NEWS、フレンチ・キス、正統派アイドルたちが底力を見せる

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7月最終週のBillboard JAPAN HOT100を制したのは、4人組となったNEWSの約1年8ヶ月ぶりのシングル「チャンカパーナ」。山下智久、錦戸亮が脱退後、初のリリースとなる同作は人気メンバー2人の脱退もものともせず圧倒的なセールスポイントを獲得、新体制での船出を華々しく飾ることに成功した。タイトルの“チャンカパーナ”とは、どうも聞き慣れない言葉だが、それもそのはず「愛しい人」という意味を込めて作られた造語とのこと。サビで繰り返されるこのフレーズは、耳に残るだけでなく思わず声に出してみたくなる、なんとも不思議な響きを持っている。グループ結成以来なにかと山あり谷ありのNEWSだが、結果として現メンバーの結束は固い模様。王子様的ルックスながら歌唱力にも定評がある、“正統派”のアイドル・グループとしての道を突き進んでくれるだろう。

首位には大きく差をつけられてしまったものの、セールス、HOT100ともに次点となったのはAKB48派生ユニット、フレンチ・キスの「ロマンス・プライバシー」。柏木由紀、高城亜樹、倉持明日香による「親に紹介したい3人組」をキャッチフレーズに掲げたこのユニットもまた首位NEWSと同じく“正統派”。同ユニットにとって5枚目となる「ロマンス・プライバシー」もメロディ、歌詞、衣装・振付…とにかく何もかもが直球ど真ん中、これぞアイドル!という王道尽くしであり、むしろ清々しいほどである。奇を衒ったコンセプトや異色ユニットが数々誕生し続けているご時世であっても、やはり“正統派”あってこそなのだということを思い知らされる結果となった。

また、3位以降はエアプレイ絶好調のミーコ「スタック・オン・ユー」、桑田佳祐のミディアム・バラード「愛しい人へ捧ぐ歌」、ケツメイシの「LOVE LOVE Summer」と夏を彩る爽やかなナンバーがズラリと並んでいる。次週より8月に突入、2012年のサマー・アンセムとなるのは誰のどの曲か、真夏のチャート・アクションに要注目だ。

◆ニュース提供:ビルボード
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