インセイン・クラウン・ポッシーがFBIを訴える「ジャガロはギャングではない」
アメリカのハードコア・ヒップホップ・デュオ、インセイン・クラウン・ポッシー(ICP)は、不本意にも“ギャング”と名付けられてしまった自分達のファンを守るべく、応戦する準備を整えたようだ。
同グループの熱狂的なファン(通称ジャガロ)は、2011年秋FBIの2011年版National Gang Threat Assessment Reportにおいて「ゆるく組織化された雑種のギャング」と名付けられてしまい、このことがジャガロに法的な影響をもたらす可能性を引き起こしている。
これを受けICPは、毎年恒例のフェスで2012年で13回目となるジャガロ集会にてFBIを訴えることを発表。訴訟についてメンバーのヴァイオレント・Jは『Noisey』とのインタビューで、「インセイン・クラウン・ポッシーはファンと世界の為に、大きな事をやろうとしている」とし、「俺達はジャガロをリストから外してもらうようにFBIを訴えるのさ。ヤツらは俺たちのグループを潰そうとしているから、反撃しなければならないんだ」と話した。
ジャガロに所属していることで、単にスピード違反をしただけなのに“より重い刑”を言い渡される恐れがあることをとても心配している。さらにヴァイオレント・Jは、FBIの行為が販促にも大きな損害をもたらしているとし、「ヤツらがリストを作った時、“Hot Topic”のような店は俺たちの商品を販売するのをやめたんだ。ギャングの服なんか売りたくないってワケさ」と話した。
また、Psycopathic Recordsのスタッフまでも影響を受けているようで、「今やそれが彼らの仕事なんだよ。彼らにも子供が居て、妻あるいは夫が居る。こうなってしまっては次にやることは、本当にギャングの為に働き始めることになっちまうよ」と続けた。
◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル