【イベントレポート】『地球防衛軍』が実写化。吉木りさの演技に河崎実 監督「これが『キングコング』からの映画の伝統」

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全世界累計150万本を出荷している、あの『地球防衛軍』シリーズが実写化。完成披露試写会が9月26日に開催され、河崎実 監督とペイルウイングを演じた吉木りさが登場した。

◆吉木りさ、河崎実 監督 <『地球防衛軍 3 PORTABLE THE COMMERCIAL』完成披露試写会>画像、映像

『地球防衛軍』といえば、うじゃうじゃ湧いてくる巨大アリや、やたら強い巨大クモを相手に(実際はアリでもクモでもなくフォーリナーと呼ばれる巨大生物なのだが)、プレイヤーが地球防衛軍(EARTH DEFENSE FORCES / EDF)の隊員となって戦う3Dアクションシューティングゲーム。プレイ中に無線を通して聞こえてくる他のEDF隊員の恐怖におののく叫びや、次々に全滅していく部隊の報告。ジリジリと追い詰められる戦況。そして倒して倒してもきりがない巨大生物。これまで、数多くの隊員が、圧倒的な絶望感から思わず「さっ、サンダー!!(酸だー)」と叫んだことだろう。

さて、そんな『地球防衛軍』シリーズ最新作『地球防衛軍 3 PORTABLE』が9月27日にPlayStation Vita用ソフトとして発売。これを記念して制作されたのが、実写版『地球防衛軍 3 PORTABLE THE COMMERCIAL』だ。『地球防衛軍』の世界観を、映画『いかレスラー』『日本以外全部沈没』などでメガホンをとった、日本が誇るB級映画の巨匠・河崎実が映画化……したら、きっとCMはこんな感じ、というのがコンセプトの映像作品で、仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズの特撮を引き受けている特撮研究所にて制作された。

吉木りさが演じるのは、『地球防衛軍 3 PORTABLE』にも特別参戦する『地球防衛軍 2』の人気女性キャラ・ペイルウイング。さらに作品には森次晃嗣(『ウルトラセブン』のモロボシ・ダン)や沖田駿一(『ウルトラマンA』の山中一郎 隊員)も出演するほか、ゲーム内でプレイヤーが操るストーム1(陸男)や結城隊員も登場。MUCC「ブレア・ラビット」が挿入歌として起用されている。

撮影で使われたペイルウイングの衣装を身につけて、会場内の極端に短いレッドカーペットに登場した吉木りさ。河崎監督曰く「パンチラが見えそうで見えないところが萌えポイント」というこの衣装について、吉木は「初めて見た時はすごく重厚感があったのですが、着た時はすごく軽くて動きやすく感動しました。コスプレも大好きだったので、終始興奮してました。セクシーかつカッコいい衣装になっています。兵士なんですけど、可愛らしくミニスカートになっているのがポイントです。」と、コメント。

また、劇中に初めてのラブシーン(といっても数秒程度)に挑戦したことに触れて、「陸男さん(ストーム1)も多分初めてだったと思うんですけど、ふたりともギクシャクで監督にご迷惑おかけしました。(ふたりの会話が英語だったことについては)台本を見て、“え、英語!?”ってびっくりして。私、まるっきり日本人なので大丈夫かなって思いました。」と、ちょっと照れながらドキドキだったことを告白。

一方、河崎監督は、「巨大アリに襲われるときの(吉木の)顔がよかった。またあの顔で人気出ますよ。普通、あんなデカいものに襲われることはないです。でも、これが『キングコング』からの映画の伝統なんです。『キングコングの逆襲』での浜美枝さんのように。」と、熱く語り、吉木の演技を絶賛していた。


text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
◆BARKS かわいこちゃんねる
◆『地球防衛軍 3 PORTABLE THE COMMERCIAL』 特設サイト
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