元BY-SEXUALのNAO主催震災復興イベント、東京公演でも成果

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元BY-SEXUALのNAOが主催するチャリティDJイベントの第2弾として、東名阪を巡るツアー形式で開催してきた<NAO presents『 A’』>のラストを飾る東京公演が、3月14日(水)東京Shibuya duo MUSIC EXCHANGEで開催された。

◆<NAO presents『 A’』>画像

平日の開催にも関わらず、約250人のオーディエンスが来場したこの日。NAO、田中知之(FPM)、ヒゴヴィシャス(RISK)、平野智靖(PUERTA DEL SOL)など、<A’>でお馴染みのレギュラーDJ陣のほかにも、ゲストDJとして東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦(Baritone sax)、the HIATUSのウエノコウジ(B)、WAGDUG FUTURISTIC UNITYのKYONO(Vo)、AGE of PUNK、BUGのASAKI(G)、ミッツィー申し訳(代表取締役)、掟ポルシェ申し訳 Jr.(ロマンポルシェ。)という、<A’>だからこそ実現した幅広いジャンルの豪華なメンバーが会場を盛り上げた。

企画者のNAOによる「今日は来てくれてありがとう」という感謝の言葉と、<A’>を通じた東日本大震災復興支援活動の説明などの挨拶でイベントはスタート。そしてPUERTA DEL SOLのデザイナー平野智靖が登場し、きゃりーぱみゅぱみゅやPerfumeなどの聞きなれたJ-POPが流されると、はじめはDJイベントに不慣れな様子だったフロアのムードも序所に熱気を帯びていった。

次いで、会場が温まったところで、ミッツィー申し訳(代表取締役)、掟ポルシェ申し訳Jr.(ロマンポルシェ。)の両名が登場。J-POPアイドルMIXを次々と繰り出し、さらに掟ポルシェによる「手すりでの腕立て伏せ」「フロア疾走パフォーマンス」など、ステージ上だけでなく、会場全体を使ったパフォーマンスで観客を沸かせた。

そんな両名の後にやりにくそうに登場したのが、NAOとASAKI。けれど、さすが音楽シーンに長年身をおく2人。NAOがBY-SEXUAL解散後に作ったミクスチャー・バンド、FOODの曲「season in the obsession」をかけると会場の空気は一変し、自分たちのペースに引き込んだ。

この後は、ロックDJとしてすでに数々のイベントに参加しており、<A’>初参加となるウエノコウジが登場し、Ramones「Rock and Roll Radio」、Coast to Coast「Do The Huckiebuck」など往年のロック・ナンバーでフロアを沸かせた。

その後、さらなる盛り上がりの山場を迎えたのは、田中知之(FPM)。DJ OZMAからマドンナまで、洋邦・新旧交えた選曲でオーディエンスの心を掴んだ。

その後もRISKのデザイナーのヒゴヴィシャスとKYONOがLAUGHIN'NOSEやTHE BLUE HEARTSなどのパンク・ナンバーで盛り上げ、ラストを飾る谷中敦へとバトンをつなぐ。

谷中の登場でフロアからは歓声が上がり、イベントもいよいよクライマックスへ。1曲目には、なんと3月21日に発売されるスカパラの最新アルバム『Walkin'』から「縦書きの雨 feat.中納良恵」をプレイ。中盤には斉藤和義「やさしくなりたい」やスカパラのナンバーもプレイし、会場が一体となるほどヒートアップした。

そしてこの日のオーラスは、バラエティ番組でもお馴染みの“豊満乃風”のライヴ。デブ旦那、RED CURRYRICE、SHOCK-ZAI、GOHAN-KUNのメンバーがトレードマークでもあるオレンジ色のつなぎ姿で「豊満の誓い」などを披露した。

こうして大盛況となった<NAO presents『 A’』in TOKYO>は、最後にNAOから出演者の紹介があり、次の言葉で締めくくられた。

「皆さん、今日はありがとうございました。みんなのおかげで<A'>第1弾の仙台イベント、第2弾の東名阪ツアーと、ここまで<A'>を育てることができました。一人一人の力は弱いけど、一人が二人、二人が三人と、どんどん支援が増えていくことでより大きな力に変わっていきます。今まで<A'>に協力してくれた皆さんの想いと寄付金を、被災者の皆さんに届けます。今後も長期的に<A'>などの活動を通じて復興支援を続けていきたいと思いますので、引き続きご支援のほど、よろしくお願いします」

なお、当日の会場では、<A'>第2弾の“チャリTee”を販売し、終演後にはNAO自らがサインをしながら販売した。

チャリTeeの収益の一部は、毎月被災地へ炊き出しを行なっている有志グループ「恵比寿支援隊」の炊き出し資金となり、残りの収益はチケット代や会場に設置された募金箱など<A'>の収益と併せ、「あしなが育英基金>の震災孤児などの学費支援として全額寄付される予定となっている。

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