MANYOとやなぎなぎの新ユニットmamenoi、1stアルバム完成

ポスト
supercellの「君の知らない物語」などのボーカリストとして活躍するやなぎなぎと、同人音楽やゲーム音楽をはじめ幅広いジャンルで楽曲提供を行うコンポーザーMANYOによる新ユニットmamenoiが、1stアルバム『Tachyon』を2012年9月12日にリリースする。

◆『Tachyon』画像、PV映像

2006年よりライブハウスやインターネット上で音楽活動を始め、2009年にsupercellからオファーを受けnagi名義でゲストボーカルを担当するなど、メジャー/インディーズ問わず活躍の場を広げているやなぎなぎ。そして、大学卒業後よりフリーランスでゲーム音楽を中心に制作活動を開始し、霜月はるか、茶太、Rita等のボーカリストともコラボーレーションを果たしているMANYO。MANYOにとっては固定メンバーによるユニットを組むのは今回が初となるmamenoiが、コンセプト・アルバムを中心にコアユーザー向けのリリースを展開しているVoltage of Imaginationから1stアルバム『Tachyon』をついにリリースする。

自身初音源となる今回のアルバムは、2011年に同レーベルよりリリースされたコンセプト・アルバム『空想活劇・弐』に提供された人気楽曲「Kleinchen」の世界観をベースとし、ひとつの完成された物語をフルアルバムとして再構築。“空想から現実へ”をコンセプトとする『空想活劇 REALiZE』シリーズの第2弾としてリリースされる作品だ。

「歌ったり、歌わせていただいたり、つくったり、書いたり…いろいろな活動をしておりますが、その活動をぎゅっと濃縮したものがmamenoiだと思っています。今まで書いた事の無いアグレッシブな曲にも挑戦していますし、何度も音と詞をやり取りしながらつくった曲もあります。今回の『Tachyon』は、ミュージシャン・エンジニアの方もいろんな方にお声掛けし、とてもバラエティに富んだ作品になりました。多様な音ばかりですが、1枚のアルバムとしても面白いものになったと思います。どうぞよろしくお願い致します」――やなぎなぎ

「mamenoiはお互いが作詞をし、お互いに曲を作り、また共作も行なうことでそれぞれの独自性を掛け合わせたユニットです。数多くの煌めくアーティスト達の傍らで、ふと目を落とした時に心に残る、そんなユニットとして活動していけたら…と思っています。初アルバムとなる『Tachyon』も大きな世界観を持たせつつも、背伸びをしない等身大の自分達を感じられるような作品に仕上がりました。是非、ご自宅で寛ぎながらお聴きいただけると幸いです…」――MANYO

実力派ボーカリストやなぎなぎの透明感あふれる歌声と、コンポーザーMANYOによる確かな表現力に基づいた深みのあるサウンド。そして、アートディレクターには「Kleinchen」のイラストを担当した気鋭のイラストレーターusiを起用し、未来を生きる少年少女の感性を清涼感のあるポップテイストで瑞々しく描いたこのシネマティック・イメージアルバム。新居昭乃や田口囁一(感傷ベクトル)など、そうそうたるアーティスト/クリエイターも絶賛の応援コメントを贈る大作に大注目だ。

「音が聞こえて来た瞬間から広がる世界。おそらく緻密に計算され、構築されているはずなのに、とても自然に誘われてしまいます。やなぎなぎさんの歌声はどこまでも伸びやかで、その世界を覆うオーロラのよう。心地よい響きにいつまでも身を委ねていたいです」――新居昭乃

「孤独や不安、錯綜する時間感覚、星の色彩、真空を切るスピード感、胸の高鳴り、眩しさ、安らぎ、それら全部が音楽になって飛び込んでくるような、切なくて強くて、ロマンチック作品だと思いました。随分遠くまで旅をした気分です」――田口囁一(感傷ベクトル)

「心に寄り添いすっと沁みこむような瑞々しい音と言葉に溢れていました。コンセプトアルバムとしても、新しいユニットのファーストアルバムとしても申し分のない門出を感じさせるとても聴き応えのある一枚です」――Annabel (anNina , binaria)

「以前、録音を終えたばかりの「Kleinchen」をMANYO氏のスタジオで聴かせて頂いた時に受けた衝撃は今でも覚えています。緻密なまでに計算された音の定位や周波数帯の分離、細かなサウンド処理とサウンドプログラミングを氏の音楽性をもって構築されたトラックと、透明度の高いやなぎなぎさんの歌声&歌詞によって、一瞬にして異世界へ連れ出されました。時間にして5分少々の出来事だったのにも関わらず、聴き終えた後に残る余韻は、上質な映画や小説に触れたものと同質であった以上に、その1曲から強烈な物語性を感じた程です。本作は、その「Kleinchen」をベースにしているだけあり、非常に物語性の強い作品に仕上がっています。深く、繊細で儚い二人の音楽性を存分に感じられるこのアルバム、どうか皆様にも異世界への旅が訪れますように」―― 井内啓二(作曲家)


『Tachyon』
2012年9月12日発売XQKT-1002 \2,415(税込)
※8月10日~8月12日 コミックマーケット会場にて先行販売
1.Sh,57.101
2.青色灯
3.Kleinchen
4.パンタレイ
5.ラブラドライト
6.eirōneia
7.phaetone
8.旅の終わり
9.Tachyon
10.Lacunarity
11.トレイル
12.手紙

◆『Tachyon』オフィシャルサイト
◆やなぎなぎ オフィシャルサイト
◆MANYO オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報