メディア・インテグレーション、ドイツEVE Audioのアクティブモニター6種を投入

メディア・インテグレーションは、ドイツEVE Audio GmbHの日本国内代理店業務を開始し、2ウェイと3ウェイのモニタースピーカー計6製品の発売を開始する。

EVE Audioは、ドイツのプロオーディオ機器の業界で長年技術者として、そして経営者としても経験を積んできたRoland Stenzによって、2011年5月、ベルリンで設立された。彼は、1980年代に「東欧のNEVE」と称えられることも多い、旧東ドイツ最大の放送機器メーカー「RFZ」に研究開発者として勤務し、技術者としてのキャリアをスタート。東西ドイツ統合後は、ベルリンのHi-Fiオーディオ機器メーカーに勤務、電子回路の研究を続けている。その後、世界的に有名なモニター・スピーカー・メーカーの設立に関わり、CEOを務めた後、2010年経営学修士を取得し、自らの技術研究の成果を世に問うために、EVE Audio GmbHを設立した。

EVE Audioのスピーカーが目指したのは、計測の結果だけを最重要視したフラットな周波数特性だけでも、耳に心地良いだけのスピーカーでもない。入力ソースに忠実にサウンドを再生することは、優れたモニタースピーカーにとって必須の事項。加えて、ミキシングの課程で施した微妙な変更を、確実に再現できるモニターでなければならない。これらを実現するために、R&Dのプロセスでは、技術的な観点だけではなく、人の感性も反映させることを念頭に置き、プロフェッショナルのエンジニアを招いて、レコーディング・スタジオで冷静なリスニング・セッションを繰り返してきた。

「あらゆる芸術の中でも、音楽は最もエキサイティングで複雑です。ミックスの段階では、芸術作品にふさわしい扱いが必要です。ドイツの伝統的なクラフトマンシップを大切にし、最先端のDSP技術で丁寧にチューニングされたEVE Audioのモニタースピーカーが、あなたによりクリエイティブな仕事へのモチベーションをもたらすことを期待しています」と、Roland Stenzは述べている。

そんなEVE Audio製品の国内投入となるのが、2ウェイと3ウェイのモニタースピーカー計6製品。いずれもコンポーネントから独自設計されており、専用に設計された「シルバーコーン」ウーファーを採用。高解像度のDSP回路を備え、フロントパネルのシンプルなプッシュ式ノブ1つで、ボリュームの正確なコントロールと、複数のフィルター設定が可能で、作業環境に合わせてモニターをチューニングすることが可能となっている。各モデルの詳細は以下のリンクから。

・SC204　2ウェイ 4インチ アクティブモニター（33,600円）
・SC205　2ウェイ 5インチ アクティブモニター（49,350円）
・SC207　2ウェイ 7インチ アクティブモニター（73,500円）
・SC208　2ウェイ 8インチ アクティブモニター（89,250円）
・SC305　3ウェイ 5インチ アクティブモニター（98,700円）
・SC307　3ウェイ 7インチ アクティブモニター（128,100円）
※価格は1本の税込み定価

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