アップアップガールズ(仮)・仙石みなみの「9月2日に“ワンマン単独ライブ”あります!」に、観客「ワンマン単独?」

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学校生活における淡い恋心を歌ったポップな「You're the best」と、彼女たちの元気さを曲に落とし込んだような激しいチューン「イチバンガールズ!」。さらにメンバーもサイリウムを持って会場が一体になる「サイリウム」。MCを挟んで、「アッパーカット!」「バレバレI LOVE YOU」、そしてお人形ダンスも見どころの新曲「ストレラ!~Straight Up!~」のアッパーな3曲が連続。そしてラストも新曲「End Of The Season」。初披露だった曲でも既存曲と同じように盛りあがることができるファンと、それに応えようと、さらに熱を帯びていくメンバーのパフォーマンス。それは、2012年の夏、<汐博>のラストを飾るにふさわしい盛り上がり。夏休み期間中とはいえ、平日の2回公演ともにチケットは完売という事実を見ても、ファンとメンバー、両者が生み出すアップアップガールズ(仮)の公演が、今、アイドルシーンにおける勢いのあるライブのひとつであることは明らかだった。

「去年の夏とかライブをやらしていただいてた時は、後ろのほうとかも空いてて、こんなに満杯でやれたことないんですよ。嬉しいです! ありがとうございます! 私たちは、夏はいろんなイベントに出させていただいたりとか、全国行脚で回ってきたりして、多分、この夏で、“ひとまわりもふたまわりも最強になった”と思うんですよ。」

アンコールを受けて再度ステージに登場したアップアップガールズ(仮)。仙石みなみが2012年の夏の活動を振り返る。その一言一言から伝わってくるのは、アップアップガールズ(仮)が、充実した時を過ごし、現在、順風満帆であるという手応え。それは彼女たち自身も確かなものとして感じているのだろう。夏前に会ったアップアップガールズ(仮)よりも、さらに輝きが増したように記者も感じた。……が、よくよく考えると、何かおかしい。そう仙石みなみは、「ひとまわりもふたまわりも最強になったと思う」と、言っていたが、そもそも“「最強」とは「最も強い」なので、ひとまわりもふたまわりもない”のである。もちろん、メンバーもこの矛盾に気づく。

「いや、最強にはなってないよ。最強は“最も”だからね。(私たちは)まだまだこれから行きますよ!!」

今が最強のはずがない、なぜなら自分たちはまだまだこんなもんじゃないから、と、小夏っちゃんの力強い発言で大きく沸く会場。そんなメンバーからのフォローを受けて、仙石みなみは言葉を続ける。

「次の新曲は「マーブルヒーロー」といってね、7人でヒーローになったりする歌なんで、ほんとに真のヒーローを目指して、最強を目指しましょうじゃないでしょうか! そしてね、私たちにとって最大のチャレンジである、9月2日に、“ワンマン単独ライブ”もありますので!」

その発言で大歓声……の中に混じって「ワンマン単独?」という観客からのつぶやきがチラホラ。ステージを見れば、小夏っちゃんが横で頭を抱えている。そして新井愛瞳が「あの、“ワンマン”“単独”って同じ意味です。」と、冷静なツッコミ。これには思わず「わーお!」と苦笑いするほかないみーこであった。

全員で手を前に出し、「アップアップガールズ(仮)!」と叫んで夏のイベントを締めくくったアップアップガールズ(仮)は、9月2日にニューシングル「なめんな!アシガールズ / マーブルヒーロー」をリリース。また同日、代官山UNITにて初の単独コンサートとなる<アップアップガールズ(仮) 1st LIVE 代官山決戦(仮)>を開催する。なおこちらのライブでは、さらなる新曲も披露される……らしい。


text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
◆かわいこちゃんねる
◆アップアップガールズ(仮)オフィシャルブログ
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