです。これはびっくりしました。あの、やっぱりこういうゲームってなると、やっぱりゲームの音になるのかな、と思ったんですけど。ものすごく精巧なアンプシミュレーターを使ってらっしゃるのか、あの、僕、ギタリストですけど、すごい弾いてて気持ちい音。むしろ、これレコーディングできるんじゃないかってクオリティの音してますね。

悠:(笑)

Anzi:びっくりしました。

悠:音に関しては、僕はあまりよくわからないんですけど。やっぱりそれでもジャーンって出たときに本物っぽいっていうか、普通にライヴでやってるような音に感じました。オケに関しても、本物の音を使ってるっていうので、余計。ボーカルも入ってきたりとか。今回、『FINAL COUNT DOWN』っていう曲をやらしてもらったんですけど、往年の名曲をいっしょに弾けるっていうのがすごいよかったと思います。

──プレイされた曲以外にも多くの収録曲があります。追加配信曲も含めリストを見ていただきましたが、いかがですか?

Anzi:昔の曲から最近の曲まで、すごい層の広い選曲で、なおかつすごいロックのスタンダードなものがいっぱい入ってたんで。これからギター始めらる人もすごく楽しめますし、老後にちょっと趣味の1つでもはじめてみようかなっていうご年配の方も、盆栽ではなくこれをぜひ、みたいな(笑)。

一同:(笑)

Anzi:ロックなおっちゃんになっていただければいいかな、っていう感じですね。

悠:幅広く入っててびっくりしました。Blink 182とか、あのパンクバンドの。が、入ってるかと思えば、Blue Oyster Cultが入ってたりとか、あとはPanteraが入ったりとか。やっぱりメタルキッズ、ハードロックキッズにはけっこうたまんないものがありますね。僕、パンクバンドを昔やってたんで、もうOFF SPRINGとか懐かしいと思いながら。だから、すごく幅広い世代に愛されるゲームなのかな、と。「あの時自分でギターやろうかどうか迷ってたけど」っていう人も、今から始めてもいいんじゃないかな。選曲がやっぱり幅広いので、「ああ、あの時の名曲が自分で弾ける」っていうのは、さっきと同じになっちゃうんですけど、選曲に関してもそう思いましたね。(※ 有料ダウンロードの曲も含めての感想)


──音の遅れとかは気になりませんでしたか? パソコンのアンプシミュレーターだと遅れがあると思うんですが。

Anzi:パソコンのアンプシミュレーターだと、弾いてから少し遅れて音が出ることがあるんですが、このゲームに関してはすごいダイレクトに弾いてすぐ鳴るんで、弾いててすごい気持ちいいですね。むしろ、自宅の練習アンプいらねーんじゃねえかっていう。

悠:ぜんぜんタイムラグとかもなくて、ジャストに弾いたところに反応してくれるってのは今までのゲームとやっぱり違うところ。本物のギターを使えるっていうのがやっぱ大きいですね。ギターを使ってジャストに音が出るっていうのは、弾く喜びをすごく感じられると思います。

Anzi:もしかして、ただのサウンドチェックのモードとかがあれば、アンプ代わりにもなりますね。自宅の練習に単純にこの音で弾きたいからっていうので、マルチエフェクター代わりにもなっちゃうかなっていう気はしますね。そのくらいしっかりしてると思います。


──ゲーム内にまさにそういうモードがあります。11種類のアンプ、12種類のキャビネット、60種のエフェクターを組み合わせて音作りが楽しめます(画面をいくつか見せる)。

Anzi:普通にサウンドチェックができたりするんですか? じゃあ、ほんとに自宅の練習アンプ代わりになりますね。これはいい。初心者はゲームとして楽しめますし、ギタリストはそういう部分の音作りとかで楽しんで。さっきみたいにオケのためだけに流して(笑)、ゲームの部分は完全にシカトしてアドリブで遊ぶっていうのも有りな使い方じゃないかなと思います。

──これからギターを始める人が「ロックスミス」でうまくなることができるでしょうか? また、これからギターを始める方へのメッセージを最後に。

Anzi:そうですね。楽器がうまくなるかどうかは……それこそ自分の消化次第なので。このゲームをやったから、じゃあ必ずうまくなるのかっていうことは僕は断言できないですけども……。ただ、ギターが楽しいものだっていうのをこのゲームは教えてくれてる。やっぱり初めてギターを弾いた頃ってバンドもないですし、こういうオケに対して楽しんで弾く環境っていうのはなかなかないので……。そういう、ギターって楽しいなって思えるいいソフトだと思います。これをきっかけにハマってくれれば、きっとうまくなるんじゃないかな。最終的にはこのゲームをとっかかりにして、プロのギタリストになる人もいるんじゃないかと思いますね。

悠:僕も、たまに家でギター弾いたりとかはするんですが、やっぱりCDに合わせての練習になっちゃうんですよ。それを、自分がそのバンドの中に入ったような感覚でギターが上達していけるっていう。ドラムでこれがあったら、僕、毎日8時間とか10時間でもやっちゃうと思うんですよ、楽しくって。だから、そう思ってくれる人もいると思うんで。生音で練習して楽しめる人もいると思うんですけど、やっぱそうじゃない人のほうが多いと思うんで。だから、これで上達する人は多いのかな。ギターの楽しさがわかるんじゃないかなと思いますね。

取材・文●高松靖博

◆ロックスミス
対応機種:PlayStation 3、Xbox 360
価格:8,880円(リアルトーンケーブル同梱) ※リアルトーンケーブル単体は2,940円
発売中

2nd ALBUM『喝采と激情のグロリア』
3月6日(水)リリース
KICS-1883 \2,800 (tax in)
01. -overture-
02. GLORIA
03. Plastic Lover
04. 悪魔の翼
05. Freesia
06. CAMEL
07. Merry Drinker
08. SWORD
09. Innovational Symphonia
10. 永遠のブルー
11. Midnight Fanfare
12. 喝采と激情のグロリア
【初回プレス盤限定】
・アナザージャケット1種ランダム封入(全5種)
・特殊パッケージ仕様

<GLORIA TOUR -scene III->
4/24(水) 新宿 LOFT
4/2(日) 梅田 AKASO
4/29(月/祝) 名古屋 CLUB QUATTRO
5/8(水) 金沢 vanvan V4
5/9(木) 新潟 RIVERST
5/12(日) 札幌 KRAPS HALL
5/14(火) 盛岡 CLUB CHANGE WAVE
5/15(水) 仙台 MACANA
5/23(木) 岡山 IMAGE
5/24(金) 広島 NAMIKI JUNCTION
5/26(日) 福岡 DRUM Be-1
5/29(水) 松山 SALON KITTY
5/31(金) 神戸 VARIT
6/1(土) 京都 MOJO

<GLORIA TOUR -GRAND FINALE->
6/8(土) 東京 Zepp Tokyo

◆ロックスミス 製品詳細ページ
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◆摩天楼オペラ キングレコード レーベルサイト
◆摩天楼オペラが本物のギターを使ってプレイする世界初のゲーム「ロックスミス」にアタック! Anziと悠は弾きこなせたのか!?【前編】
◆BARKS 楽器チャンネル
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