ライアン・テダー、ワンリパブリックのアルバム用に書きため中

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ライアン・テダーによるとソングライティングとプロデュースには「一時的なもの」と「永続的なもの」というふたつのアプローチがあるという。「一時的なもの」は今どきの流行のサウンドをマスターするということだ。「2~3年のうちにたくさん曲を作って世界の大物になるだろうけど、そこで燃え尽きてしまうんだ。3年後には1曲売るのに必死になってるよ」

テダーが「永続的なもの」のお手本にしているプロデューサーはマックス・マーティン、リック・ルービン、Tボーン・バーネットだ。「ライター/プロデューサーとして10年以上頑張ってシングルをヒットさせているのはものすごく珍しいことだ」とワンリパブリックのフロントマンでありながら、レオナ・ルイスやビヨンセ、アデルなどのヒットを生み出しているテダーは言う。「こんな風に成功していても15年後にはアトランタの安アパート暮らしなんていうのはイヤだった」

ワンリパブリックの『ドリーミング・アウト・ラウド』のリリースでキャリアが軌道に乗ってから5年、彼はケリー・クラークソン、ジェニファー・ロペス、キャリー・アンダーウッド、マルーン5、レディ・アンテベラム等々のアーティストたちと仕事をしてきた。

ワンリパブリックの3rdアルバムは現在「スタート」の段階だという。「30~60秒のメロディやヴァース/コーラスの断片が30ぐらいたまっているから、それをアルバム用に10~12ぐらいの歌に絞っていく。重要なのは自然な進歩に思える音を作り出していくことなんだ。次のアルバムでワンリパブリックはもっと大きな世界に乗り出していくはずだ。夏までに1stシングルを出したいけど、焦るつもりはないんだ」

これまでは歌をワンリパブリックのために使うか、他のアーティストのために使うか決めるのはむずかしくなかったというが、最近はいい曲を自分のために取っておくようにというプレッシャーが強いという。

仕事をするアーティストはアプローチされる場合も自分からアプローチする場合もあるが、今は忙しいので自分の愛する人を選んでいるという。「アデルは世界一のシンガーだと思っていたから、すべてを休んでも彼女と一緒に仕事をする時間を作るようにした」

ソロになるつもりはないが、他のアーティストと組んで全然違うプロジェクトをすることには興味があるという。

映画のスコアもいつかはやってみたい。「20年後、自分が白髪になって、映画の画面を見ながらどんな音楽を着けようかと考えているのが思い浮かぶよ」

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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