ジャスティン・ビーバー、過熱するノルウェーのティーンたちに“落ち着いて”と懇願
5/30(水)、無料コンサート開催のためにノルウェーの首都オスロに滞在中のジャスティン・ビーバーがパフォーマンスに先立ちまず最初に行ったことは、警察に抵抗して騒ぎを起こしているティーンの集団を落ち着かせることだった。警察はこのコンサートの企画担当者たちを批判し、イベント自体を中止にすると圧力をかけており、ティーンたちはそれに反発していたのだ。
「ノルウェーの皆、どうか警察の言うことに耳を傾けて」とツイッター経由でティーンたちに呼びかけたビーバーは、「僕は誰にもケガをしてほしくないんだ。すべてを計画どおりに進めたいけど、何よりも優先したいのは皆の安全なんだよ」と懇願した。
現地時間5/30(水)の午後9時20分(アメリカ東海岸時間で午後3時20分)、18歳のビーバーは自身のテレビ特番『AROUND THE WORLD』の一環としてオスロのオペラ・ハウスで新曲4曲を含む計6曲をパフォーマンスすることになっており、その開催を目前に控えて過熱するファンたちに落ち着くようメッセージを投稿。「今夜のショーを実現させるために、どうか警察の言うことをきいて。僕らは君たちファンの安全がとても気がかりだし、皆にとって最善の結果になることを願っている。だから警察に従って、今夜はコンサートで楽しもうよ」と語りかけている。
YouTubeに投稿された映像では、2人組のティーンエイジャーがインタビューを受けている最中、その背後でなす術もなく翻弄される警察を横目に、叫び声を上げながら交通を完全に遮断してジャスティン・ビーバーを乗せたと思われる車を追いかける大群衆の姿が確認できる。
また、ノルウェー国内のジャーナリスト向けに予定されていた記者会見は察知したファンの集団が押し寄せたために中止となり、オスロ市内の携帯電話サービスにも支障が出たとのことだ。
ある警官は、「オペラ・ハウスはスペース的に明らかな限界があるので、コンサートは別の場所で行われるべきだ」と語っており、警察はオペラ・ハウスの周辺で混乱が生じていることを確認したため、コンサートの中止を検討していたという話も伝わっている。
警備員の話によると、この過熱状態の最中に「すでに15人ほどの少女が失神した」とのことだ。
◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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