桑田佳祐、ユーミンと共作したクリスマスソングが初音源化

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7月18日にリリースされる桑田佳祐のスペシャル・ベスト・アルバム『I LOVE YOU -now & forever-』の全貌が明らかとなった。通常盤が30曲、さらにボーナスディスクにも4曲収録という超ボリュームで、かの「Kissin’ Christmas(クリスマスだからじゃない)」も初音源化される。

収録曲数にまず圧倒されるが、内容もまたすごい。まずは新曲が、三井住友銀行CMソング「幸せのラストダンス」、フジテレビ系アニメ『ちびまる子ちゃん』エンディングテーマ「100万年の幸せ!!」、森永乳業「マウントレーニア ダブル」CMソング「CAFE BLEU」に、フジテレビ<お台場合衆国2012>テーマソングの「MASARU」、さらにドコモthanksキャンペーン CM曲「愛しい人へ捧ぐ歌」の5曲も収録。

そして、ひときわ注目したいのが、今回初めて音源化される「Kissin’ Christmas(クリスマスだからじゃない)」。この曲は1986年と87年の2年にわたり、12月24日に放送された伝説の音楽番組『Merry X’mas Show』のために書き下ろされた、作詞・松任谷由実、作曲・桑田佳祐という共作によるクリスマスソング。番組内ではエンディングに出演者全員で歌われたという7分を超す壮大な作品だ。「桑田のソロ活動の集大成的な意味合いをもつ『I LOVE YOU -now & forever-』には、この曲を収録すべきであろう」という意見が出たことで、スタッフが音源を探したところ、ビクタースタジオでスタジオ録音の音源が見つかり、初の音源化となった。

さらに、1987年にリリースされたソロデビューシングル「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」から2011年リリースの最新シングル「明日へのマーチ」まで、すべてのシングル曲を網羅。1フレーズ聴いただけで、当時の思い出や時代の雰囲気が一気に甦ってくる、そんな名曲の数々に酔いしれることができるだろう。

また、シングル曲以外でも、20年ほど前に現代を予見したような風刺ソング「漫画ドリーム」や、夏目漱石、太宰治、芥川龍之介といった日本文学の名だたる文豪の作品を盛り込んだ「声に出して歌いたい日本文学<Medley>」などといった“問題作”も収録されている。

これだけでもお腹いっぱいのスペシャル盤だが、生産限定盤のボーナスディスクには、さらにレア音源を収録。小林克也&ザ・ナンバーワン・バンドに参加した「六本木のベンちゃん」、いとうせいこうと見事なラップで共演している「ジャンクビート東京」、そして2006年の『桑田佳祐の音楽寅さん ~MUSIC TIGER~ '06夏の思い出作りSP』内企画から生まれた「突然の吐き気 ~えりの思い出~」など全4曲を収録する。

この作品詳細発表にあわせ、6月11日から各主要配信サイトで「Kissin’ Christmas(クリスマスだからじゃない)」および、『お台場合衆国2012』のテーマ曲「MASARU」の着うた(R)配信を開始。また、桑田佳祐オフィシャルYouTubeチャンネルも開設されることとなった。

桑田佳祐は、6月22日と7月13日のテレビ朝日系『MUSIC STATION』などのテレビ番組へも出演。ニッポンの夏、桑田の夏がはじまる──。

◆桑田佳祐 オフィシャルサイト
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