藤巻亮太、ソロとして初のワンマンライヴを開催。ソロ活動は「羊と狼のせめぎ合い」

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活動休止中のレミオロメンのフロントマン・藤巻亮太が初のワンマンライヴ<「光をあつめて」SPECIAL LIVE>を赤坂BLITZにて開催した。

◆藤巻亮太 画像@2012.04.12 赤坂BLITZ

今回のライヴは、応援してくれるファンに何より先に新曲を披露したいという本人の想いから、彼のソロデビューシングル「光をあつめて」(2月29日リリース)初回盤購入者限定の招待制として実施。オリコンウィークリーチャート1位を獲得したグループで、活動休止後に初ワンマンが招待制というのは極めて異例だ。また、レミオロメンでの活動も含めて、赤坂BLITZでライヴを行なうのも初めてとなる。

1万人の応募者から選ばれた1200人がフロアーを埋め尽くす中、ステージ上には、ドラム、ベース、ギター、キーボードが変則的にセッティング。ちなみにこの配置は、藤巻自身のアイディアで、“藤巻亮太のバックバンド”ではなく、今回、この仲間たちと一緒にライヴを創っているという意味を込めてのもの。オーディエンス側から見ると、ドラムとキーボードがシンメトリーの位置となり、さらにセンターの藤巻を取り囲んでいるように見える。

ステージに登場した藤巻は、「超、久しぶりのライヴ! 2010年はレミオロメンで80本くらいライヴして、去年はほんとにしなくて、ライヴにめちゃめちゃ飢えてます。あの、今日は<SPECIAL LIVE>ってことで1本しかないんですけど、しかも、ほとんど知らない曲。よく来たね、こんなんで(笑)。うれしい。気を使って、とかそういうことじゃないよね? 会いたかった? 嘘でも言ってくれるとうれしい。」と、笑顔で挨拶。また、ソロ活動をはじめたことについて、「あの、ほんとに、自分の中に、群れや仲間を大事にするような羊ちゃんの自分と、そういうところからはみ出したい、狼としての自分がせめぎ合うんですよね。そのうちに、狼が勝ったんでしょうね。いろんな人が心の中で、羊と狼がせめぎ合っているんじゃないかな、って思います。」と、表現した。

ライヴでは、学校法人・専門学校 首都医校・大阪医専・名古屋医専TVCMソングの新曲「Beautiful day」や、ソロデビュー曲「光をあつめて」、さらに現在制作中のアルバムに収録する予定の新曲を含む全11曲が披露され、オーディエンスは久しぶりの藤巻の生の歌声と、生まれたばかりの新曲たちに酔いしれた。

「今日のライヴはソロとしてアルバムの世界観を初めて披露する場となりました。ミュージシャンとして新鮮な気持ちで音楽をやることができましたし、音楽の純粋な喜びをオーディエンスと分かちあう最初の一歩になりました。」── 藤巻亮太

text by ytsuji.a.k.a.編集部(つ)
◆藤巻亮太 オフィシャルサイト
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