パリ公演は即日完売、Buono!のライヴツアーがスタート

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Buono!のライヴツアー<Buono! LIVE 2012 “R・E・A・L”>が、1月28日の横浜BLITZ公演を皮切りにスタートした。

◆Buono!(嗣永桃子、夏焼雅、鈴木愛理) 画像@横浜BLITZ

最近、バラエティにひっぱりだこの“ももち”ことBerryz工房の嗣永桃子、Berryz工房のNo.1ナチュラル&クールビューティーにして、少女の可愛さと大人の女の色気を兼ね備えた稀有な存在・夏焼雅、まるでオアシスのような歌声と人懐っこい笑顔が魅力の℃-ute・鈴木愛理からなるBuono!。2011年は映画『ゴメンナサイ』で初主演を経験し、ミニアルバムをリリースするなど精力的な活動を続けてきた彼女たちにとって、今回の横浜公演(2日間4公演で、のべ6800人動員)が、2012年初めてのライヴとなった。

今回のライヴを一言で表すなら、Buono!の魅力を思う存分伝える、まるでBuono!博覧会。会場は闇に包まれ、真っ赤なライトが動き回り、そして鳴り始める鐘の音……。その美しい音が鳴り止むと、バックライトに照らされ、1月18日に発売されたばかりの新曲「初恋サイダー」を歌い始める愛理のシルエット。これから展開されるパフォーマンスへの期待と、Buono!が目の前にいるという喜びで鼓動は早くなり、Buono!のバックバンドを務めるDolceの生音に煽られて急上昇するボルテージ。そこからは、空間に満たされるBuono!曲に身を委ね、熱狂と興奮で会場はヒートアップしていく。

今回のライヴでは、パートごとにさまざまな要素をテーマにした楽曲が用意されている。「泣き虫少年」などいきなりテンションが上がる楽曲。「ロッタラロッタラ」といった明るくかわいい楽曲。SIAM SHADEの大人気曲「1/3の純情な感情」カヴァーなど、ロックでカッコいい楽曲。3人のソロ曲やニューアレンジされた「Internet Cupid」など、ライヴならではの挑戦的な楽曲。そしてタオルを振り回したり会場を煽ったりと、ファンといっしょに盛り上がる定番曲……。すべてに共通するのは、そのすべてがBuono!の魅力で溢れている、ということ。

久しぶりに3人が歌ったデビュー曲「ホントのじぶん」。この曲は、Buono!の歴史の長さを感じさせてくれた。

3人の歌声は、2007年にリリースされたデビューシングル「ホントのじぶん」収録のそれとはまったく違っている。長年にわたってモーニング娘。のリーダーを務めてきた高橋愛が抜け、さらに高橋とともにハロー!プロジェクトを引っ張ってきた新垣里沙も卒業が決定。そんな中、次世代のハロー!プロジェクトを担う歌姫のひとりである愛理の歌声は、高音から低音まで安定した伸びと迫力で観客を魅了する。

そして、美少女なだけではなく大人の女性の魅力を纏いはじめた雅ちゃんの美しい歌声には、あの頃よりさらに艶と深みが増し、これまた大人の歌声となって、耳元を心地よく撫でていく。

一方、芸能界において“ウザかわいい”地位を確実に手中に収めているももちは、そんなバラエティでの印象とは違う、カッコかわいい歌声で会場に笑顔を振りまく。楽曲は同じでも、3人の印象もそのパフォーマンスもまったく当時とは違い、より洗練され、より成長していた。

Buono!の成長や歴史、魅力、そのすべてを網羅した今回のライヴ。そしてそんな進化を続けるBuono!に、またひとつ新しい歴史が加わることになるだろう。2月12日に開催されるパリ公演のチケットが、なんと即日完売してしまったのだ。

2012年、Buono!人気は、日本からパリへ、そして世界へと波及していく──。

【ライヴ情報】
Buono! LIVE 2012 “R・E・A・L”
2月18日 なんばHatch(大阪)
2月25日 Zepp Tokyo(東京)

◆Buono!オフィシャルサイト
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