【ライブレポート】<華麗なる激情 Vol.4>ガチバトルを勝ち抜いた新鋭V系バンドが激突、大阪初開催も発表

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▲少年記
▲レボルブ
▲the Raid.
▲Crimson Shiva
▲DIV
▲DIV/CHISA
DANGER CRUEが仕掛ける新世代イベント<華麗なる激情>のVol.4が、1月31日(木)渋谷O-Crestにて開催された。

◆<華麗なる激情 Vol.4>画像

今回は、ユーザー投票により出演バンドが決定するという「ガチンコ投票バトル」を展開。出演権を懸けた計18組のガチバトルは、1カ月間で約13万票を集めるという驚異的な盛り上がりとなり、そのバトルを勝ち上がった4バンドが<華麗なる激情 Vol.4>のステージに立った。また、昨年このイベントよりバンドを始動させたDIVがゲストとして出演し、イベントに花を添えた。

暗転と共に、スクリーンに今イベントの出演権を懸けてエントリーしたバンドが次々に流れていくと、獲得票数と共にトップバッターの少年記が大きく映し出される。

ボーカル、コウの伸びやかな歌声と表現力豊かなパフォーマンスで集まったファンを先導する少年記。<華麗なる激情>では恒例となっているDANGER CRUEのバンドの楽曲カバーでは、シドの「モノクロのキス」を披露。滴り落ちる汗がトップバッターという責の重さを物語っていた。

続いては、誰しもが聞いたことがあるであろうあの曲をSEに登場したレボルブ。カバーでは、シドの「乱舞のメロディ」を披露するなど、メンバーそれぞれにはっきりとした個性が伺えるパフォーマンスもさることながら、MCでゲームを行なうなど「今日は僕たちのエンターテイメントショーを見てください!」という言葉に偽りないものを見せてくれた。

3番手を務めたのはthe Raid.。彼らは1曲目に今回のゲストであるDIVの「夏の行方」のカバーを披露。短い時間の中で会場を自分達色に染め上げる緻密なライブ構成と、今回の出演者で唯一4人編成のバンドであったが、他の出演者に負けないパワフルなサウンドは見事であった。

そして最後を飾ったのは、Crimson Shiva。カバー楽曲はギルガメッシュの「Break Down」だったのだが、ここまでの3バンドとは全く違うパフォーマンス、その姿は“獣”という言葉に形容して相違なかった。しかし、最後の楽曲にはメロディアスな歌ものをチョイスするなど「このバンドは一体どんなバンドなんだ?」と会場に集まったファンの好奇心を揺さぶったに違いない。

そして4バンドの終演後、出演権を懸けて行なわれていたネット投票、この日生中継が行なわれていたニコニコ生放送でのユーザーからの投票、そして会場に集まったファンからの投票、全ての票数の集計が行なわれた。

結果1位を獲得したのはthe Raid.。彼らは事前の告知通り、次回<華麗なる激情>への出場権と共に、DANGER CRUEからの楽曲配信を手にした。

毛色の違う4バンドがしのぎを削り、温まりきった会場に貫禄たっぷりに登場したのはDIV。エレクトロなSEに乗って静かに登場した4人に浴びせられる、けたたましいまでの歓声。昨年(2012年)この日にはまだ産声をあげていなかった彼らがここまで成長したのか…まず目の前に広がるその光景に心が震えた。

まさかのバラードナンバー「SEASONS」から幕を開けた彼らは、CHISA(Vo)のハスキーで特徴的なボーカルと、それを支える楽器隊の圧巻のバンドサウンドで会場のファンを魅了。

その姿は、他のバンドとは別格の次元にいる、正に“ゲスト”という名にふさわしく、会場のほぼ全てのオーディエンスがこの日MCで告げられた4月の新曲リリースと共に、5月6日に控えた渋谷O-WESTでの初ワンマンが待ち遠しくなったに違いない。

そしてDIVのパフォーマンス後、<華麗なる激情>の今後の展開が発表された。アナウンスされたのは、

「春 六本木ニコファーレ」
「夏 大阪、東京」

という2つのワード。

まだ全容は見えないが、DANGER CRUEとニコニコ動画という2つの要素が融合した時、何が起こるのか。そして春に起こったその激情の嵐はどのように大阪、東京のイベントに影響していくのか。

イベントの締めくくりはこちらも恒例となった出演者全員の大セッション! 今回はギルガメッシュの「ALIVE」がチョイスされ、競い合った全バンド、そして会場のファン全てに笑顔がもたらされた。

2年目を迎える<華麗なる激情>は進化を続けている。今後の情報から目を離さないでほしい。

写真●大屋美和

<華麗なる激情 2013年春、夏 開催決定>
◆春 六本木ニコファーレ
DANGER CRUE × ニコニコ動画
この春、ニコファーレで何かが起きる!?

◆夏 大阪 東京 詳細近日発表

◆華麗なる激情 オフィシャルサイト
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