八代亜紀、初の本格的ジャズ・アルバムをリリース

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八代亜紀が2012年10月、初の本格的ジャズ・アルバムをリリース、7月11日にマスコミ向け公開レコーディングを乃木坂のレコーディング・スタジオで開催した。

◆八代亜紀 拡大画像

「団塊の世代の方が青春時代に聴いていたジャズ・スタンダードをもう一度再現するので、あの当時を思い出していただけたらと思います。お家に一枚置いてくださいね!」――八代亜紀

八代亜紀がジャズと出会ったのは小学5年生のときだったという。幼い頃からそのハスキー・ヴォイスにコンプレックスを持っていたが、米国のジャズ・シンガー、ジュリー・ロンドンのレコードから流れるしゃがれた歌声に勇気づけられ、歌手を志すようになった。

15歳で上京、銀座のナイトクラブで当時の流行歌だった海外のジャズ・スタンダードなどを歌い、シンガーとしての礎を築く。そして1971年に演歌歌手としてデビュー。その後、演歌の女王に登りつめたが、クラブ・シンガー時代の経験が「歌手としての自身の原点」と振り返る。

10月10日にリリースされることが明かとなったジャズ・アルバム『夜のアルバム』は、プロデューサーに元ピチカート・ファイヴの小西康陽を迎えて制作される。自身のルーツであるクラブ・シンガー時代に思いを馳せ、「メロディを聴いて涙が出てくるジャズ・スタンダードを中心に入れたいと思って、小西さんと共に選曲した」という。

結果、アルバムには敬愛するジュリー・ロンドンのレパートリーとしても有名なジャズ・スタンダード「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」、「クライ・ミー・ア・リヴァー」他、歌謡曲「再会」「私は泣いています」などのカヴァーを収録予定。

また、アルバム発売に先駆け、7月28日には野外ジャズ・フェスティヴァル<真夏の夜のJAZZ in HAYAMA2012>に出演することも発表された。当日は、日本を代表するドラマー、村上“ポンタ”秀一率いるPONTA BOXのゲストとしてジャズ・ナンバーを披露する。「こういう野外でのジャズ・フェスは初めて」としながらも、「『舟唄』をジャズ・アレンジで歌って、若者にも聴いてほしい!」との意気込みを語った。八代亜紀は、歌手デビュー42年目にして演歌の女王からジャズの女王になる。

Jazz Album 『夜のアルバム』
2012年10月10日(水)発売
Produced by 小西康陽

<真夏の夜のJAZZ in HAYAMA2012>

2012年7月27日(金)、28日(土) 湘南・葉山マリーナ 特設ステージ
※八代亜紀の出演は7/28のみ
詳細 http://microsites.universal-music.co.jp/event/jazz2012/

◆八代亜紀オフィシャルサイト
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