【ライブレポート】ファンキーモンキーベイビーズ、最後の全国ツアーをスタート。「みんなが応援してくれることで自分達は存在しています。」
解散することを発表したファンキーモンキーベイビーズが、最後の全国アリーナ―ツアーを7000人のBABYS(=ファンモンファン)が詰めかけた北海道立総合体育センター北海きたえーるからスタートさせた。
◆ファンキーモンキーベイビーズ <WE ARE FUNKY MONKEY BABYS TOUR> 画像
ファイナルライブとなる2013年6月1日と2日の東京ドームライブ2デイズがあるとはいえ、今回の<WE ARE FUNKY MONKEY BABYS TOUR>は、ファンキーモンキーベイビーズとして最後の全国ツアー。始まりの場所となったのは、メジャーデビュー直前に彼らが初めてのレギュラーラジオ番組を持たせてもらったという北の大地、北海道。
オープニングで修行僧のような姿のDJケミカルの映像が流れると会場はいきなり大爆笑。映像と同じ姿でDJケミカルが飛び出してくると、続いてファンキー加藤、モン吉がど頭から「LIFE IS A PARTY」などアッパーな曲を立て続けに歌い、一気に会場のボルテージを最高潮まで持っていった。
ライブでは、大ヒット曲「あとひとつ」や最新シングル「サヨナラじゃない」はもちろん、2012年12月26日にリリースしたラストオリジナルアルバム『ファンキーモンキーベイビーズ5』からの楽曲も。また、ライブ中盤で歌ったツアータイトルと同名楽曲の「WE ARE FUNKY MONKEY BABYS」では、これまでのファンモン自身の軌跡を振り返る歌詞に、これまでのファンモンとの想い出を巡らした会場中が号泣。
歌唱後には、ファンキー加藤が初めて自らの解散について切り出す。
「昨年末にみなさんを悲しませてしまうニュースがありました。ファンキーモンキーベイビーズにとっては最後のツアーになります。BABYSにどんなメッセージを……と思い、このツアータイトルにしました。あらためて「ありがとうございました!」ではなく、「ありがとうございます!」。3人だけ、スタッフだけではなくBABYSがいての自分達、みんなが応援してくれることで自分達は存在しています。」
その言葉に、会場からは割れんばかりの拍手が巻き起こった。
また、アンコールの際のMCではモン吉が、「北海道は(レギュラーのラジオ番組を持たせてもらって)トークやその他にも色々教わりました。今日は来てくれてありがとう!」と語ると、住職の道へ進むDJケミカルは、「去年はびっくりさせてすみませんでした。まだまだ30歳の男が言うのはチープかもしれないですけど、みなさんにも(人生の)ターニングポイントがいつかやってくると思います。僕はたまたまそれが30歳だったわけで……。でも僕は僕が選んだ道で頑張っていこうと思います。ひとつ言えるのは今日は最っ高に楽しかったです! 本当に、本当に楽しかった! あと20公演まだまだ続きますのでよろしくお願いします!」と、深々と頭を下げた。
今回の<WE ARE FUNKY MONKEY BABYS TOUR>というタイトルは、“私もあなたもファンキーモンキーベイビーズ”という想いのこもったもの。会場で彼ら(=ファンモンとBABYS)は、ひとりひとりがひとつの音楽で繋がれることを証明。感動のライブとなった。
またファンキーモンキーベイビーズは、2月27日にラストシングルをリリースすることも発表(楽曲タイトル、最後のジャケットを飾る人物など詳細は後日発表)。ツアーは3月31日まで全国20公演が行なわれる。
◆ファンキーモンキーベイビーズ オフィシャルサイト
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