【特集】ソナーポケット、幅広い角度からソナポケの魅力と今を伝える濃密な4thアルバム完成

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4th ALBUM『ソナポケイズム(4) ~君という花~』2月6日(水)リリース

「僕らの歌詞は、言葉にするとこっぱずかしいことを書いてますから(笑)。だから音楽じゃないと伝えられないんですよ」(ko-dai)

――ここでは3人の恋愛観を紐解きたいと思います。ソナポケのラブソングは、せつなくキュンと来て誰もが共感できる、ということだと思うんですが、ソナポケ=ラブソングマスターとも言われてますよね。

ko-dai:ラブソングマスターならいいんですけど、なんかウワサが廻り廻って、いつのまにか“恋愛マスター”とか言う人がいて(苦笑)。

matty:誤情報ですね、それ(笑)。

――確かにラブソングマスターと恋愛マスターじゃ似て非なるものですからね(笑)。でもソナポケの歌詞を見ると、共感はもちろん、男性にこんなこと言われたらいいなぁと思うようなことがいっぱい綴られていて。

ko-dai:いや、言葉じゃ言えないんですよ、男は。

matty:そう。心で思ってても言えない。

ko-dai:僕らの歌詞って、言葉にするとこっぱずかしいことを書いてますからね(笑)。だから音楽じゃないと伝えられないんですよ。

――こういう歌詞を書いていても、実際の場面じゃ言えないですか?

ko-dai:だって僕の歌詞に書いてあるような“君は花で、僕が水で、君は太陽”とか言ったら、おかしくないですか? いきなり彼氏が「おまえが花でな、俺が水でな」とか言い出したら“え? どうしちゃったの!?”とか思いますよね(笑)。

eyeron:そんなこと言い出したら、即、病院行きでしょ(笑)。

「男は、過去の恋愛を並べて忘れられなくなるって聞きますよね。失恋を引きずる原因の一つは、上書きできないかじゃないかな」(matty)

ko-dai:でも、そういう想いを音楽にすることで、彼氏が「これは俺の気持ちを代弁してるから」って渡せば、彼女は“こんなふうに思ってくれてたんだ”って思うだろうし。だから僕らは前向きなラブソングを書く時、いつも聴いてくれている人たちの気持ちを代弁してると思ってるんです。

eyeron:一緒にカラオケに行っても「この歌詞見といてね。これが僕の気持ちだから」って言えば、恥ずかしくなく伝えることができるじゃないですか。

ko-dai:男は基本、思ってても言えないし、付き合いが長くなればなるほど、好きって言いづらくなるし、恥ずかしくなるし、ヘンな空気にもなりますから。

――じゃあラブソングの歌詞を書く時のスタンスは代弁、ですか?

ko-dai:いや、それは自分が言いたいかどうかです。自分が好きになった人に対して届けたいか、カラオケで歌いたいか。

eyeron:結局、歌で遠回しな言い方をしちゃうと伝わらないんですよね。だからまっすぐ、カーブを投げずにストレートにするっていう。

――――なるほど。一方、失恋ソングでは、別れた人のことをかなり引きずってますよね。

ko-dai:フラれたら引きずりますね。

matty:男性は上書きできないですから。女の人はできるって言うじゃないですか。新しい彼氏ができたらどんどん上書きしていく、みたいな。でも男の人は並べていっちゃうから、過去の恋愛が忘れられなくなるってよく聞きますよね。だから引きずる原因の1つは、上書きできないことにあるんじゃないかなって。

ko-dai:で、男は並べていくから、どっかで比べちゃうんですよ。

――昔付き合ってた人と? 女の立場からすると、並べられたり比べられたりするのはすごいイヤですけど(笑)。

ko-dai:でも最近は女性も、比べる人は比べると思うんですよ。例えばお金持ちの人とつきあった後に、お金のない学生と付き合ったとしたら、デートした時に“前の彼氏は高いお店に連れて行ってくれたのにな”って思ったりとか。まぁでも男性はそんなに落差がなくても“あの時アイツだったらこうしたな”とか思っちゃうんですけどね。

eyeron:うん、僕も基本的にはそう。男は結構みんなそうじゃないですかね。

「恋愛ってどうしても大きなものを求めてしまいがちですけど、目の前の小さな幸せを大事にすることが実は重要なんじゃないかな」(eyeron)

――わかりました(笑)。では、3人がそれぞれ恋愛で大切にしてることも教えてもらえますか?

matty:なんだろう……「好き」って言い続けることかな。俺はストレートなので。やっぱりメール1つにしても、それまで来てたのが急に来なくなったら“あれ? どうしたんだろう?”って不安になるじゃないですか。だから、好意があるよっていうのをちゃんと伝え続ける。そういうのは大切なんじゃないかなって。

――mattyさんは結構、肉食系なんですね? 草食系の人って「好きだよ」とか自分の気持ちをあんまり伝えないと思うんですよ。

ko-dai:うん、mattyはたぶん草食の気持ちはわからないと思いますね。スーパー肉食なので(笑)。

――(笑)eyeronさんは?

eyeron:そうっすねぇ……恋愛ってどうしても大きなものを求めてしまいがちですけど、目の前の小さな幸せを大事にすることが実は重要なんじゃないかな。

――お、深い!

eyeron:深いことを言っちゃいました(笑)。でも、それは過去の経験を振り返って思うことで。現実にはいろいろ見失っちゃうことがあるから、それが歌詞に反映するんだと思います。

――ko-daiさんは?

ko-dai:相手のことを一番に考える、ですかね。

――ko-daiさん自身、それができている?

ko-dai:いや。きっとできてる人が(恋愛を)続けられてるんじゃないかなと思うし、多くの人はそれができないから後悔するんじゃないですかね。もっと大切にしとけばよかったと思って。

――じゃあ今後、もし恋愛したとしたら“相手のことを一番に考える”を肝に銘じて。

ko-dai:でも、それができないんですよね。僕は今、音楽が一番大切だと思っちゃっているので。

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