黒夢が初の海外公演。「愛してます韓国! また会いましょう!」

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黒夢が4月28日に韓国・AX KOREAにてライヴを行なった。これは、初のアジアツアー<THE ASIA SHOWCASE Vol.1>の一環として、急遽発表。黒夢として初めての海外公演となった。

この日は、清春、人時、そしてサポートメンバーとして、1月の武道館公演、3月の清春ソロのライブでもプレイした、大橋英之(Gt.)、初のサポートを行う、楠瀬拓哉(Dr.)の4人バンド編成。

開演時間から約30分後、SEの「FAKE STAR」が鳴り、メンバーがステージに登場。最後に黒ジャケットを身に纏ったシックな装いの清春と人時が現れると、現地の熱狂的なファンと日本から訪れたファンからの大歓声を浴びる。

SEが鳴り止み、最新アルバム『Headache and Dub Reel Inch』収録の「Enter Loop」「13 new ache」から、黒夢初の海外ライヴはスタートした。

タイトな楠瀬のドラムに、アヴァンギャルドかつ正確な大橋のギター、常に強靭なグルーブを生み落とし、加速度を刻む人時のベース。そして清春のヴォーカルは暴力的かつ妖艶に、会場のファンへ訴えかける。

「White Lush Movie」「Someone」と最新アルバムからプレイし、初めて清春が口を開く。「こんにちは韓国。初めて韓国でライヴができて嬉しいです!」。現地ファンは大歓声で応える。その後も、時には韓国語でのMCや現地コーディネーターに教わったという韓国で流行している仕草を行なうと、日韓両国のファンは大盛り上がりを見せた。

前半は最新アルバムからの楽曲を中心に、人時のベースソロをはさみ、後半は圧倒的なスピードとグルーヴ感溢れる暴力的なナンバーをひたすらプレイ。本編ラストは日本でのライヴ同様に「sick」で幕を閉じた。

アンコールで清春は、先日発表されたアパレルブランド「DRESSCAMP」とのコラボレーションアイテムのジャージを装い登場。「去年の11月に13年振りのニューアルバムを発表して、今年の武道館でライヴ初披露して、2回目がこの韓国のライヴであったことが嬉しいです。」「今回の公演はありがたいことに、このAX KOREAから招待を受けて急遽発表して実現して、かなり楽しかったので正式に2度目の韓国公演をしに、また必ず韓国に来ます。」と宣言。ファンからの歓喜の声援が響き渡る中、「BEAMS」「少年」、ラストに「LIKE A ANGEL」をプレイ。韓国のファンが清春とともに熱唱する姿が印象的だった。

本来ここでライヴすべてが終了する予定であったが、鳴り止まないアンコールの中、タブルアンコールとして清春と人時は再びステージに登場。日本では10数年以上も演奏されていなかった「Miss Moonlight」がこの韓国で披露され、会場は韓国の現地ファンと日本から訪れたファン全員からの驚愕と狂気の歓声に包まれた。

「愛してます韓国! また会いましょう!」という清春の言葉とともに、黒夢初の海外ライヴは終了した。

黒夢は、最新アルバム『Headache and Dub Reel Inch』からの楽曲「Love Me Do」のミュージックビデオを新たに撮影。5月9日から各サイトで配信する。またこの映像は、日本テレビ系『フットンダ』5月エンディングテーマとしても見ることができる。


◆黒夢 オフィシャルサイト
◆BARKSヴィジュアル系チャンネル
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