T.M.Revolution 西川貴教、文化庁委託事業・若手アニメーター育成プロジェェクト「アニメミライ」広報大使に就任

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文化庁委託事業として発足した若手アニメーター育成プロジェクト「アニメミライ」の広報大使に、T.M.Revolution 西川貴教が就任。1月18日(水)、ニッポン放送・imagineスタジオにて記者発表が行なわれ、この模様はニコニコ動画で生放送された。

「アニメミライ」は、昨年2011度からアニメ制作会社や放送局がタッグを組んで実施されている文化庁委託事業・若手アニメーター育成プロジェクト。実際に作品を制作することで、アニメーション業界を活性化していこうというもの。

18日に行なわれた記者発表は、文化庁芸術文化課芸術文化調査官・佐伯知紀氏の挨拶に続き、一般社団法人日本アニメーター・演出協会代表理事でありアニメ監督としても活躍しているヤマサキオサム氏が登壇。「かつては1年間のテレビシリーズを終えると若手アニメーターが育っていたが、デジタル化がすすみ、ネット上のデータのやりとりが増えて自宅で作業ができるようになったため、若手がベテランの知識や技術を学ぶチャンスがなくなっている」とアニメーターの技術の伝承の必要性を訴えた。

そしてアニメミライ広報大使の西川は、「両親が共働きだったので、小さな頃はたったひとつの友達がアニメ。道徳的な観念をアニメから教わった」とアニメ好きになったきっかけを語り、現在のアニメ業界が置かれる現状を「海外と日本のアニメに対する温度差を感じる。さらにアニメのタイトル数が増えるにつれてアジア圏で量産するようになり、日本の誇るべき技術が海外に流出。“日本が誇るアニメーション”と言いつつも、日本が技術力で世界を凌駕していこうという意志がどんどん薄れていっている。これをいかに食い止めていくのかを真剣に考えていかなければならない」と語った。

また、アニメミライプロジェクト作品を見て「こういう新しい面をしっかりと生かせる現場作りをしていきたい」「もっとガツンとした作品も見てみたい」と、今後の期待ものぞかせた。

さらにアメリカのIT企業都市シリコンバレーを例にあげ「(自分は)滋賀県の観光大使もさせていただいているので、滋賀県にアニメなどの誘致ができないか」と提案、アニメを通じて日本を元気にしたいとアピールした。

今年度の4作品(株式会社アンサー・スタジお「ぷかぷかジュジュ」、株式会社白組「しんらぷり」、株式会社テレコム・アニメーションフィルム「BUTA」、Production I.G「わすれなぐも」)は、3月24日より劇場公開されるほか、毎日放送、アニマックスなどでテレビ放送、ニコニコ動画にてネット配信、パッケージ販売も予定されている。

<T.M.R. LIVE REVOLUTION 11-12 -CLOUD NINE- TOUR FINAL>
●4月14日(土) 宮城・栗原文化会館
17:30 / 18:00
●4月15日(日) 宮城・栗原文化会館
15:30 / 16:00
チケット代¥6,500(税込)
(問)G.I.P 022-222-9999

<T.M.Revolution 15 th Anniversary FINAL>
5月12日(土) 東京・代々木第一体育館
5月13日(日) 東京・代々木第一体育館

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【通常盤】
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