電気グルーヴ、「『ガムを噛むバイト』だと思ってオファーを受けたら意外とスキルが必要で」

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約2年半ぶりのシングル「SHAMEFUL」を4月18日にリリースする電気グルーヴ。今作はロッテの新商品ガム「ZEUS」のCMソングに起用されており、CMには電気グルーヴの二人も出演。3月26日(月)には渋谷で行なわれた同商品の発売記念イベントに出席し、CMの中でも披露している“Chewing VJ”のデモンストレーションを行なった。

◆電気グルーヴ 画像

新商品ガム「ZEUS」は、感性を揺さぶる稲妻のような新刺激が特長ということで、天空神として雲・雨・雪・雷などの気象を支配 しているギリシャ神話の主神たる全能の存在であるゼウスからネーミング。CMでは、“ガムを噛む”動作をするときにあごの筋肉から発生する微弱電流を感知し、それを信号に変えてメディアアートを投影する“Chewing VJ”を採用している。

渋谷WWWで行なわれたトーク・イベントでは、CMのメガホンを取った関和亮監督とのトーク・セッションも実施。石野卓球は「『ガムを噛むバイト』だと思ってオファーを受けたら意外とスキルが必要で。監督からのリクエストで速い16符は難しかったです。撮影中は実際雷が落ちている様子は分からないですが、観客の反応で落ちている様子が分かりました」と告白。一方、ピエール瀧は「Chewing VJと聞くと見た目はビリビリしそうだけど、自分はビリビリしませんよ。実際にガムを噛んでパフォーマンスするのと、ガムを噛まないでするのでは違うんですよ。寝てる時以外はずっとガムを噛んでいるくらいガム好きです(笑)」とユーモアたっぷりに話した。

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(代表質問による質疑応答)
――最近の神がかり的なエピソードはありますか?

ピエール瀧:この間の撮影は直前まで強風や雨が降っていたんですけど、奇跡的に撮影直前に止んでよかったです。

――今回のCMに使われている楽曲は2年半ぶりの新曲とお聞きしましたが、どんな曲ですか?

ピエール瀧:もともとこのCM為に作ったので「雷の為に」作ったところとかは有ります。ただCMとすごくリンクしているかというと微妙ですが、2年半ぶりに作成したので僕たちの今の気分があらわされているのではないでしょうか。

――その中でもどんなところを特に注目して欲しいですか?

石野卓球:全くためにならない歌詞とエレクトリックな曲の組合せですかね。CMで使われている曲と通常のシングルでは少し違っています。

――監督の関さんと今後何かやっていく予定はありますか?

ピエール瀧:今のところ予定はないですね。監督がいろんなアーティストの方の作品を撮られていると後で聞いたんでね。あごに電極をつけて雷を落とすなんて中々ない経験なので、それを考えるなんて面白い人だなと思っていたので、この先何かやるってなったら一緒にできたらなと思っています。

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ニュー・シングル「SHAMEFUL」の表題曲「SHAMEFUL」は、もともと「ZEUS」CM用として制作をスタートした楽曲ではあったが、フル・ヴァージョンを制作する過程で、電気グルーヴの今のモードを強く反映し、アグレッシヴさとダイナミックさが増し、シングル曲としてはバンド史上かつてないほどの攻撃性を孕んだダンス・チューンが完成したのだという。

また、カップリングに収録される新曲「SHAME」は、“オールド・スクールなレイヴ・サウンドを今のサウンドに昇華させたトラックに、これぞ電気グルーヴ節ともいえるナンセンスな歌詞がマッチする、聴きどころたっぷりの1曲”とのこと。

電気グルーヴはこの後、所属レーベルであるキューンの20周年イベント<キューン20 イヤーズ&デイズ>の最終日となる4月30日(月・休)LIQUIDROOM EBISUに出演する。

New Single
「SHAMEFUL」
2012年4月18日発売
【初回仕様盤】
【通常盤】CD
KSCL-2003 ¥1,020(tax in)
   1. SHAMEFUL
2. SHAME
3. SHAMEFUL(Instrumental)
4. SHAME (Instrumental)

◆電気グルーヴ オフィシャル・サイト
◆ロッテ「ZEUS」オフィシャル・サイト
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